風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

東京サクラグランプリと審査員特別賞

雨が降っています。
先日、2013年の東京国際映画祭の各賞の発表がありました。
【 第26回東京国際映画祭、グランプリは満場一致でスウェーデンの青春映画 】
第26回東京国際映画祭が25日に閉幕し、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズでのクロージングセレモニーで各賞の発表と授賞式が行われた。最高賞にあたる「東京サクラグランプリ」に輝いたのは、スウェーデンの『ウィ・アー・ザ・ベスト!』(ルーカス・ムーディソン監督)。コンペティション部門の審査員長であるチェン・カイコー監督は「満場一致での結果」と選考に満足げな表情。コンペ部門に出品された『ほとりの朔子』『捨てがたき人々』は無冠に終わっている。


2011年は「最強のふたり」が東京サクラグランプリ、
キツツキと雨」が審査員特別賞でしたよね。
そのときの記事とインタビューです。


第24回東京国際映画祭が10月30日(日)に閉幕し、フランス映画『最強のふたり』が最高賞の「東京サクラグランプリ」を獲得。日本から出品された役所広司小栗旬が共演している『キツツキと雨』は審査員特別賞に輝いた。
唯一の邦画コンペティション出品作となった『キツツキと雨』は「僅差の2位」(審査員キース・カサンダー)でグランプリ獲得はならずも、審査員特別賞に。受賞が発表されると会場は大きな拍手に包まれた。


審査員のキース・カサンダーさんが登壇し、「残すところあと2作です。非常に接戦でした。この賞が実質2位になります」と、審査員特別賞を発表しました。「ほぼ1位です。すばらしい作品です。若い、日本の監督です」と発言したところで、場内からは大きな拍手が起こりました。壇上には、『キツツキと雨』の沖田修一監督が呼び込まれます。沖田監督は「TIFFコンペティションに日本映画が1本しか出品されないということは、大きなプレッシャーでした。周りからは『頑張ってください』と言われるんですけど、『映画はもう完成しちゃってるから頑張りようがないよなあ』と……(笑)。それでも上映が本当に楽しみでした。お客さんが笑ってくださったという話を聞くととても嬉しくて、それだけで十分だと思いつつも、こういう場に来るとやはり無心ではいられませんでした」と、受賞までの落ち着かない心情を吐露しました。その後は映画製作に関わった人たちに感謝を述べようとするもうまくまとまらず、「えーーーーーー、ありがとうございました(笑)。またここに帰ってこられるようにがんばります」と今後の映画製作への意欲を表しました。


若手とベテラン、日本映画が誇る2大俳優を演出した沖田監督は、「どちらの俳優が仕事しやすかったか?」の質問に、「役所さんも小栗さんも、どちらも脚本をすごく気にしてくれる方で、2人ともやりやすかった」と回答。「(映画監督という)自分の経験は反映させているが、25歳の映画監督という、これまでにないキャラクターを意識して作っていった」と、ゾンビ映画の撮影に奮闘する新人監督と撮影にかり出される60歳の木こりの交流というストーリー作りの内情を明かしました。


小栗旬 受賞コメント
「うれしい!…けどグランプリがよかった、接戦だったと聞いたので…。でも僕は映画祭に参加してお客さんが喜んでくれている姿を直接見られたので、それだけで満足です。」


沖田「みんなでひとつの物を創り上げていく。
    そういう<幸せな時間>を描けたらいいなというのが、最初の発想です。 」
役所「監督にはいろいろこだわるポイントがあるんですよ。
    だから「なんだかわかんないけど、もう1回」というのがけっこうあって。
    すると、僕と小栗君は、「監督、何が違うのかなぁ」と思いつつ、
    手探りでいろいろ試していく。
    そうしているうちにOKをもらっていく感じでした。
役所「沖田監督の場合、昔の監督の感じがして、
    「ああ、映画を撮っているなぁ」という実感がありました。
    それに完成品は、僕たちは台本を読んでいるし、
    演じているから先の展開もわかって見ているわけですが、
    それでも監督の世界観と空気感が出ていると思いました。
    あとは、お客さんが入って、より生き生きしてくる映画なんじゃないかと。
    初めて見た、次の展開の予測がつかないお客さんの笑い声なり、
    ハッと息を止める感じなりが注ぎ込まれて、
    より生き生きしてくる映画だと思いますよ。」
小栗「そう、じつにチャーミングな作品に仕上がったと僕も思います。」


当時東京国際映画祭に参加した小栗くんの写真も見ることができます。
【 華やかに開幕 第24回東京国際映画祭 】
【 華やかに開幕 第24回東京国際映画祭 】
【 華やかに開幕 第24回東京国際映画祭 】


このときの小栗くん、好きです。
すっきりとした髪と正装がよく似合って、長身ですらりとして素敵ですよね。
役所さんに甘える?感じも(笑)可愛いです。
この間、「最強のふたり」を観て、この作品と争ったことを、
納得したり、誇らしかったり、「キツツキと雨」も良い作品でしたよね。
小栗くんはチャーミングな映画と言っていますが、
最強のふたり」も「キツツキと雨」もチャーミングな映画だと思います。
名古屋に舞台挨拶に来てくれたときも忘れることができません。
とても小さな映画館だったので、とてもドキドキして、
それがちょうど鳥飼くんを撮影しているときだったので、
細身で綺麗でナチュラルで、それはそれは素敵な小栗くんだったんですよ。
映画にも感動して、小栗くんにも感動して、
素敵な一日になりました(笑)。
また「キツツキと雨」観てみようかな。