風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

稽古場で迎える誕生日

秋晴れです。朝は随分冷えました。
さて今日は何を書こうかなと思った場合、
過去の同じ日にちを調べたりします。
2006年10月17日、2007年10月17日、2008年10月17日・・・
今日は、2007年10月17日の記事から、
「NINAGAWA STUDIO」というサイトについて書いていました。
カリギュラ」稽古中、ちょうど10月15日が蜷川さんのお誕生日で、
その写真と、
私の大好きな蜷川さんと小栗くんが寝っ転がっている(笑)写真があります。
まだ見ることができます。


【 NINAGAWA STUDIO 稽古場で迎える誕生日 】
“2007年10月15日 蜷川さんの72歳の誕生日を「カリギュラ」の稽古場にて、
スタッフ、キャストでお祝いしました。
プレゼントは、特注NINAGAWAライトとみんなの寄せ書き。
稽古前のサプライズでした。
この日、小栗旬君、勝地涼君のシーンで、すごく良い芝居が行われ、
これもまた演出家へのプレゼントのようでした。
気持ちよく稽古が終わった後、
翌日の準備をするスタッフを見つめながら、
小栗君となぜか寝っ転がって語り合う蜷川さん。
稽古場が心地よい場所なのでしょう。
明らかに、仕事(芝居)の話をしてるのに、
「遊んでるんだ」なんて表現も、蜷川さん、ならでは。”


この寝っ転がっている二人の感じがとても好きです(笑)。
蜷川さんは肘をついて、小栗くんの方を見ていて、
小栗くんは、両手を頭の上にして、天井?を見ながら、話しているのでしょうか。
小栗くんはのびのびと無遠慮で(でもやることはやっていると思います・笑)、
それを面白がって、可愛いなあと思っている蜷川さんがいて。
蜷川さんと一緒にいるときは特に独特の空気が流れているような気がします。
凛として深く、上質な空気。
でも温かさもあって、包みこむ優しさもあって。
小栗くん自身もこの空気の中へ身を置くことが、
厳しい中にも、とても楽しそうに感じます。
このときはこうしてあの「カリギュラ」に向かって行ったんですよね。
2007年10月15日で、72歳のお誕生日と書かれているので、
今年、10月15日を迎えて、蜷川さんは78歳。
本当に早く一緒にお仕事してほしいですよね。
情熱大陸」のDVD に収録されている「千の目」での蜷川さんの言葉。


「小栗は本来、ハムレットをやるべき俳優であり、ロミオをやるべき俳優」
「僕は小栗にサブカルチャーをやらす気はない」
「あるいは風俗的な匂いがするところから、それはテレビで結構、
  僕は引き離そうと」
「小栗にもっとすごい俳優になってほしいから、与えたハードルです」


本当に蜷川さんの言葉に応えるべく、しっかり芸術を担ってほしい。
そして蜷川さんの言葉に応える場が与えられますように。
また古典の台詞を語る驚くほどせつなく美しい小栗くんを観たいです。