風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

摩耗せぬダイヤのごとき清い心を持っている

雨が降っています。
強い台風が近づいてきましたね。皆さん、どうぞ気をつけてくださいね。
いろいろ準備をしておいた方がいいですよね。
さて今夜の「オールナイトニッポン」、藤原くんがゲストという、
情報が入りましたが、先回、藤原くんが来てくれたのは、
2月18日深夜、第99回でした。なんとCBCラジオが工事かなにかで、
聞けないときで、ニッポン放送に合わせて聞いていたので、
ものすごい雑音でしたが(その後ダビングをしていただいて、
聞くことができました。ありがとうございます)、
そのときの会話はこんな感じ。


藤原「稽古場ではね、もうほんとにね、これほんとの話だよ。
    俺、いつも飲んだときにしか言わないけど、
    今日、改めて言わしてもらうとね。
    あなたはね。あのうほんとにね。まあ誰しもそうなんだろうけども、
    自分にないものをすごくいっぱい持ってる人なの、だからそれはね」
小栗「それはお互いさまじゃない?」
藤原「そんなことない。俺はね、今日だって思ったよ。稽古しててね。
    ああ小栗、こういう表現をするんだな、
    ここまでナチュラルに発声をするんだな、台詞を喋るんだなっていうさ、
    それってやっぱセンスだと思うよ。センスとそれはなんかわかんない、
    俺は半分の自信と半分の不安なのかなって」
小栗「それはでも一緒、一緒。だから俺は逆に言うと、
    すごく大事な台詞を言うときに、たっちゃんみたいに通らないわけよ。
    それが今の俺の課題。崩すのは俺、得意だけど。
    たっちゃんは崩すのが自分が苦手だと思っているのと同じように、
    胸張って台詞だけで相手に伝えるとかっていうときは俺、結構苦手なわけ。
    だから余計な手を入れようとして、いらねえって言われるわけよ」
藤原「でもさ、それはすごく受け入れられる瞬間もあるわけじゃん。
    たとえば小栗の芝居って、なんかほんとにさ、ラフでナチュラルにさ、
    あのう等身大、リアルを演じるわけでしょ」


二人が二人とも相手のお芝居をよくみていて、認め合って尊敬もしていて、
とてもいい会話でしたね。
藤原くんの「あなたはね」が、なんだか好きです(笑)。
今は「おまえ」になっちゃったかな(笑)。
この頃は、小栗くんの映画の宣伝で、藤原くんの話題が出て、
藤原くんの映画の宣伝で、小栗くんの話題が出て、という感じで、
二人を見る機会が多いですね。
このときも小栗くんもSっ気があるのに、その上をいく藤原くんのS気質で(笑)、
でもこの「オールナイトニッポン」が2月ですから、
今夜はもっと、毒舌が飛び交うでしょうか(笑)。
そうそう、このときは「ムサシ」の稽古中で蜷川さんからもメッセージがありました。


蜷川「小栗も竜也もですね。実は今、ムサシという芝居の稽古をしてまして、
    作品が全部あがってないんで、寄り道してる暇はないんですね。
    だから家に帰って、本を読まなきゃいけない。それからあの二人は、
    よく酒を飲んでるから、酒を飲みすぎてはいけない。
    お能の稽古をしなきゃいけない。立ちまわりの稽古をしなきゃいけない。
    台詞はおぼえなきゃいけない。
    やらなきゃいけないこと、もう山ほどあるわけです。
    で、早く帰れよ、といっても帰れないでしょうから、楽しげに遊んでいいから、
    今日は寝ないで台詞を覚えて、明日の朝11時にちゃんと稽古場へ、
    来てください。実は真面目なんですよ。あの二人が。
    ちょっと態度は生意気なんですけども、とっても真面目ですね。
    二人で競い合って、意外と仲いいんですよ。
    竜也がわざと小栗を無視したりすると、少し傷ついたふりをしながら、
    小栗が一生懸命くっついていくと。そういう関係ですね。いい関係ですよ。
    僕とは悪い関係です。意地悪ばっかり、僕はしてます。
    悪いやつですね〜。あのう頭げんこつ。
    皆さん、どうぞあの二人をひっぱたいてください。
    早く帰れよ!以上、蜷川幸雄でした」


「ムサシ」稽古中の話は、なんだか懐かしいですね。
蜷川さんの「小栗」という言い方がいつも好きだなあって思います。
今夜は藤原くんは「カイジ」の宣伝ですよね(笑)。
カイジ」出演者で、小栗くんとも共演したことがあるのは、
香川さんですね。香川さん、メッセージをくださると嬉しいですよね。
そういえば、香川さんが書いていらっしゃる「日本魅録」の中で、
こう書いてくださいました。


“小栗君と藤原君は蜷川さんが遅くに授かった天恵の双生児、
 二宮君と三人で奇跡の三つ子。”
“蜷川が小栗の何に惹かれているかと推量すれば、
 それはもう彼の「純粋さ」しかないだろうと確信できるほど、
 私が知っている小栗旬は、どこまでマスコミに売れてもどこか純な、
 決して摩耗せぬダイヤのごとき清い心を持っている、
 稀少な若者だと思うのである。”


これを読んだとき、本当に本当に嬉しかったです。
ちゃんと小栗くんの核心をついていて、わかってくださっているなあって思いました。
小栗くんの“純粋さ“は、ことあるごとに感じますね。
本当に、“決して摩耗せぬダイヤのごとき清い心を持っている稀少な若者”
大切に見守っていきたいです。
今夜、楽しみですね!