風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

段野竜哉 総評

晴れました。随分、暖かくなりましたね。
すみません。長期お休みと書いておきながら、
段野竜哉の魅力に抗えず、のこのこと出てきてしまいました(笑)。
2月16日のコメント欄には、優しく愛溢れるコメントをたくさんいただいて、
本当に本当に嬉しかったです!ありがとうございました。
心が温かくなってとても励まされました。感謝の思いでいっぱいです。
それで、そんな皆さんのコメントが申し訳なくて、
これでは休む休む詐欺(笑)になってしまうのではと思いまして、
これからは「お知らせ」はしないで、休むようにしようかなと思っています。
かなり不定期の更新になるかと思いますが、
小栗くんが役者を続けている限り、必ず戻ってきますので、
本当にどうかお気遣いなく、たま〜にふらっと腰かけに来てくださいね。
【 BBS 】もどんどん使ってくださいね。
皆さんのお気持ち、本当に本当に嬉しかったです!
「風色の椅子」は幸せ者です。ありがとうございます!


そして「ウロボロス」、まずは【 ウロボロス ツイッター 】について。
とても楽しませていただきました。
フォロワー15万人は今までにない凄い数ですよね。
佐野プロデューサーの、誠実な細やかな心配り、頑張りに拍手です。
小栗くんがノリノリで踊っている様子も、鋼太郎さんにイタズラした様子も、
動画で見ることができたり、
小栗くん自身も(段野)としてたくさん呟いてくれて、
とても現場を楽しんでいるさまが伝わってきました。
特に今回は仲の良い人たちが集まったので、
副音声のウラバラスにも象徴されるように、
一つの目標に向かって皆が結集して、かつ楽しそうに作っている雰囲気が、
よく伝わってきましたよね。感謝です!
(段野)さんの最初と最後の呟きです。


2014年12月22日
(段野)段野です。
ここからしばらく不定期で深町の生態を調査していこうと思います。


2015年3月31日
(段野)この眼鏡を見つけ出したあの日から段野竜哉が始まったな。
良いめぐりあい。
とても大切な瞬間だった。
皆さん、ありがとうございました。
これにて。


その「ウラバラス」、楽しかったですね〜!
皆さんも書かれていますが、まるでANN を聴いているような感覚で、
小栗くんがあんなにも安心して、自由に振る舞えるのも、
とてもとても仲の良い生田くん、ムロくんと一緒ならではだと思います。
途中参戦の羊さん、鋼太郎さんも凄くいい感じでしたし、
しかし副音声を聴いて、ドラマに関係なく、声を出して笑ってしまうって、
なかなかだと思います(ボンバーマン等々・笑)。
眼鏡が金バージョンと金銀バージョンがあること、
類はすりりんご〜竜哉は丸かじり、それはオマージュ。
オムライスのケチャップ、小栗くんは波形派。私もです(笑)。
ボブ対決。
小栗旬いい顔になったね(顎クイッのときの表情を見て)。
二人一緒に風邪をひいたのは羊さんが「チューしちゃえ」と言ったあのシーン。
そしてこの発言。


生田「この『タッちゃん』の演技がちょっとソッチ系だよねってプロデューサーが」
小栗「ああボーイズラヴ的な」
生田「濡れた瞳だねって」
小栗「俺はもうBL要素だけ考えて作ってきてるからね!」


ヤッターって思いました(え?笑)
いえいえそれより、副音声で一番嬉しかったのは、
第9話でのこの発言。


小栗 「人生、初のツーショットでしょ」
鋼太郎「感動するな。ちょっと。いいなあ」
鋼太郎「いやいや、嬉しい。小栗といっしょに」
小栗 「やったすね」



鋼太郎さんと映像での初めての一緒のシーンを、
小栗くんと鋼太郎さんの解説つきで観ることができて、とても嬉しかったです!
それも小栗くんと一緒のシーンを作ってほしいと鋼太郎さんが言ってくださって、
実現したとのこと、余計に嬉しく思いました。
オーランドーと伯爵が、エアロンとタイタスが、
こうして、竜哉と三島となって、映像で実現するなんて、
本当に感慨深いです。よかったなあと思いました。
終始、くだらなさ(笑)に特化した「ウラバラス」、
とても楽しかったですね!


そして「ウロボロス」本編、最終話、感動しました。涙が溢れました。
次の日も思い出すと、ついつい涙が出てきてしまうくらい。
竜哉が撃たれてから、車でまほろばへ向かうとき、
竜哉が泣きながらビデオを見ているとき、そして終わりまで、
もう涙が止まりませんでした。
最初は、二人が復讐をする理由が今一つ理解できなかったのですが、
でも最終話を観て、生まれて初めて愛を注いでもらった、“家族”であった、
竜哉にとっては初恋の人でもあった結子先生の仇をとること、
それはそうせざるを得なかったんだなあと、
凄く説得力のある、小栗くんと生田くんの演技だったと思います。
俳優さんの流す涙って、全然伝わってこないときもあるのですが、
彼らの涙は美しく切なく、これ以上ないほどに胸に迫ってきて、
それは上手く見せようとか、技術的な下心を持たず、
二人が段野竜哉、龍崎イクオとして、純粋にその役を生きているから、
こんなにも胸を打つのだと思います。
その役者としての心意気に、純粋さに共鳴するように、
到底わかるはずのない竜哉とイクオの人生に共鳴しました。
哀しくて愚かで、そして美しかった二人。
人の道を外して、肩寄せ合うように生きてきた二人を、
誰も裂くことはできませんでした。
最後、結子先生に抱きしめてもらえてよかったね。
また結子先生のオムライスを二人で分け合って食べることができて、
よかったね・・・。


