風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

繊細な愛しい役

小雨が降っています。
kei さんから教えていただきました(ありがとうございます)。
【 BBS 】より。「さんまのまんま」、とっても格好よかったそうですよ。
関東地区は、18日放送ですね。見てみてくださいね。
こちら東海地方は、今のゲストの状況から推測すると(笑)、
ものすごく先のような気がします。楽しみに待ちたいと思います。


キツツキと雨」ネットでいろいろなインタビューがUPされていますが、
今日はこちら。
【「キツツキと雨」役所広司、小栗旬、沖田修一監督インタビュー 】


Q 役所さんも、小栗さんも、映画の撮影現場には「慣れていない」という役どころです。逆に新鮮だったのでは?
役所 「確かに新鮮でしたけど、今までの映画でもロケ先の地元の方たちがエキストラとして出てくれたのを、何度か体験しています。そういう人たちがいきなり芝居をつけられて、戸惑う姿は何度も見てきましたから、そういうものを参考に慣れない雰囲気の芝居をつくってみました(笑)。」
小栗 「僕も幸一のように新鮮な気分になれたのは、地元のエキストラの方々とのシーンでしたね。ゾンビの集団が丘の向こうから現れるんですが、僕や役所さんが現場に着いたときはすでに練習が終わっていて、いきなり彼らがドーッと押し寄せてくるシーンを目の当たりにして、もう面白すぎて(笑)。幸一の気持ちとシンクロして感激しちゃいました。地方に来て映画を撮る喜びを、毎日かみしめていた気がします。」
役所 「都会でロケしていると、結構迷惑がられることもありますが、地方へ行くと、映画に出ることを恥ずかしがりながらも素直に楽しんでくれる人が多い気がします。気持ちに余裕があるんじゃないでしょうかね。」


Q 役所さんと小栗さんは、共演者として今回の印象は?
小栗 「出来上がった映画を観ても、(役所が演じる)克彦さんがおちゃめでかわいらしいんですが、現場での役所さんも本当にそのまんまの人でした。もっと厳しいイメージもあったのですが、克彦さんと同じで、常に楽しませてもらったし、時には相談に乗ってもらいましたよ。」
役所 「そういえば雑談しながら、「役者としてこれからどう仕事していくべきか」なんて話題にもなったよね。小栗くんは仕事に対しまじめで、現場の雰囲気を大切にする大人です。一緒に芝居をしていて本当に楽しかった。」
小栗 「それは役所さんも同じですよ。でもそんな役所さんのゾンビメイクを見られたのは、今回の貴重な思い出です。記念に、ゾンビの役所さんと一緒に写真まで撮らせてもらいました(笑)。」


役所広司小栗旬といえば、現在の日本映画界の顔ともいえる存在。そんな二人が、穏やかな表情で撮影現場を振り返る様子から、この「キツツキと雨」での経験を素直に楽しんだことが伝わってくる。初めての撮影に戸惑う新人監督と、映画の現場なんて全く知らない林業の男。年齢も、働く環境も違う彼らに育まれたきずなを、役所と小栗も現場で共有したのかもしれない。彼らの魅力を最大限に引き出した沖田修一監督は、取材中は終始、照れくさそうな表情だったが、二人の満足げなやり取りから、作品への手応えを静かに実感しているようだった。


役所広司小栗旬といえば、現在の日本映画界の顔ともいえる存在。”
“年齢も、働く環境も違う彼らに育まれたきずなを、
 役所と小栗も現場で共有したのかもしれない。”
“彼らの魅力を最大限に引き出した沖田修一監督”等、
読んでいていろいろ嬉しかったです(笑)。役所さんの小栗くんへの言葉も、
嬉しいですし、たくさんお話できたみたいでよかったですね。
でも本当に役所さんと共演できてよかったです。
なんとなくですが、小栗くんはベテランの方とするお芝居の方が、
力を引き出してもらえるような気がします。
天地人」のときの笹野さんの秀吉と小栗くんの三成、
歸國」のときの八千草さんと小栗くんとか、
この頃、主役が多くて、やはり責任感が強い人なので、
いろいろと背負い込んで頑張らなくてはいけない立場で、
でもこうやって、「キツツキと雨」で役所さん、監督さんと宣伝してまわる姿を見ると、
末っ子らしい甘えた部分や、いい具合に力が抜けていて、ナチュラルで、
とてもいいなあと思います。可愛い小栗くんですよね(笑)。
そして繊細な役の小栗くんの方が、やはり私は好きなんですよね。
まわりを受け止める役よりも、受け止められてもらえる役というか、
久々にそういう役を見ることができて、とても嬉しかったです。
今年30になるからとかあまり構えず(笑)、
もっと若い役も繊細な役もどんどん演じてほしいと思いました。
繊細な役はより愛しいなあと思ってしまいます(笑)。