風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

天地人 第33回

よく晴れて、暑いですが、風が気持ちいいです。
竹栗さんから教えていただきました(ありがとうございます)。
19日深夜の「オールナイトニッポン」、ゲストは、
妻夫木くん、上地くんだそうです。
http://www.allnightnippon.com/oguri/
26日は、ナイツさんがゲストなんですね。
これは楽しみですね!妻夫木くんは初めてですよね。
上地くんとともに「天地人」のお話は、もちろん、
ロンドンに行ったときのお話も聞いてみたいです。


その「天地人」第33回、見ました。
私は好きな回でした。なにより三成さまの出番が多かったですし(笑)、
まず伊達政宗役の松田(兄)くんとのシーン。松田(弟)くんとは、
花より男子」でたくさん共演しましたが、松田(兄)くんとは初めてですよね。
対峙してもどこも引けも取らず、堂々とした三成さまでした。
私は時代劇は、特に声が大事かなと思うんですよね。
小栗くんはやはり舞台で鍛えているので、
一瞬で空気を変えることの出来る声が出せるんだと思います。
三成「それでは!秀次公と親しきこと、認められるのだな」
それから時代劇ならではの台詞回し、美しい台詞は好きです。
三成「伊達様と秀次公は、他ならぬ御仲であったこと、
    よくよくわかり申した。お答え、これにて充分でござる。
    追ってご沙汰がありましょう」
その落ち着いた凛とした言い方が、
また隙なく理知的で、三成の徹した姿勢がうかがえました。
それからは兼続との友情が、描かれることになるのですが、
三成の本当の気持ちがわかって、兼続がみつめる先の、
お拾い様の着物を整える後ろ姿、
またも家康に責められ、景勝に擁護してもらうところ、
蝋燭の火に照らされた、伏した目の睫毛の長さ、
憂いは伝わってきました。
より痩せて、少し神経質そうなところは、
あの三成の肖像画にもどことなく似てきたような、小栗くんの三成。
凛として美しく、思いを心の内に秘め、秀吉の片腕となって働く。
頑なな心は、兼続によって、少しほどかれていったような回でした。
これからの行く末を思うと、笑い合う三成と兼続のシーンは、
なんだか切なかったです。
私は正装のときの三成は、お髭も似合って、より美しいなあと思うのですが、
あの普段の紫のお着物は、もはやユニフォームのようになっていて(笑)、
せっかくですから、他の着物姿も見たいなあと思います(笑)。
梶原景季のときでさえ、もう少しいろいろと着せていただけたような?
色っぽく艶もある三成さまですので、また違うお着物で見たいですよね。