風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

お誕生日おめでとう! ドラマ 二つの祖国 主演

曇り空です。

♪ タイタス・アンドロニカス 英国公演 大楽より 2006年7月1日 ♪

本当におめでとう、おめでとう!そしてありがとう、ありがとう・・・。
蜷川さんだけではなく、まわりの方々も、伸びよう伸びようとする彼に、
たくさんたくさん、養分と水をくださいました。
小栗旬という樹は、眩しい新緑とともに、美しい花も咲かせました。
私たちはその彼の芝居に対しての純粋な気持ちに心打たれたのです。
出来たら、この目で今その舞台を観たかった。
でも伝わってくる賛辞の数々を思うとき、
遠い英国から拍手と歓声が聞こえてきそうです。
全公演をやり遂げて、どんなに自信をつけて帰ってくることでしょう。
小栗くんのこの素晴らしい時間をみつめていられたこと、本当に嬉しくて幸せでした。
彼の才能、努力、人柄、演劇の女神様はこんなにも彼を愛してくださったのですね。

 

今まで海外公演はこの「タイタス・アンドロニカス」で、

イギリスに行ったときだけだと思うのですが、

今日、小栗くんが36歳になり、2回目の海外挑戦が待っていますね。

小栗くん、36歳のお誕生日、おめでとうございます!

本当に小栗旬という樹がこんなにも大きくなるなんて、

ただただ眩しく見つめるだけですが、たくさんのいろいろな花々を魅せていただき、

ときに感動に心震わせ、優しく癒され、生活の糧となり、

唯一無二の「役者小栗旬」に、日々魅了されています。ありがとう・・・。

この頃の小栗くんを取り巻く環境を見ていると、ずっとずっと長い間、

どんな作品にも真摯に取り組み、成果を出し続けたことが、それらが実を結んで、

明らかに、今までと違う作品から声がかかっているように思えます。

これは彼の努力と前向きで挑戦する精神と、なによりお芝居が好きという気持ちと、

きっと正直で繊細な人だから、傷ついたり、絶望したり等、

山のようにあったと思うのですが、それらの時間がすべて結実し、

今のナチュラルに凄く素敵な格好いい小栗くんになっているんですよね。

彼の今までの道のりが間違っていなかったのだと噛み締めています。

36歳は、小栗くんのまた新しい扉が開く年ですね。

お身体に気をつけて、やり遂げられますように願っています。

演技の女神様、映像の女神様、芸術の女神様、総動員で(笑)、

彼を愛してくださいますように。

小栗くんの36歳が、元気で充実した幸せな36歳でありますように。

 

ということで、そんな小栗くんにまた違った作品から声がかかりました。

小栗旬とムロツヨシがライバル役に 山崎豊子原作ドラマスペシャル『二つの祖国』2夜連続で放送(リアルサウンド) - Yahoo!ニュース

テレビ東京開局55周年特別企画ドラマスペシャル『二つの祖国』が、2019年3月30日と31日(放送日は予定)の2夜連続で放送されることが決定した。

テレビ東京の開局55周年を記念した大型特別番組として放送される本作は、累計発行部数250万部を超える山崎豊子のベストセラーを民法で初めてドラマ化する、歴史に翻弄されながらも、激動の時代を生き抜いた日系アメリカ人二世たちの、愛と奇跡の青春群像劇。鹿児島出身の両親を持ち日本で教育を受けた天羽賢治は、アメリカ人であると同時に日本人であることに誇りを持っていた。一方、幼いころに強盗に父を殺されるなど苦労を重ねてきたチャーリーは、アメリカで成功するため日本人であることを捨て去ろうとしていた。正反対の生き方をする2人の人生は、歴史の流れに翻弄されながらも交錯し、時に助け合い、時にぶつかり合っていく。その“悲劇の対立”の行く末に待ち受けていたものは……。

小栗旬天羽賢治役)コメント】
テレビ東京の55周年特別企画で、テレビ東京ドラマ初主演について
プロデューサーの田淵さんからとてつもない数の手紙を頂きそれに心を動かされました。出演が決まった後に頂いたのと合わせると全部で15通くらい。こんなに手紙を同じ人から頂いたのは初めてです。とても熱い思いが伝わってお引き受けしました。

■作品に対する思いや意気込み
実際、自分も戦争を題材にしたドキュメンタリーでハワイの日系二世の方に会わせていただいたこともあったので多少の事は知っていましたが、第二次世界大戦が行われている時、日系アメリカ人がここまできつい、過酷な状況を生きていたということは知らなかったので、『二つの祖国』の原作を読んで衝撃を受けました。今だからこそ伝えたいこともあると考えチャレンジしたいと思いました。

■役作りで意識している点など
賢治というキャラクターは日系二世で正義感が強いキャラクターなので、その辺は本当に大事にしたいと思っています。ある種頑固な部分をもっている人物なのですごく難しい部分もあるなと思っています。日本とアメリカ、両国の環境を知っているというのは日系人アイデンティティだと思うので、そういうところを意識して演じていきたいと思っています。

■現場の雰囲気は?
監督はこの題材をやるという事にとても悩みながらやられていると思うのでそこは一緒に悩みながら作っていけたらいいなと思います。現場に寄り添いながら撮ってくれる監督なので不思議な環境で、久しぶりに映画のような雰囲気を楽しんでいます。せっかくテレビ東京でチャレンジするわけですから新しい風を起こしたいですね。決まった方向性でつくるのではなく色々試してみたいと思います。

