風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

運命的な出会い 原点

よく晴れました。
まず今夜の「オールナイトニッポン」のレポートなのですが、
明日はちょっと予定がありまして、更新できそうにないので、
金曜日には書けると思うのですが、よろしくお願いします。
ゲストはどなたが来てくれるでしょう。楽しみですね。
今朝は「めざましテレビ」で、久しぶりに、BUMP OF CHICKEN を見て、
ちょっと胸がいっぱいになってしまいました(笑)。
2年ぶりの新曲だそうで、ボーカルの藤原さんの声も、
すごく心に届く声なんですよね〜。とても切なくなります。
藤原さんの書く歌詞もとても好きです。
11月25日発売のCD は、きっと息子たちが買ってくると思います(笑)。


さつきさんから教えていただきました(ありがとうございます)。
彩の国さいたま芸術劇場、開館15周年ということで、
「アーツシアター通信」も、開館15周年特別記念号が出ました。
私も会員になっているので、送られてきました。
2006年1月に芸術監督に就任して4年目の蜷川さんのインタビューから始まって、
唐沢さん、白石さんらのインタビューが載っていたり、
「NINAGAWA 千の目」、これまでの足跡等、盛りだくさんの内容です。
まだ全部は読んでいないのですが、
小栗くんは、「お気に召すまま」(初演)、「間違いの喜劇」、
「ムサシ」の写真が小さく載っていて、「NINAGAWA 千の目」では、
“『カリギュラ』は僕が生きた24年の集大成です”というタイトルで、
半ページほど載っています。「情熱大陸」でも映っていた、あの小栗くんですね。
蜷川さんのインタビューは、
“プロフェッショナルなクオリティと商業的な成功と”とタイトルがついていて、
このタイトルどおり、そのバランスが難しいですよね。
最初は地元の人にさえ、知られていなかった公共劇場。
与野本町までお客さんに来てもらうのはたいへんなことなんだよ。
 夏は暑いし、冬は駅のプラットホームにビュービューと風が吹いて、
 その寒さといったら!ここに大勢の人が来てもらうには、
 どうしても行きたいと思うような魅力が必要なんです。
 その意識が、少しいかがわしさもある、
 オールメール・シリーズ(すべて男性俳優で上演するシェイクスピア劇)などに、
 つながっていった。”
そうなんです。与野本町はとても遠いです(笑)。
でもその「オールメール・シリーズ」第一弾の「お気に召すまま」初演に、
出演できたことは、小栗くんにとっても、すごく大きかったですよね。
私にとっても、初めて舞台で生の小栗くんを観た、
そして初めてシェイクスピア劇を観た、思い出深い劇場です。
この間も家族で話していて、あれが「お気に召すまま」じゃなかったら、
観に行っていなかったなあって。
以前も書きましたが、まるで運命に導かれるように(ちょっと大げさ・笑)、
小栗くんの「お気に召すまま」へ導かれていったのです。
今回は箇条書きにしてみました(笑)。
1 まず萩尾望都さんの「ポーの一族」の「小鳥の巣」、
  エドガーがロザリンドになって、「お気に召すまま」の一節を言うシーン、
  これがずっと長い間、頭の片隅にあり、
  いつか好きな俳優さんで、シェイクスピアの「お気に召すまま」を、
  観たいと思っていた。
2 ふとレンタルした映画「ロボコン」、その中に出演していた小栗旬くんという、
  俳優さん、とてもよかったので、彼のHPを調べてみた。(2004年5月)
3 なんと「お気に召すまま」出演と書かれていて(喜びと驚愕・笑)、
  ただすでにチケットは発売済。しかし「追加公演」が決定!
4 ドキドキしながら、追加公演の申し込みをしているとき、
  なかなか電話が繋がらず、もう諦めようとした私に向かって次男のひと言。
  「受付終了しました、が流れるまで頑張ってみたら」
  結局この一言が運命の分かれ道。チケット獲得(嬉しい・・・)。
5 ただ追加公演なので、夜の部、終演時間が遅く、
  ホテルに泊まることになり、一泊二日の観劇旅行に。
  これ1回だけと頼み込み(大嘘です・笑)、
  次男とともに、無事「お気に召すまま」を観劇。(2004年8月)
それからは皆さんも周知のとおり、小栗くんに溺れたまま、今に至る(笑)。
やっぱりね、あのオーランドーを観たら、溺れない方が無理です。
それもあの21歳の美しい男の子は、シェイクスピアの世界に生きていたんですよ。
シェイクスピアの作品の中で、もっとも楽しく、幸福感に溢れる戯曲といわれる、
「お気に召すまま」。
さいたま芸術劇場へ、初めて行ったあの日、初めての「お気に召すまま」、
初めてのオーランドー、初めて観た舞台での小栗くん。
もっとも楽しく、幸福感に溢れる気持ちで、新幹線に乗って帰ってきました(笑)。
やはり私の中での小栗くんの原点は、舞台なんだと思います。
皆さんの小栗くんとの運命的な出会いは、小栗くんの原点はどんなものでしょう。
その原点、大切にしたいですよね。
そして私はまた是非、シェイクスピアの世界で生きる小栗くんを観たいです。


オーランドー「ここに懸かってろ、俺の歌、俺の恋の証人だ。
        三つの冠を戴く夜の女王よ、見ていてくれ、
        その清らかな目で、蒼ざめた天の高みから、
        あなたに仕える美しい狩人、俺の運命を支配する人の名を。
        ああ、ロザリンド、この木々が俺の手帳だ、
        その幹に思いの丈を彫りつけておこう、
        そうすれば、この森に住むすべての者の目が、
        いたるところであの人の美徳の証を見ることになる。
        走れ、走れ、オーランドー、木という木に刻みつけるのだ、
        たとえようもなく美しく清らかなあの人の名を。」


ロザリンド(公爵に)「この身をささげます、私はお父様の娘ですから。
(オーランドーに)「この身をささげます、私はあなたの妻ですから。」
前公爵   「この目が真実を映すものなら、お前は我が娘。」
オーランドー「この目が真実を映すものなら、あなたは僕のロザリンド」