風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

キスシーン 舞台篇

晴れました。空にはうろこ雲、秋らしく爽やかです。
さて「キスシーン 舞台篇」って直球なタイトルなんですが(笑)、
昨日、ネットをウロウロしていたら、
キスをする箇所の意味について、書かれていました。
こんな感じ(笑)。


髪:::思慕    額:::祝福 友情   瞼:::憧憬
耳:::誘惑    鼻:::愛玩       頬:::親愛 厚意
唇:::愛情    喉:::欲求       首筋:::執着
腕:::恋慕    胸:::所有       背中:::確認
掌:::懇願    手の甲:::敬愛    指先:::賞賛    
腹:::回帰    腰:::束縛       腿:::支配
脛:::服従    足の甲:::隷属    爪先:::崇拝


他の説もあるかもしれませんが、結構納得する意味が、
書かれていますよね。
最近では徹と真琴の幸せな微笑ましいキスがありましたが、
鳥飼くんは年上の美しい女性から、その細くて長い指先に、
ひとつひとつ、キスされてほしいなあとか(ちょっといやらしい・笑)、
でも指先のキスは賞賛になっているので、それだとちょっと違うかな。
ということで、小栗くんが演じた中でどんなキスがあったかなあと、
今までの記憶を辿りながら、書いてみようと思います。
まずは舞台篇。舞台、結構あります(笑)。


<額:::祝福 友情>
「間違いの喜劇」
家族が再会する感動的なシーン。
父親役の鋼太郎さんが小栗くん演じるアンティフォラスを、
強く抱きしめながら、額にキスをします。
とても愛しいなあという感じが伝わってくる、
鋼太郎さんは公私ともに小栗くんを可愛がってくださっていたので、
そのことも重なって心温まるシーンでした。
額にキスは祝福ということで、最後の祝福のシーンでしたね。


<手の甲:::敬愛>
実は小栗くん、手の甲にキスされたことがあるんですよ(笑)。
「間違いの喜劇」で、双子のアンティフォラス(弟)が、エイドリアーナに、
みつかり、自分の夫(エイドリアーナの夫はアンティフォラス兄の方)と、
間違われ、言い争いになるシーン。
どさくさにまぎれて、アンティフォラスは召使いのドローミオに、
手の甲にキスされます。はっとしてすぐ振り払うアンティフォラスでしたが、
ドローミオが本当に愛しそうにキスをしていて、
そのシーンが可愛くて、蜷川さん、ありがとう!って思いました(笑)。
だいたいは女性の手の甲に男性がキスをするというシチュエーションが、
多いと思うのですが、
この23才のそれはそれは美しいあのときの小栗くんだから、
蜷川さんが思いつかれたのだと思います。
手の甲は敬愛を意味するそうで、ドローミオの気持ちも伝わってきて、
本当に可愛らしいシーンでした。


<唇:::愛情>
ハムレット
最後、藤原くん演じるハムレットへキスをする小栗くん演じるフォーティンブラス。
ハムレットの思いを受け取るフォーティンブラスでした。


「お気に召すまま」
シェイクスピア、オールメールシリーズ第1弾で、すべて男性が演じます。
オーランドーは小栗くん。ロザリンドは成宮くん。
オーランドーとロザリンドの結婚式での幸せな幸せなキス。
そっと甘く可愛らしく、ロザリンドがオーランドーの唇についた口紅を、
その指で優しく拭ったりして(笑)、
すべての人々が、ひとり残らず、幸せになれるエンディングでした。


「偶然の音楽」
奔放でとても魅力的なでも儚いポッツィを演じた小栗くん。
可憐な娼婦を抱き上げて、なだれこむように二人戯れて、
キスをして・・・。
宴の後、投げ出されるように横たわる彼の美しい背中も、
その後の運命を思うと哀しかったです。


「間違いの喜劇」
こちらもシェイクスピア、オールメールシリーズ。
最後のダンスシーン。赤いリボンを含みながらの、
小栗くん演じるアンティフォラスとエイドリアーナのキス。
色っぽかった。その赤いリボンをふたりが引っ張り合いながら、
ゆっくりゆっくり、優雅なダンスが始まります。
ねじを巻いたオルゴールのお人形たちが踊っているかのように、
アンティフォラスとエイドリアーナの指先が絡みあい、
夢のような幸せなダンスでした。


「タイタス・アンドロニカス」
小栗くんはエアロン。タモーラ麻実れいさん。
エアロンは悪事をそそのかすことに長けていて、
そのことを喜ばれて、思わず男性からキスをされたり、
なにしろタモーラの愛人役だったので、深い森で、タモーラとの情事。
タモーラはエアロンのその銀色の髪に触れ、頬に触れ、
口づけをし、馬乗りになり、戯れる。
イギリスで「impossibly beautiful」と絶賛されたエアロンでした。


カリギュラ
小栗くん演じるカリギュラと、若村さん演じるセゾニアとの、
キスシーンはあったと思うのですが、それほど重要なシーンではなかったです。
カリギュラはそのセゾニアからも、横田さん演じるエリコン、
勝地くん演じるシピオン、長谷川さん演じるケレア、
皆から形は違えど、愛を注がれていたのに、
その愛を少しでも受け入れることは、
若いカリギュラには、屈辱だったのでしょうか。
でも苦しくなるくらい切なく愛しいカリギュラでした。ハラハラと涙は落ちました。


時計じかけのオレンジ
ロドビコ療法後の小栗くん演じるアレックス。
同性愛者の男性が近づき、
わざと靴を踏んだり、無理やりキスをしたりします。
あんなに悪事を働いていても、こうなってしまうと可哀想なアレックスです。
でもまた復活しちゃうんですけどね。
あのマーティとはキスはなかったですよね?(笑)
まさかのスタンドマイクで歌うシーンもあり、
狂乱、饗宴、第九、騒がしくも幻のような、
優雅でエレガントなお辞儀をする美しいアレックスでした。


舞台は私は「JOKER」は見ていないのですが、
「ムサシ」「髑髏城の七人」以外は、
小栗くん、キスシーンがあったんですよね。
でも「ムサシ」でも、
「そういえば小次郎どのは、ばかにご様子がおよろしい。
想い女の五、六人、いない方がおかしいな」という、
台詞(当て書きでしたよね)があったくらいでしたから、
キスシーンを作りたくなっちゃう俳優さんなんだと思います(笑)。
また舞台でキスシーン、いえいえ舞台を(笑)、
観たいなあと思います。
そろそろシェイクスピアで、蜷川さん、お願いします!
キスシーン、映画篇、ドラマ篇も、また書いていきたいと思います。