風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

空想カレンダー

秋晴れです。ぐっと気温が下がってきましたね。
山りんさんから教えていただきました(ありがとうございます)。
こちら東海地区では放送されなかった、
「2014秋ドラマ豪華キャスト差し入れリレー」をYouTube で見ることができます。
小栗くんとさとみちゃんの掛け合いを見ることができて、
とっても楽しかったです。最後の「信長協奏曲」チームへのクイズも、
高嶋さんがいい味を出して、可笑しかったですよ。
全国放送してほしかったですよね。
さて毎年、空想カレンダーなるものを書いているのですが、
小栗くんは、オリジナルカレンダーというものが今まで発売されていないので、
来年のカレンダーが出始める頃、その年の役で、
月々を飾るという形で、空想カレンダーと銘打って書いています(笑)。
今回は「信長協奏曲」のサブローくんを見てから書こうと思っていて、
第1話の放送が済みましたので、サブローくんも加えて書いていこうと思います。


空想カレンダー


1月 サブロー・信長(信長協奏曲
    明るく素直なサブローで幕開け。天下を獲るぞー。


2月 明智光秀信長協奏曲
    明智光秀を名乗っちゃうんだ。サブロー信長への屈折した思いが楽しみ。


3月 マクマーフィ(カッコーの巣の上で
    圧倒的な存在感。お調子者でパワフルで、後に哀れで、
    しかし皆の希望の光のようなマクマーフィでした。


4月 たけのこのだし炊きご飯を作る小栗くん
    春の季語たけのこ。ひと口めからもうおかわりのことで頭がいっぱいだ。
    のり、たまらん。


5月 桃太郎(ペプシネックスゼロ)
    スタイリッシュな犬、キジ、猿を引き連れて、
    スタイリッシュで格好いい桃太郎は海を渡る。いざ、鬼が島へ。


6月 金子直吉(お家さん)
    情に厚く明るく前向きで何よりパワフルな直どん。
    お家さんとの恋人より深い絆に心打たれました。


7月 ルパン(ルパン三世
    赤いジャケットを翻し、細身で軽やかでチャーミング、
    世紀の大泥棒、ルパン三世ここにあり。


8月 ルパン一味(ルパン三世
    ルパン、次元、五ェ門、そしてふ〜じこちゃ〜ん!
    彼らが手を組めば、世界のお宝はすでに手中に。


9月 鶏ときのこのだし炊きご飯を作る小栗くん 
    秋はきのこの季節。おこげよーし。茶碗の中の小宇宙。
    たまご〜。


10月 市倉班(BORDER)
    市倉班長、石川安吾、立花雄馬、比嘉ミカ。
    良いチームでした。皆が安吾へ愛を注いでいたのに。
    「ヒーローは必要だ。だがな、強すぎるとヒーローは怪人と変わらないんだ」


11月 裏社会の皆さん(BORDER)
    サイくん、ガーくん。赤井さん。便利屋スズキさん。
    ちょっぴり(かなり?笑)変な人たちだけど、
    でも皆、安吾のことを思ってくれていたんだよ。
    「本物のヒーローは誰の命も奪わない」


12月 石川安吾(BORDER)
    長身のすらりとした身体を黒いスーツに包み、
    哀しみを湛えた瞳、無念の涙とともに、彼は境界を越えてしまった。
    「少し前まで、すべては単純だったんだ。犯人がいて、それを俺が捕まえる。
    それだけでよかった。でも今は違う。
    いろんなものが見えすぎて、すべてが複雑になった」


他にも少し出演したものや、ナレーションもありましたが、
今回はこの12ヶ月で、一目でわかりますが今年は「BORDER」押しです!(笑)
まだ「信長協奏曲」を1話観ただけなので、
これからサブロー信長も愛しくなってくるかもしれませんが、
とにかく石川安吾くんが愛しかった。
ドラマも良質で大人のドラマでこういうドラマに小栗くんが出演していることが、
本当に嬉しかったです。
めぐさんも2日のコメント欄に書かれていますが(ありがとうございます)、
「BORDER」BOX のブックレットでの金城さんの言葉がまたとても嬉しくて、
感動しました。


