風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

おめでとうと、ありがとうの花束を

朝はほんの少し涼しい気がします。
昨日「お気に召すまま」無事全公演、終了しました!
本当におめでとうございます。そしてありがとうございます。
「お気に召すまま」仙台公演に行かれた皆さんです。
MOZUさん、hi-co* さん、えんどうまーめさん、どんと晴れさん、
竹栗さん、よもぎ団子さん、りー坊さん、aquaさん、mikkyun さん。
皆さん、コメント欄、BBSに感想も書いてくださいました。ありがとうございました!
素敵な感想です。読んでみてくださいね。
そして昨日、竹栗さんが公演が終わった直後に、
携帯から、大楽が無事終了したという、コメントをくださったとき、
ちょっと泣きそうでした(笑)。
最初は前のこともあって、心配してしまって、
でもファンも小栗くんとともに成長しましたよね。
あの彼の生き生きとしたオーランドーを見て、それが答えのすべてでした。


ロックの激しい曲とともに、舞台へ駆け上がる、その風を感じましたか。
オーランドーになろうとする、時が止まるような綺麗な瞳を見ましたか。
彼の一声で、見えない幕が上がったのを、400年前の扉が開くのを感じましたか。
美しいオーランドーは、慈しむような優しさと、
逆境に立ち向かう凛々しさと、ただ真っ直ぐに恋する瞳と、
くっきりとリアルな鮮やかな黒髪のオーランドーになって帰ってきました。
アーデンの森に集う優しい人々の物語は、心に幸せの花が咲きました。
貧しい羊飼いが語る幸せは人をうらやまず、さりげなく、
でもとても敵わない幸せでした。
それぞれの一途な思いにも、心打たれました。


  恋とは気まぐれな空想でできてるもんだ
  激しい情熱と切ない羨望でできてる
  あこがれと敬意と心遣いでできてる
  謙虚と忍耐とあせりでできている
  純潔と試練と従順でできてる
・・・恋がそういうものなら、どうしてあなたに恋しちゃいけないんだ。


ロザリンド  (公爵に)この身をささげます、私はお父様の娘ですから。
         (オーランドーに)この身をささげます、私はあなたの妻ですから。
前公爵     この目が真実を映すものなら、お前はわが娘。
オーランドー この目が真実を映すものなら、あなたは僕のロザリンド。


あいかわらず立ち姿が驚くほど美しい、
正装した、ひと目で恋に落ちるに充分な綺麗な若者と、
白いウエディングドレスの可愛らしい姫君とのダンスは、
なんと溢れる幸せに包まれていたことでしょう。
シェイクスピアが小栗くんにあてて書いたのではないかと思われるほど(笑)、
まっすぐで誠実で、優しく凛々しく品があり、
ちょっぴりおバカな可愛いところもある、
小栗くんにぴったりだったオーランドーともお別れです。
「お気に召すまま」のカンパニーの皆様、本当に、ありがとうございました。
そして小栗くん、素敵な素敵なオーランドーをありがとう。
あのとき、ロザリンドへの花束を整えていたオーランドーのように、
おめでとうと、ありがとうの花束を、あなたに・・・。


小栗くん、これから少し髪は切るのかな。
さてらっきょさん、cannaさんから教えていただきました(ありがとうございます)。
「彩の国シェイクスピア・シリーズ NINAGAWA×W.SHAKESPEARE DVD BOX 4」
というDVDが出ます。amazon.co.jp に載っていたそうですが、
2007年11月7日発売予定。出演者、成宮寛貴さん, 北村一輝さん。
「お気に召すまま」初演と「恋の骨折り損」のセットではないかということです。
「彩の国シェイクスピア・シリーズ」ということなら、初演ですよね。
技術面では今回の方が当然上だと思うんですが、
初演ならではの瑞々しさ、夢のような綺麗なオーランドーだったので、
まだ少年っぽい雰囲気も見え隠れして、とにかく21歳のロザリンド、オーランドーが、
映像で見られるのは嬉しいことです。
再演の方も出てくれるとより嬉しいですよね。