風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

君の最大の欠点は恋をしていることだ

晴れたり曇ったりしています。
mayuさん、璃佳さんから教えていただきました(ありがとうございます)。
雑誌「シュシュ」にも、表紙裏に、小栗くんと、あの女優さんの写真が、
見開きになっているそうです。撮影に密着した記事もあったそうなので、
見てみてくださいね。
昨日行った本屋さんには置いてなかったので、また探してみます。
「フルチェンケータイre HP」(アンテナに入っています)に、
CMとメイキングがUPされました。あの順番で撮ったんですね。
女優さんになると目線が色っぽいなあとか、背中が綺麗だなあとか、
でもクランクアップのとき、あの顔だったので、表情がよくわかりませんでした(笑)。
CMは、旬子姫は、動くと可愛らしい感じがします。


さて先日、「お気に召すまま」のDVDを見ていて、
小栗ファンとしては、常々、蜷川さんには足を向けて寝れないと思っていて、
吉田鋼太郎さんにも、そうだなあって思いました。
また役が鋼太郎さんと重なるような前公爵という役で、
泰然として心が広くて、何もかも包み込むような包容力がある役で、
オーランドーが、以前自分に仕えていたサー・ローランドの息子とわかったとき、
オーランドーの頬へ、大きな手を添えて、彼を強く抱きしめるのですが、
その様子を見ていて、本当に、オーランドーをよろしくお願いしますって、
さらには、小栗くんをよろしくお願いしますって思ってしまいました(笑)。
この間も鋼太郎さんに抱きしめられながら、泣いたって言っていましたが、
「間違いの喜劇」の稽古中、隅っこで台本と格闘中の小栗くんに、
それとなく歩み寄ってくれたり、あの「情熱大陸」のときも、ふらっと来てくれて、
こうやって、守ってもらって、導いてもらって、本当に感謝ですよね。
蜷川さんとはまた違う同じ役者としての立場で、目をかけてもらうことは、
嬉しいなあって思います。
当然、小栗くんもそれに答えるように、努力をしてきたのだと思いますが、
やっぱりね。舞台の香りのする小栗くんがいいですよね〜。
去年は、「お気に召すまま」「カリギュラ」とあったので、
どことなくいつも舞台役者さんの雰囲気があったというか、
インタビューでも妙に色っぽかったりしましたが、まだ「ムサシ」は遠いかなあ(笑)。
本当にオーランドーは気品があって、素敵でしたね〜。
正装をしたときのひらひらと揺れる上着の裾、エナメルの靴。
ロザリンドの手をとって、優しく微笑んで、
しなやかな軽やかな、凛々しく美しいオーランドーでした。
ではこんな感じで、ひとりオーランドー祭り状態なので(笑)、
「お気に召すまま」の台詞を少し書き出していきますね。
「お気に召すまま」は本当に、素敵な台詞でいっぱいです。


オーランドー「みなさんがかつて幸せな日々を送ったことがおありなら、
        鐘の音が教会へと誘うあたりに住んだことがおありなら、
        立派な主人役のいる宴席に招かれたことがおありなら、
        まぶたの涙をぬぐったことがおありなら、そして
        人を憐れみ、人に憐れまれるのがどういうことかをご存知なら、
        私も無理強いはやめ、穏やかな手段が功を奏することを
        願って顔を赤らめ、剣を鞘におさめます。」


前公爵「君があのサー・ローランドの息子なのか、
     いま君が打ち明けた言葉は誠実そのものだし、
     私の目にはっきり映っている顔も、
     目鼻立ちから色艶まであの男に生き写しだ、
     よく来てくれた、嬉しいぞ。私は公爵だ、
     君の父親に目をかけていた。身の上話の続きは
     私の洞窟で聞かせてくれ。
     ご老人、お前も主人ともども歓迎しよう。
     腕を取って支えてやれ。さあ、君の手を、
     君の身に起こったことを残らず話してもらおう。」


ジェイクイズ「君の最大の欠点は恋をしていることだ。」
オーランドー「その欠点だけは、あなたの最高の美点とだって取り替えたくはない。」


ロザリンド「さあ、あたしを口説いて、口説いて、今のあたしはお祭り気分、
       すぐにいいわと答えるわ。さあ、あたしにどんなことが言いたいの、
       あたしがあなたのほんとのほんとのロザリンドだとしたら?」
オーランドー「何か言う前にキスしたい」


オーランドー「誰の思いだってみんなそうさ、羽が生えてるんだから。」


シルヴィアス「恋とはきまぐれな空想でできてるもんだ、
        激しい情熱と切ない願望でできてる、
        あこがれと敬意と心遣いでできてる、
        謙遜と忍耐とあせりでできてる、
        純潔と試練と従順でできてる、
        いまのおいらがそうだ、フィービーが恋しくて。」
フィービー「あたしはギャニミードが恋しくて。」
オーランドー「僕はロザリンドが恋しくて。」
ロザリンド「僕は女じゃない人が恋しくて。」
フィービー「恋がそういうものなら、どうしてあなたに恋しちゃいけないの?」
シルヴィアス「恋がそういうものなら、どうして君に恋しちゃいけないんだ?」
オーランドー「恋がそういうものなら、どうしてあなたに恋しちゃいけないんだ?」
ロザリンド「誰に言ってるんですか、どうしてあなたに恋しちゃいけないんだって?」
オーランドー「ここには居ない人、聞いてもいない人に。」


ロザリンド(公爵に)「この身をささげます、私はお父様の娘ですから。
 (オーランドーに)「この身をささげます、私はあなたの妻ですから。
前公爵「この目が真実を映すものなら、お前は我が娘。
オーランドー「この目が真実を映すものなら、あなたは僕のロザリンド。」