そしてムロくん演じる深町も哀しかった。
竜哉「車まわしてくれたのか、深町。お前はベストオブ片腕だ」
深町「何言ってるんですか。こんなときに」
竜哉「本心だよ。最初で最後のな。ありがとよ」
深町の頬をなでる血で染まった竜哉の細くて長い指。
本当の竜哉さんを知りたいと深町、言っていましたよね。
(「ウラバラス」によると小栗くんが残してほしいと言ったシーンでした)
竜哉の思いを受け取って、美月を制止する深町。
ひとりで食べるオムライスも哀しいシーンでした。
ケチャップは小栗くん押しの波形でしたね)
コミカルな部分があっただけに、深町の思いが余計に哀しくて、
ムロくんに深町を演じてもらえて本当によかったです。
美月の上野さんも素晴らしかったですよね。
美月は凛として美しく、そして正しかった。
上野さんのお芝居、久しぶりに観ましたが、凄く引き込まれました。
滝藤さんの蝶野、鋼太郎さんの三島、羊さんの都美子、
皆ぴったりで、役者陣は申し分なかったと思います。
二転三転四転五転(笑)するジェットコースタードラマのようでしたが、
ただストーリーを追っていくことに翻弄されず、
踏みとどまって感動できたのは、ひとえに、
役者さんたちの演技力に寄るところがとても大きかったと思います。
それから忘れてならないチビタツくんとチビイクオくん。
この小さな竜哉が大きくなったら、こうなるんだなあと、
凄く容姿もですが、雰囲気もそっくりで、よかったですよね。
可愛くて切なくて、涙を誘いました。


それでは段野竜哉総評とタイトルがついているので、
ここからは段野竜哉について。
もうただただ色っぽく美しかった〜!惚れ惚れしました。
その上哀しみを背負っているので、もはや鬼に金棒。
とても魅力的な役で、圧倒されました。
高い背と、持て余すような長い手足。
仕立ての良い細身のスーツ、尖がった革靴。
バイクで走り出すときの地面すれすれに伸ばされた長い脚。
アクションシーンではその脚の長さが活かされるような立ち回りが多く、
目が釘づけでした。
楽しみにしていた「顎クイッ」のシーンは、
色っぽいシーンというより、母親的な台詞だったので、
でも副音声で小栗くん自身が言っていたように(笑)、
いいお顔で、顎の線が美しく、瞳がどこか幼子のようでした。
殴られても、手首を持たれ引きずられても、首筋に毒を打たれても、
白い肌、糸のように乱れた黒髪、荒い息、瞳の底に光る強さ、
美しく色っぽかった。
細くて長い指が顔を覆うように煙草を吸う仕草、
人目を引くには充分すぎる立ち姿、眼鏡に反射する光さえ美しい。
あんなに格好良くて美しくて頭も良くて、優しく思いやりもあって、
きっと輝く未来が待っていたのに。
竜哉、本当にばかだよね・・・。
そんな未来も希望も夢もそして幸せも、みんなみんな捨てて、
ただ復讐のために、背中にウロボロスまで彫って、闇の世界で生きていくだなんて、
その行き着く先には何もない、結局虚しさと哀しみしかないのに。
でも最後は孤独ではなかったね。
イクオと一緒だったね。
小栗くんはでも本当に、役を愛しいと思わせる天才というか、
回を重ねるごとに、なんと段野竜哉の愛おしかったことか。
その愚かささえ、愛おしく、
彼の持つ哀しみも寂しさも涙もすべてひっくるめて、
心震えるほど、愛おしかったです。
小栗くんが段野竜哉を演じてくれて本当によかった。本当に嬉しかった。
小栗くん、段野竜哉に会わせてくれてありがとう。


去年の4月からちょうど一年、その一年の間に、「BORDER」、「信長協奏曲」、
ウロボロス」、3本の連続ドラマに出演してくれて、
石川安吾、サブロー、信長、段野竜哉、それぞれに魅力的なキャラクターに、
会うことができて、とても嬉しかったです!
特に誰もが観ることができるテレビで、週に一度観ることができるのは、
そのときに夢中になり、感動したり、癒されたり、
心情的にも助かりました。ありがとう!小栗くん。
それにこの頃は演技にもより磨きがかかってきたと思うので、
こちらとしては、取り込まれるように見入ってしまいます。
やはりお芝居をしている小栗くんが大好きです!
これからも楽しみにしています。
でも当分は段野竜哉の余韻に浸ろうと思います。


竜哉「新入りってそいつ?」
結子「新入りじゃなくて新しい家族。ほら自己紹介して」
竜哉「俺、段野竜哉。お前は?」
イクオ「龍崎イクオ」
竜哉「リュウザキ?変な名前」
結子「タツヤ〜(グリグリ)」
竜哉「いててて」
結子「こいつね、口は悪いけど、いい子だから」
竜哉「口は悪いのはお互いさまだろ」
結子「なに〜(グリグリ)」


イクオ「タッちゃん、もうすぐ着くからね。タッちゃん!」
竜哉「おお。・・・お前、見たか」
イクオ「え?」
竜哉「結子先生のビデオ」
イクオ「見てないよ」
竜哉「綺麗だったぞ〜。相変わらず。羨ましいだろ」


逃れられない運命
追い求め続けたあなたを
誰も信じない 誰も知らない
逃れられない運命
僕らにまだ囁き続けるあなたを
誰も信じない 誰にも分からない