風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

信長協奏曲 最終回

よく晴れました。
まず、先日、初めて「第九」を生で聴いてきました。
ベートーヴェンってすごいなあと感動しつつ、
時計じかけのオレンジ」をついつい思い出し、
特に第二楽章はアレックスがちらついてちらついて(笑)、
また舞台をしなやかに美しく駆け抜ける小栗くんを観たいなあと、
より一層思いました。
しかし「第九」は凄くパワーのある曲ですよね。
アレックスが心酔する理由が改めてわかった気がします。


来年1月3日に小栗くんがナレーションをする番組が放送されます。
【 独占!長嶋茂雄の真実 】
この系列の番組は小栗くん、レギュラーのように、
ナレーションを任せてもらっていますね。楽しみです。


さて「信長協奏曲」の収録後、休む間もなく「ウロボロス」の収録という、
小栗くんですが、【 ウロボロス ツイッター 】には(段野)として、
小栗くん自身が呟いてくれています。
「BORDER」と同じですね(笑)。呟き、とっても楽しみです。
竜哉の写真もUP されていますね。
ソレイユさんもコメント欄に書かれていますが(ありがとうございます)、
とっても格好いいですね〜。
ウロボロス」は本当に楽しみにしています。


そして「信長協奏曲」の最終話を観ました。
ああ、やっぱり小栗くんが演じて語る「大好きだよ」は、
最強だなあと思いました(笑)。
帰蝶ちゃんとのシーン、とてもよかったですよね。
「大好きだよ」は単純な台詞なのに、
その六文字以上のたくさんのたくさんの思いを受け取ることができました。
こんな僕に今までありがとう、本当に本当に大切に思っていたよ、
愛しくて愛しくて、楽しくて安心して、
だから「さよなら」を言う前に・・・。
そんな溢れる思いをたった六文字の「大好きだよ」という言葉に乗せて、
小栗くんは表現してくれました。
とても心に響いてきて、胸がいっぱいになってしまいました。
このドラマ版「信長協奏曲」ではサブロー信長と帰蝶とのシーンが、
一番好きでした。
それから浅井長政とのシーンも見応えがありましたね。
長政役の高橋さんは、蜷川シェイクスピアにもよく出演されている方で、
インタビューにはこう書かれていました。
「小栗さんとは、以前から面識はあるんですけど、なかなか芝居でご一緒する機会がなかったんです。今回は、がっつりと絡んだ芝居が出来るので、楽しみにしていました。とても真面目で主役として責任感を強く持っている方なので、僕もできるだけお力添えしたいですね。また、作品全体、1人1人の役柄からも物事を見られる方でもあります。その上に、その場の雰囲気から“次はこうしてみましょう”という柔軟性もお持ちなので、楽しく芝居をさせていただいています」
繊細な長政でしたよね。「できるだけお力添えしたい」〜が本当に長政のようで、
最終回が、長政とのシーンでよかったなあと思いました。
自害した長政へサブロー信長の介錯が、戦国の世に生きているものゆえの、
どうしようもなさと、志が同じだった友への思いと、
心に迫るものがありました。
信長協奏曲」は現代人が戦国の世にタイムスリップするお話ですが、
いつも時代劇だと、戦で大勢の人が死んでも、切腹しても、
時代劇だからと、普通に見ていられるのですが、
今回は現代から来ているサブローの目で見る形になって、
ときにリアルに生々しく伝わってきましたね。
そこは通常の時代劇と違ったところだと思います。
しかし秀吉と光秀は、ブラックでしたね〜。
考えてみれば、元はといえば弟に命を狙われているから、
たまたま顔がそっくりな男と会って、この能天気な男を、
身代わりにしてしまえというところから始まっているので(ドラマ版は)、
天下を取りそうなところを横取りしようとしても、
そういう奴なのか〜って思いましたが、
映画では何か葛藤が描かれるのでしょうか。
そういう表現も小栗くんは上手いと思うので、
光秀にも心情的な描写が欲しいですよね。
それにしても小栗くんの一人二役、見事でした。
服装を入れ替えても全然違う雰囲気で、さすがでしたね。
それからあまのさんもコメント欄に書かれていますが(ありがとうございます)、
信長協奏曲」意外な方が観ているよと声をかけられる場合があって、
長男の上司からも「観ているよ、面白い」という話を聞いたので、
いつもの「月9」とちょっと違う方たちが観てくださったのかなと思いました。
ファミリー向けの脚本を、役者さんたちがプロとして懸命に演じて、
いっぱい肉付けした「信長協奏曲」だったかなと思います。


映画化は来年12月と、まだまだ先ですが、
やっぱり最後は帰蝶ちゃんと一緒に現代に戻ってほしいなあ。
それが叶わないのなら、こんな感じで。
現代に戻って、普通の会社員として働いているサブロー。
取引先の専務が柴田勝家さんに似ていたり(笑)、
宅配便のお兄ちゃんが、前田利家くんに似ていたり(笑)。
そしてある日、人々が行き交う中、サブローがある女性とぶつかる。
彼女が持っていた蝶がデザインされた袋が落ちる。
中にはおにぎりが。ふと彼女の顔を見ると、帰蝶そっくり・・・。
彼女  「わらわの顔に何かついておるのか」
サブロー「え?」(首を振る)
彼女  「私の顔に何かついているのかしら」
サブロー(帰蝶ちゃん・・・現代でもとても綺麗だよ)
     「いえ、あのあの、すみません。
      ぶつかって、おにぎりを落としてしまって。
      よかったら、お昼をおごらせください!」
彼女  「あら、唐突ね。でもいいわ。なんだかそんな気分」
サブロー「やったー!500年待ってたよ。にぎりめし子ちゃん」
彼女  「???」
こんな感じで、幸せそうな二人の顔で、エンドロール。
素敵だと思います。
そうそう現代の帰蝶は、チェーン展開するおにぎり店の、
若い女社長という設定です(おにぎりにこだわり過ぎ・笑)。
とにかく映画はサブローと帰蝶が幸せになる結末でお願いしたいです。
小栗くん、さとみちゃんともよかったですけど、
柴咲さんともとてもよかったですね。


帰蝶  「うつけ!出かけるのか」
サブロー「うん!ちょっと散歩に行こうと思って」
帰蝶  「ならば、わらわも一緒に」
サブロー「ひとりで行ってくる」
帰蝶  「・・・そうか」
サブロー「ねえ、帰蝶
帰蝶  「なんじゃ」
サブロー「俺さ、ずっと言ってなかったけど。大好きだよ。帰蝶のこと。
      未来とかそういうの全部ひっくるめても、一番好きだよ」
帰蝶  「何を言うかと思えば、お主が考えておることなど知っておるわ」
サブロー「そうか」
帰蝶  「全部・・・知っておる」
サブロー「(頷く)じゃあ、行くね」
帰蝶  「たかが散歩であろう。うつけは大げさよのう」
サブロー「それもそうだ。行ってきます」
帰蝶  「ああ」