■プライベートでも親交のあるムロツヨシとの共演について
売れっ子ですから胸を借りるような気持ちでいようと思います。どんなに仲の良い人でも敵対する役をやることはありますし。相手を刺激したい、発破をかけたい、という気持ちがお互いにあります。自分の父親が山崎豊子さんの作品が大好きなんですが、チャーリーをムロくんがやるといったら「全然違う!」と(笑)。「あの役は茶化さないでね」といっていました。チャニング・テイタムくらいを想像していたんじゃないでしょうか(笑)。でもチャーリーをみると生い立ちを含めてムロくんとどこかリンクするところがあるので。初めて『二つの祖国』を読んだ時からチャーリーをムロくんがやったらおもしろいのにと思っていました。昔から語り合ってきた友人という点や上をめざしているという点もムロ君は昔は本当にそういう所が如実にでてる人だったり。それも含めチャーリーと繋がるところがあると感じていました。本人にもチャーリーとシンパシーを感じる部分もあります。

■視聴者へのメッセージ
監督もできる限り多くの皆さんに観ていただける作品作りをしたいとの思いをもっていて、自分もそのつもりです。なかなか重たい話なので視聴者の皆さんも観るのにパワーがいる。それをどう視聴者の皆さんがうけとるのかわからないですが僕はこの作品が大好きですし、こういう作品を見たいと思っています。一生懸命作って、皆さんにも観て欲しいし、自分としては自分の父親が喜んでくれる作品になればいいなと思います。

ムロツヨシ(チャーリー田宮役)コメント】
■作品に対する思いや意気込み
お話をいただいた時、生半可な気持ちではやってはいけないと思いました。今のムロツヨシという役者がやっていいのか、じっくり考えたうえで決断しました。日系二世を演じるにあたって、責任をしっかり持たなきゃいけないと思ったからです。

■役作りで意識している点など
ここで格好良く「英語は意識しない!」と言いたいんですけど、僕は純日本人なので、今からでも英語の台詞が何かがひっくり返って、日本語になってくれないかなって思ってます。でも、今のところひっくり返らないみたいですね。(笑)

■プライベートでも親交のある小栗旬との共演について
僕と小栗君が知り合って15年ぐらいになります。出会ったころはポジションとか周りの環境が違いましたが、同じお酒を飲みながらよく話していました。そういった今までの僕らの関係性などを、芝居を通してぶつけられたらいいなと思います。

テレビ東京ドラマ制作部 田淵俊彦プロデューサー コメント】
沖縄基地存続、憲法9条を巡る護国、北方領土返還……様々な問題の論争を聞くに連れ、「果たして日本は敗戦から本当に立ち直ったのか」「本当の意味での戦争は終わっていないのではないか」と感じさせられてきた。オリンピックを1年後に控え、大阪万博開催が決定するなど、ナショナリズムを掻き立てられるトピックが世間を賑やかせ、その一方で「昭和・平成」という一つの時代が終わろうとする今だからこそ、私たち日本人は自らのアイデンティティを見つめ直すべきなのではないか。そうしないと日本は未来へは進んでゆけない。そう考え、35年間ドラマ化されることが無かった「映像化が困難」と言われるこの原作を敢えて選び、3年前から脚本化を進めてきた。
そんな思いを託すのは誰なのかと考えた。私の頭の中に、一人の俳優の名前が浮かんだ。小栗旬……小栗さんは私にとって、常に「時代のオピニオンリーダー的存在」だった。流行りの先端を走りながら、浮ついていない。コミカルな役は思い切り振り切り、シリアスな役はとことん作り込むといったように、演技表現に対して妥協しないし、決してブレない。そういった「徹底主義」を貫いているところに注目していた。今回のようなテーマを演じ切るのには、小栗さんが取り続けている作品に対する「半端ない覚悟」というスタンスが必要不可欠だと思った。小栗さんを口説くこと半年。対話に対話を重ねることで、小栗さんはこの企画の意義やドラマの意味に心から賛同し、作品への参加を約束してくれた。
小栗さん演じる主人公の天羽賢治とライバルとなるチャーリー田宮。このクールでダンディな役を演じるのは、世間から見たイメージが全く異なる俳優さんがいいと思っていた。それでいて演技力が光っているムロツヨシ……「笑い」を封印したムロさんがどんな風になるのかという興味もあった。そんな思いを告げたところ、ムロさんは「チャーリー田宮を真正面から生きてみる」という素晴らしい決意の言葉と共に、出演を承諾してくれた。
近年は二人でコミカルな作品や演技に取り組むことが多い、小栗さんとムロさん。この二人の「ガチ芝居」を見てみたいという気持ちも強かった。真剣勝負の二人の演技で、ステレオタイプのイメージを引きずっている視聴者を“いい意味で”裏切ってみたかった。その狙いが間違いでなかったことを実感した出来事が、二人のシーンの撮影初日にあった。「小栗旬より先に準備をする」と早めにスタジオ入りしたムロさん。その後に、小栗さんがスタジオに入ってきてその場の空気が変わった。大の仲良しであるはずの小栗さんとムロさんだが、そこにはそんな雰囲気は微塵もなかった。私は、「ああ、もう勝負は始まっている」と感じた。二人は阿吽の呼吸で、微妙な緊張感を既に創り出していたのだった。私は、この瞬間に作品の成功を確信した。

 

プロデューサーさんの言葉が本当に嬉しいですね。ムロくんとのお芝居も楽しみです。

重厚な作品での小栗くんの演技を切望していたので、凄く期待しています。

人間失格」といい、良い作品に出合えているのではないかと予感します。

来年は本当に楽しみですね。