風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

南波六太 日々人兄弟

晴れましたが、少し寒い日になりました。
【 宇宙兄弟 ツイッター 】より。アニメの六太の、
声優さん(ワンピース・サンジやジョニーデップの声も担当されていますね)が、
宇宙兄弟」の感想を書いてくださっています。
【 平田広明と583系月光の旅 】
“拝啓 小栗旬様”というタイトルも内容も凄く嬉しいです!
“六太は大変難しい役ではなかったかと拝察致しますが、
同じ様に彼に共感する人間の一人として、大いに勇気を頂きました。”
小栗くん自身も、読んでいるといいですね。
ムッタの声優さんからこういうことを言ってもらえて、
本当に嬉しいと思います。よかったですね。


9日に放送されたラジオ「SCHOOL OF LOCK!」
そのときの様子が詳しくレポートされています。
9日のところをクリックしてみてください。
【 SCHOOL OF LOCK!HP 】
ずっと下の方を読んでいくと、小栗くんと岡田くんが黒板に書いた文字の、
写真が見られます。
岡田くんは「一歩」、小栗くんは「兄弟ってなんか良いね」
小栗くんの字は個性的?(笑)ですが、でもなんだかこちらに、
喋りかけてきそうな字で、私は好きです。
「兄弟ってなんか良いね」という言葉もいいですね。
その「兄弟ってなんか良いね」という映画をまた観てきました!


宇宙兄弟」2回目の鑑賞です。
今回も家族連れが多かったです。そしてまた涙がたくさん流れました(笑)。
やはりどうしても母親目線で観てしまうんですよね。
私のところも、男の子二人兄弟で、弟がお兄ちゃんの後をいつも追いかけて、
二人楽しそうにしている姿をずっと見てきたので、
まさに「兄弟って良いね」というシーンがたくさん重なります。
そしてなんだかいろいろと考えてしまいます。
もう長男は社会人、次男は大学生ですが、
二人の夢の邪魔はしていなかっただろうかとか、
つい安定な方、安心な方を薦めてしまいがちで、
夢の芽をつんではいなかっただろうかとか。
映画では六太と日々人のお父さんとお母さんは少し出てくるだけですが、
でもさりげなく温かく明るく背中を押して、見守ってきたのがわかります。
そんなお父さん、お母さんに見守られながら、
遥か宇宙へ思いを馳せていた兄弟。
あのムッタ少年とヒビト少年の可愛らしさといったら、
そしてそのまま大きくなると、小栗ムッタと岡田ヒビトになるのだなあと、
ものすごく納得してしまう人選で、素晴らしいですよね。
ムッタ少年と大人のムッタが、ちゃんと繋がっていて響き合っていて、
それでより愛しさが増します。
オープニングの映像も格好いいです。ロケット打ち上げのシーンは凄い迫力です。
音楽も格好いいです。
それから今日は本当に、小栗くんがムッちゃんで岡田くんがヒビトで、
よかったなあと思いました。二人は演技力がありますしお芝居も合う気がします。
内容的にも気持ちのいい映画なのですが、
お芝居的にも、小栗くん、岡田くんはもちろん、
井上さん、麻生さん、堤さん、塩見さん等、
皆さん上手な役者さんが揃っていたので、
いい演技は気持ちのいいものだなあと思いました。
彼らの演技力のおかげで、この短い時間の中でも、それぞれの人となりは、
しっかり伝わってきました。
何より小栗くんの繊細な演技を心に響く演技を観ることが出来て、
本当に嬉しかったです。
いろいろなシーンで心打たれました。
ではここからはまたネタばれを含みますので、読みたい方だけお願いします。







小栗くんのムッちゃんについて、まずあのロケット打ち上げのとき、
「行けー!」と言ってから、目からひとすじの涙がこぼれます。
あの涙に「はっ」としてしまいます。
弟が宇宙飛行士として乗っているロケットを見上げる複雑な気持ち、
でもあの長い長い雲の先を見つめる思いには、
どこかふっきれたというか、前向きな光が差してきて、
その涙なんだと心動かされます。
宇宙飛行士試験の最終日、きっと「グリーンカード」のことを言おうとして、
でも「ムッちゃん」という幼い自分を呼ぶ幼いヒビトの声、
「UFO を見たことがあるんです」と言ったときのムッタの気持ち、
ここからだいたい最後まで私は泣いています(笑)。
だって「グリーンカード」のことを言ったら、失格だったから、
ムッちゃん、宇宙飛行士を諦めないでいてくれたって、
ヒビトとの約束を守ってくれたって、
その後、みんなの宇宙への思いを聞くムッちゃんの表情がまた優しくて優しくて。
それから試験が終わった後、眩しい太陽にかき消されるような、
白く薄く儚くも見える月に向かって走るムッタ。
あまりにも遠い距離にいる二人。胸が詰まります。
もう小栗くん、素晴らしいですよね。胸に迫る演技だと思います。
でもそのときヒビトも幼いムッタの声に、再び目を覚まし、
美しい美しい地球に、そこにいる兄ムッタに勇気をもらいます。
そしてムッタ少年、ヒビト少年の楽しい日々、宇宙のそれぞれの出来事、
それらの映像が畳みかけるように流れていって、バックにシガー・ロス
宇宙服姿の眩しく誇らしい二人。宇宙が大好きだった二人。
ムッちゃんとヒビト、二人で叶えた夢なんだなあって思います。
夢を持つって素晴らしいなあって素直に思えます。
エンドロール、コールド・プレイの曲が流れる瞬間に、
小栗旬」「岡田将生」の文字がクロスするように、
シュッて表われるのも凄く好きです。格好いいです。
高揚感のあるコールドプレイの曲を気持ちよく聴いて、
素敵な映画だったなあ、素敵な兄弟だったなあって、
前向きな感情に心がいっぱいになって帰ってこられる映画だと思います。


「よし、そしたらヒビト、約束だ
 俺たちは2人で宇宙飛行士になるぞ
 2人で一緒に宇宙に行こう!」