風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

竜哉とイクオの物語

満開の桜が雨に濡れています。
ままりんさんから教えていただきました(ありがとうございます)。
新宿スワン」の予告、小栗くんがナレーションをしています。
【 映画 新宿スワン 公式HP 】
小栗くんのナレーション、格好いいですね。
山本社長が好きそうな題材だと思います(笑)。


そしてすみません。タッちゃんがまだまだ忘れられず、
もう書きたいときに書いておこうと思いまして、
一貫性のない「風色の椅子」です。すみません。
カミママさんから「竜哉とイクオのサイドストーリー」のリクエストをいただいて、
サイドストーリーでさえないのですが、拙い物語を書いてみました。
ほとんど会話だけの物語です。
ギャグっぽいので、広い心で読んでみてくださいね(笑)。


竜哉とイクオの物語


結子 「竜哉〜、イクオ〜、オムライス、出来たよ〜」
竜哉 「・・・」(手招きしてイクオを呼ぶ)
イクオ「何?タッちゃん、結子先生、呼んでるよ」
竜哉 「またオムライスだぞ。こういう状況をどう思う?イクオ」
イクオ「どうって。結子先生のオムライスが食べたいって、
     ここに来たようなものだから」
竜哉 「だからって、こう毎日毎日、作られるとなあ」
イクオ「それより。ねえ、タッちゃん。
     頭のリング、斜めにカッコつけて浮かべるのやめたら」
竜哉 「はあ?文句あんのか。オシャレだせ。オシャレ」
イクオ「ここの管轄の神様、結構細かいんだから」
竜哉 「だいたい規律が厳しすぎるんだよ。ここは天国なのに。
     “天国よいとこ、一度はおいで。酒はうまいし、ねえちゃんはきれいだ”って、
     歌にも歌われてんだろ」
イクオ「そんな昔の歌、よく知ってるね」
竜哉 「そういうお前も知ってるんじゃないか。
     深町のおやじさんが好きだった歌だって、深町が言ってたんだよ。
     深町、元気にしてるかな。ふかまち〜!」
イクオ「そこ、覗いて叫んじゃダメだって。下界に聞こえちゃうって」


深町 「・・・?」
姐さん「どうしたんだい」
深町 「今、竜哉さんの声が聞こえた気がして」
姐さん「うぅ・・(ハンカチで涙を拭いながら)。竜哉は幸せだよ。
     こんなに思ってもらえて」
深町 「(小声で)いや、ほんとに聞こえた気が・・・。今日は空耳キャラですか」


イクオ「ほら、年に一度の下界に降りる人の発表の日だよ」
竜哉 「合格発表みたいだな」
イクオ「何言ってるの。罰なんだよ。これ」
竜哉 「お、人だかりできてるな」
結子 「竜哉!」
竜哉 「あれ?結子が怒ってる」
『段野竜哉 下界に降りて修行することをここに命ず』
竜哉 「あ、俺だ。あ、もう?体が、え?ええ〜!」
イクオ「タッちゃん!」
竜哉 「お前もか!」
イクオ「タッちゃんが手を離さないから〜!」
竜哉・イクオ「うわああああああ!」


(・・・桜、綺麗だなあ。どっちが極楽かわからないなあ。
 僕はどうしたんだろう。綺麗な先生がいた気がしたし、
 そうそう、なんだか口の悪い友達がいた気がしたんだけど)
美月 「龍崎くん!早く、入学式、始まっちゃうよ」
イクオ「あ、日比野さん」
美月 「一緒の高校に入れてよかったね。龍崎くん、猛勉強したから。
     あ、ちょっと、今日の朝食は当てなくていいから」
イクオ「え?うん」
(あ、なんだか格好いい背の高い男の子が近づいてくる)
竜哉 「俺、段野竜哉。お前は?」
イクオ「龍崎イクオ」
竜哉 「リュウザキ?変な名前」
イクオ「・・・タッちゃん」
竜哉 「はあ?なれなれしく呼ぶな」(ゴツン!)
イクオ(イテテテ)


桜舞い散る校庭。同じ制服の二人の物語がこれから始まります。


お粗末さまでした(笑)。
ちなみに校長は三島先生。
数学が都美子先生、化学が蝶野先生です(笑)。