風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

人間失格 太宰治と3人の女たち 2回目 感想

晴れました。秋の雰囲気になってきました。

まず番宣ですが、小栗くんの公式HP より。

INFORMATION - 小栗 旬 OFFICIAL SITE

20日チコちゃんに叱られる」「全力!脱力タイムズ」

22日「ボクらの時代」

チコちゃんに叱られる」は毎週見ているので、

あのチコちゃんとどうやりとりをするのか、とても楽しみです!

「ボクらの時代」も楽しみにしています。

 

先日「嵐にしやがれ」を観ました。

本当に松本くんと仲がいいですよね。ますます仲良しになっている気がします。

でも小栗くんのお嬢さんは、こんなに格好いい男子に日常的に囲まれていて、

いつか現実を知るときが怖いです(笑)。

そんなお嬢さんのためもあるのでしょうか、こういう番組に出演です。

俳優の小栗旬さんが、女児向け特撮ドラマ「ひみつ×戦士 ファントミラージュ!」(テレビ東京系、日曜午前9時)に出演することが明らかになった。小栗さんは、日本を代表する俳優・大栗純を演じる。大栗純は、正義の怪盗・ファントミラージュたちのボスであるファンディー(関口メンディーさん)の兄・ファングリという顔も持つ。シルクハットにブラックのコートという怪盗風の衣装をまとったファングリと、カジュアルな服装の大栗純のビジュアルも公開された。ファングリ/大栗純は、9月22日放送の第25話から登場する。

同作は、三池崇史監督が最新のVFXを駆使して描く女児向け特撮ドラマシリーズの第3弾。正義の怪盗・ファントミラージュが、敵である逆逆警察によってイケナイヤーにされてしまった人たちから、イケない心を“頂戴”して平和を取り戻す姿を描いている。
小栗さんが演じるファングリ/大栗純は、昔は怪盗だったが、現在は日本を代表する有名な俳優。ファントミラージュに新たなひみつアイテム「ファントミタイム」を授ける、ストーリーの大きな鍵を握る重要なキャラクターという。小栗さんは「撮影に参加して、ファントミのみんなが初めての経験をしながら作っている、一生懸命頑張っている姿がまぶしく思いました。そんなみんなに、この先の重要アイテムを渡せるキャラクターで登場できることを非常に光栄に思っています。頑張ります。よろしくお願いいたします」とコメントを寄せている。
三池監督は小栗さんの出演について「むちゃな出演依頼を『面白そうですね。やりましょう』と即決。芸能界の常識を破壊するすさまじいエネルギー。山本又一郎のDNAだ。これはテレビドラマの革命です。お見逃しなく!」と語っている。

 

小栗くんはこのためにお髭を剃っていたのかな。マント姿も素敵ですが、

フードを被った大栗純が、本当に幼く見えて可愛いです。

そしてこういう番組を三池監督が撮っていることにも驚きました。

逆逆警察とか、イケナイヤーとか、ちょっと面白そうです(笑)。

 

人間失格 太宰治と3人の女たち」公式サイトから、東京、大阪、名古屋の、

公開記念舞台挨拶のレポートがUPされています。

映画『人間失格』公式サイト NEWS

名古屋、行きたかったなあ。

名古屋に来ると、いつもお父様が愛知出身と言ってくれて嬉しいです。

 

その「人間失格 太宰治と3人の女たち」日曜日に2回目を観に行ってきました。

なんかちょっと舞台を観ているみたいで、心が熱くなります。

そして実花色の太宰、ある種、太宰治の実花監督なりの解釈を、

観ているのだなあと思いました。

とにかく美しい映画ですよね。それは美術も映像もですが、

太宰も、美知子さんも静子さんも富栄さんも、皆さん、綺麗です。

衣装もそれぞれ凄く素敵ですし、それぞれがその役に雰囲気にぴったりで、

このキャストでよかったなあと思いました。

小栗太宰は長身で細身で、マントのような長い丈の上着がよく似合って、

着物からのぞくスラリとした白い脚も色っぽかった。

そして優しさゆえの優柔不断さ、ダメ男加減、

彼自身の罪悪感、後ろめたささえ、

すべて彼のチャーミングさ、格好良さ、色っぽさが凌駕してしまう。

圧倒的な魅力に溢れた、この太宰なら仕方ないという説得力のある太宰治でした。

静子さんは天真爛漫で可愛らしく、世間をもろともせず突き進む強さがあり、

とても美しかったです。

富栄さんはあまりにも太宰に向かう純粋さが、絡みつくほどに重くなっていく、

目が離せない女性でした。

美知子さんは、いわゆる耐える女性に見えて、芯の強さがあり、

最後の目に鮮やかな青い着物が彼女の心情とも相まって、とても美しかったです。

3人ともに強さと美しさがあり、3人ともがある意味欲しいものを手にしていて、

最後、なんだか清々しいんですよね。

不思議な映画でした。

それからキスシーンもそれぞれとても素敵だったのですが、

(シャープな顎の線とか色っぽいですよね。)

私は昔から、小栗くんの抱きしめ方が好きで、

(古くは「ロボコン」の航一が里美を抱きしめたところとか・笑)

抱きしめているようで、抱きしめられているような、

「愛してる、好き」というより凄く「愛しい」という感じで、

抱きしめるので、こちらも心奪われます。

台詞もくさい台詞等々言われますが、私は好きです(笑)。

だってシェイクスピアもくさい台詞が多いですし、

太宰は小説家だから、発する言葉がより力を発揮しますよね。

そして太宰はずっとずっと終始ぬくもりを求めていたのかなあと、

こんなにも愛されていたのに、まだまだ孤独を消すのには到達せず、

彼女たちへの太宰の力を込めた抱きしめ方、顔の埋め方を見ると、

切ない思いに胸が苦しくなりました。

映画館が近所だったら、毎日でも観に行きたいのですが、

そんな吸引力のある中毒性のある、凄く魅力的な映画でした。

ではここからはネタバレを含む感想を少し書きますので、

読みたい方だけお願いします。

 

 

 

 

人間失格 太宰治と3人の女たち」

あのう、富栄さんが、「先生」と呼ぶ声が好きなんですけど(笑)。

「先生」っていいですよね。なんか大正、昭和な感じがして、

尊敬も敬愛もあって、しかし独占欲もあって素敵です。

その声のトーンで、太宰の格好良さが浮き彫りになります。

その後「修治さん」となるのもいいですし、最後の女性なので見せ場が、

たくさんありました。

お酒を持ってきて、「姫、頂戴いたしまする」と太宰に言われ、

ぱあと顔が嬉しそうになるところとか、手にとるように気持ちが伝わってきます。

「私ばかり、幸せでごめんなさい」は、幸せな台詞なのに、惨めな感じもして、

ぐっと来ました。

介抱しようとした富栄に強引にキスする太宰も素敵です。

1回目観たときは、美知子さんの心情に凄く持っていかれたのですが、

2回目は、富栄さんに心動かされました。

3回目は静子さんかな?(笑)

静子さんと太宰は、どのシーンも絵画のように美しくて、

いつもうっとりしています。

泣いている静子さんのもとへ、ふいに戻ってくる太宰の、

その抱きしめ方がとてもとても好きでした。