ー作品を通して、小栗さんの石川ぶりはいかがだったでしょう?
金城「この作品を語るとしたら、やはり小栗さんの演技に尽きるんじゃないかと思います。もちろん、ほかのキャストの皆さんも素晴らしい演技をしてくださいましたが、その中でも小栗さんの鬼気迫る迫力はすごかった。撮影中も、セリフに関してメールなどでやり取りをしていたんですが、すごく深く考えて質問してきてくれましたし、実際、脚本以上のことを表現してくれました。今考えれば、この作品の勝負どころは、役者の入れ込み具合にかかっていたんじゃないかと思います。俳優がどういう思いでやっているか、それは必ず画に出る。精神論は好きではないんですが、その魂みたいなものが視聴者の皆さんに伝わったんじゃないでしょうか。」


ここまで言ってもらえて、小栗くんも役者冥利に尽きますよね。
小栗くんの「BORDER」での演技、本当に素晴らしかったです。
あまりにも惹き込まれるので、なかなか見返せないくらい(笑)。
そして私としては脚本がしっかりしていることは、
こんなにも気持ちがいいものかと思いました。
安心して物語に没頭できて、充分感じ取れて、
しかも小説も書かれる方なので、台詞も惹かれる言葉が多く、
役者さんたちの演技とも相まって、素晴らしいドラマでした。
かつ凄く雰囲気のあるドラマでしたよね。そこもとても好きでした。
クオリティの高さでいえば、小栗くんが出演した連続ドラマで、
一番質の高いドラマだったと思います。
ではその惹かれた台詞、切ない台詞を少し書きたいと思います。
愛しい石川安吾くんへ。「BORDER」というドラマをありがとう。


立花「撃たれたときの夢か?」
石川「なんでわかった」
立花「俺の目が節穴だとでも思っているのか」
石川「思ってた」
立花「頭の中に弾が入っているうちはその夢から逃れられないんじゃないのか。
    たぶんお前が思っているより人生は長いぞ。
    弾を取り出すなら早い方がいいんじゃないのか。・・・なんだよ」
石川「お前、いいやつだな」
立花「今頃気づいたのかよ」
石川「ああ、たった今」


比嘉「痛かったら子供の時みたいに泣いていいんだよ。
    ただひたすら我慢して痛みに慣れてしまうと、
    本当に大切なところが痛み始めても気づけなくなるから」


市倉「お前のためを思って言ってんだ!・・・わかってくれ」


赤井「どうかしましたか」
石川「どうもしない」
赤井「そうですか」
石川「絶対的な悪はこの世に存在すると思うか」
赤井「随分と哲学的な問いかけですね。即物的な私にはよくわかりません」
石川「茶化さないでくれ。本当に知りたいんだ」
赤井「存在するでしょうね。
    これまでの人生で何度か絶対的な悪と呼べそうなものを見てきました」
石川「それに勝つためにはどうすればいい?」
赤井「私ならそもそも戦いません。絶対的な悪に勝つためには、
    絶対的な正義にならなくてはいけない。
    つまり、コインの裏表になるということです。
    傍から見れば、同じものに見えるということです」
石川「じゃあどうすればいい。黙って見逃すのか」
赤井「相手がしくじるのを待つんです。じっくり、腰を据えて。
    その間に戦う知恵も必ず増えてきます。とにかく焦らないことです」
石川「その間にいくつもの生命が消えていってもか?」
赤井「消えていくものを必要以上に儚んではいけません。
    あなたの魂がすり減ってしまいますよ。運命だったと思って諦めるんです」
石川「俺が撃たれて生き返ったのも運命だろう。
    だとすると、それに従わなきゃならない。ありがとう」
赤井「石川さん、近々ビジネスは抜きにして酒を酌み交わしましょう」
石川「ああ。楽しみにしてるよ」