風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

二つの祖国 世界ウルルン滞在記SP

曇り空です。

23日24日と「二つの祖国」を観ました。

戦争によって父なる国日本と母なる国アメリカで揺れ動く、日系一世二世の方々、

賢治は誠実に誠実に生きようとすればするほど、追いつめられていく、

出口がなくなっていく様子が伝わってきました。

小栗くんは英語に違和感なく自然でよかったです。

しかも抑えた演技により、賢治の生き方がより響いてきて、

スラリとした長いロングコートの後ろ姿に悲しみが滲んでいました。

でもすみません。私個人としては、

どうしてもどうしてもBGM が気になってしまって、しかも名曲揃いじゃないですか。

特に「ラ・ラ・ランド」の曲は、あの二人が浮かんでしまうし、

ここでユーミン?ここでビートルズ?みたいな、

役者さんの演技に入り込めませんでした。

まだクラシックの名曲の方がよかったような気がします。

どうも配信の方はこのBGMではないようなので、

これはBlu-ray になるのでしょうか。それは配信の方のバージョンでしょうか。

そうなったときにもう一度最初から観て、感想を書きたいくらいです。

耳に残りそうで録画を観られない状態です(笑)。

重厚な物語で、俳優さんも素晴らしい方々だったのに、

奇をてらわず正攻法でいってほしかった。劇中音楽って大事ですよね。

他に、脚本も編集も大事だなと思ったドラマでした。

とにかくあのBGM ではない「二つの祖国」を観たいです。

配信を見ればいいのですが、Blu-ray まで待ちます(笑)。

 

そしてその裏で「世界ウルルン滞在記SP」が放送されました。

小栗くん、新聞に名前があったので、

またその当時の映像が少し流れるだけかなと思っていたら、

あのロシアのご家族にスタッフが会いに行って、

小栗くん(ロサンゼルスに居ました)がその映像を見るというシーンが映りました。

このロシアのお父さん、お母さんは、2008年9月にも、

「あの人も旅していた!大再会スペシャル」に登場されていて、

日本で地震があると心配しているとか、

辛いことがあったときにはいつでも来なさいと言ってくださっていました。

それを見ていて、感謝ともに涙ぐんでいた小栗くん。

そのときはお父さん、「クローズZERO」の写真を見て驚いていました(笑)。

今回も、お父さん、お母さん、変わらず元気そうで、

19年前に小栗くんがプレゼントした甚平をまだ着てくださっていて、

今度はハリウッド進出の報告が出来てよかったですよね。

本当に19年も小栗くんのことを忘れず思っていてくださって嬉しいです。

お父さん、お母さんとも体格も変わらず、雰囲気もそのままで、

やはり自然とともに、それを生業にしている人は、

おおらかな温かさがあるのだなあと思いました。

そのお父さんの言葉。

「今度、ハリウッドの映画にも出るんだね。いろいろ挑戦する中で、

自分らしさを失わないこと。是非成功して、世界で有名になってもらいたい。

幸せでいてくれ。バイカル湖からみんなで応援しているよ」

その映像を見ている小栗くんも、とても嬉しそうで、

なんだか余裕があって、穏やかで素敵でした。

しかしながらいつ見ても、17歳の小栗くんの可愛らしいこと!

細身で繊細で本当に綺麗な男の子という感じでしたね。

 

♪ お気に召すまま 台詞より ♪ 

オーランドー そんな優しい言葉を?どうかお許しください、
       ここでは何もかも野蛮だと思いこんでいたので、
       つい居丈高な態度をとってしまいました。
       みなさんがどういう方かは存じませんが、
       人も寄り付かないこんな場所で
       鬱蒼と枝をたらす木々の陰で
       ゆるやかな時の歩みをやり過ごしておられる。
       みなさんがかつて幸せな日々を送ったことがおありなら、
       鐘の音が教会へと誘うあたりに住んだことがおありなら、
       立派な主人役のいる宴席に招かれたことがおありなら、
       まぶたの涙をぬぐったことがおありなら、そして
       人を憐れみ、人に憐れまれるのがどういうことかをご存じなら、
       私も無理強いはやめ、穏やかな手段が功を奏することを
       願って顔を赤らめ、剣を鞘におさめます。」