風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

もしかしておそらくきっと戌年生まれ

よく晴れました。

今期、ドラマは「G線上のあなたと私」を観ています。

第4話は、也映子さんと理人くんの手繋ぎシーンがとてもドキドキしました(笑)。

G線上のアリアが流れる中、さりげなくそっと繋いだ手は、

心もとなくも繋がれたままで、そしてパラパラと指はほどけて、二人は離れます。

也映子さんの台詞、「バッハめ、無駄にエモーショナルな曲、作りやがって」も、

可笑しかったです。

やっぱり心持っていかれるのは、G線上のアリアだからですよね~。

そこに二人の繊細な感情が乗って、より素敵なシーンになりました。

脚本は安達奈緒子さん。あの「リッチマン、プアウーマン」を書いた方です。

すっかり売れっ子の脚本家さんになられましたが、

また小栗くんの出演作品も書いてほしいなあと思います。

もう手繋ぎシーンで、ドキドキはないかな(笑)。

 

その小栗くん、横田さんのインタビューに名前が出てきました。

横田栄司が死神役を語る 「生き死にはコントロールできても、人の心意気は変えられない」(ぴあ) - Yahoo!ニュース

2020年1月から、3度目のミュージカル上演がスタートとなる『デスノート THE MUSICAL』。初演・吉田鋼太郎、再演・石井一孝(大阪公演・俵和也)という、人気と実力を兼ね備えた歴代俳優から“死神リューク”役のバトンを受けるのは、故・蜷川幸雄の薫陶を受け、今年、第26回演劇読売大賞・優秀男優賞を受賞した横田栄司シェークスピア作品群でキャリアを積むと共に、現代劇はもちろんゲームや漫画の舞台化までこなしている百戦錬磨の彼に、物語の解釈、「人知の及ばぬはずの死を操る、人外のもの」を演じる面白さやリアリティを語ってもらった。

リューク役をやられていた吉田鋼太郎さんとは仲良しなんですけど、彼がこの『デスノート THE MUSICAL』の再々演にあたって、メッセージをくださったんです。初演の役者さんたちからいただいた、公式メッセージのひとつという形なんですが。でも鋼太郎さん、その中で相当なプレッシャーをかけてきてくださっているんですよ、僕の歌に関して。意地の悪い先輩だよね~。まあ僕はそういう先輩になりたいんだけどね、愛のあるメッセージ(笑)。因みに鋼太郎さんは僕のひと回り年上で、来年は彼と僕と、僕のひと回り年下の小栗旬君とで『ジョン王』(演出/吉田鋼太郎)っていうお芝居をやるんですよ。全員イノシシ年のイノシシ集団! 何も考えないで突っ込んでいきます」

 

「全員イノシシ年のイノシシ集団!」??

1982年生まれの小栗くんは、

もしかしておそらくきっと戌年生まれだと思うのですが(笑)、

まあ、12月生まれだから、

ほぼイノシシ年といってもいいかもしれない(違う、違う・笑)。

でもこういうインタビューで「ジョン王」の話をしてくださって嬉しいですし、

意気込みも伝わってきて、楽しく読みました。

リューク役もきっと素敵だろうなあと思います。

「ジョン王」はその文字を見るだけで、わくわくしますよね。

来年6月、楽しみにしています。

 

♪ カッコーの巣の上で 東京千秋楽 感想  2014年8月4日のブログより ♪

人間の尊厳って何だろう、本当の自由って何だろう、
いろいろと考えさせられる物語でした。
マクマーフィは、小栗くんの陽の部分が役になっているようでした。
明るく前向きで行動力があってへこたれず、
知らず知らずのうちに皆に影響を与えていて、
パワーがありリーダーであり、そして皆の希望の光のようでした。
そこに、お調子者で下品で女好きで等々が加わり、
小栗マクマーフィが構築されていました。
そのマクマーフィと対決するラチェッド婦長は、
一見高圧的ではないのに、言うことをきかないと、
この先はないような、患者の弱みを握り、
残酷な部分が見え隠れするような、しかし美しい婦長でした。
二人が大車輪のようにがっつり組み合い、素晴らしい演技を繰り出すので、
その熱さと勢いと、他の皆さんもその車輪に組み込まれるように、
カッコーの巣の上で」の排斥された人々の惨めで苦しく、
でももがいていく世界感が見事に表現されていました。
音楽も最小限に限られ、照明はときどき建物の壁が、
プロジェクションマッピングのように、滝になったりするのみで、
本当に、純粋に役者さんたちの演技を味わう場所になっていたように思います。
でも本当に小栗くんはもう安心して観ていられますよね。
堂々たる座長でした。
相変わらず、ひと際背が高くて、スタイルが良くて、
格好よかったです。
そうそう歌声も聞こえて嬉しかったです。軽やかで良い歌声でした。
暗い物語なのですが、笑いどころもときどきあったり、
カッコーの巣の上で」、真摯な演劇的空間でした。

 

カーテンコールは4回か5回だったかな。
2回目あたりから、そこかしこで立ち始めて、
3回目にはスタンディングオベーションになりました。
小栗くんは、あの貴公子のようなお辞儀を一度だけしてくれて、
後は手を振ってくれました。
私は左側だったので、最後、幕から、長く伸ばした手だけが見えて、
でも長い指が感じられる素敵な手で(笑)、なんだか可愛かったです。
皆さんから精一杯演じた充足感みたいなものも伝わってきて、
清々しく感じたカーテンコールでした。