風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

徹と真琴

よく晴れました。こちらはもうすぐ桜が満開になります。

こんな春の日々、まだまだ収まる様子はみられませんが、

自分の出来ることをして、よく気をつけながら静かに過ごしたいと思います。

皆さんもどうぞ気をつけてくださいね。

こちらの地方は明日から「リッチマン、プアウーマン」の再放送が始まります。

今はテレビがお友達なので(笑)、また日向徹や夏井真琴に会うことが楽しみです。

リッチマン、プアウーマン」は恋愛ドラマでありながら、

ビジネスの部分もしっかり描かれていて、良いドラマでしたよね。

日向徹が発明した、自分の姿に、いろんな洋服が投影される装置は、

後々、テレビで実際に作られていたニュースを見て、

さすが日向徹!先を見る目が確かだわ~って思ったものです(笑)。

そして何より日向徹の格好よかったこと!素敵な徹とそして可愛い真琴でした。

では当時書いた日向徹評をふたたび書きながら、明日を楽しみにしたいと思います。

 

日向徹評

『 瞳 』
涙がたまっている徹の瞳を何度となく見ました。
「泣いているの?」と問うのも憚れる、それはそのときの気持ちが、
痛いほど伝わってきたから。
打ちひしがれたとき、悲しみにくれたとき、絶望したとき、
またたったひとりになってしまったと思ったとき。
真琴の気持ちを受け取ったとき、かつての盟友をみつめるとき。
何も語らなくても、手に取るように伝わってきて、心はいっぱいになりました。
それは覚醒するときも、大きな自信とともに歩み出すときも、
目に光が差すのが本当に見えるような、吸引力で、
そしていつもどんなときも、その瞳の奥に純粋なものが輝いていること、
惹かれる理由はこれなんだと、彼の瞳を見て思いました。
最後は笑顔とともに優しく優しく真琴を見つめる瞳、
瞳の中には、真琴だけが映っているんだなあと思いました(笑)。

 

『 指 』
顔のアップも多かったのですが、指が映る場面も多かったですよね。
パソコンに触れる細くて長い指、真琴の頬に触れる細くて長い指。
そして細い足首もよく目に留まりました。
その足首につけていたアンクレットがどこか色っぽくて、
そうそう、彼の指は雄弁で色っぽいですよね。
バキューンもやられました(笑)。

 

『 声 』
声もいろんな声が聞けました。特に舞台で鍛えた声の出し方が、
凄く活かされたシーンが多かったですね。
カリギュラ」のようなシーンもあったので、
本当に画面を支配する声の力があって、圧倒されました。
そうかと思うと、子どものように甘えるようなシーンもあって、
「そのときは・・・た て こ ん で た ん だ」「いた〜い」等、
可愛かったです(笑)。
最後、真琴への言葉は照れ隠しもありながらも、
真っ直ぐで、優しく甘く届いてきました。

 

『 姿勢 』
起業当初は猫背のオタク少年そのものだったのが、
どんどん自信をつけて、才能を発揮し、良いものを身につけ、
背筋を伸ばして颯爽と歩く姿は、惚れ惚れしました。
ラフな格好のときも、世間体は気にせず、
自由を楽しむような、そんな雰囲気がかえって大物の感じがしました。
姿勢のいい日向徹は、自信に満ち溢れ、
その手に握る才能の無限さも感じさせました。

 

『 プレゼン 』
実に見事でした。数回、そういうシーンがありましたが、
とても堂々と凛としてスタイリッシュで、ときにユーモアを交えながら、
顧客の注意をそらすことなく、思わず拍手を送りたくなるようなプレゼンでした。
ドラマの中ではなく、本当にそういう場所でやっても、
充分通用するようなプレゼンだったと思います。
日向社長、さすがです!(笑)

 

『 朝比奈恒介 』
徹と朝比奈の二人の空気が好きでした。
長身で細身でスタイリッシュで、外国映画にも引けを取らない、
格好よく美しい二人でした。
そして起業当初の優しい、でも希望溢れるむちゃくちゃな二人も、
凄く好きでした。兄に甘える弟のような徹。
朝比奈の裏切りについては、いろいろと思うところはありますが(笑)、
またあの二人に戻ってくれて、それが嬉しかったです。
「徹」と呼ぶ朝比奈の声がとても好きでした。
新さん、素敵でした。

 

『 夏井真琴 』
最終回も凄く凄く好きなんですけど、第8話のエレベーターのシーン。
「私、日向さんのことが好きです」
ここは何度も何度も見て、何度も何度も涙が溢れました。
一番美しい感情、自分のことは微塵も考えに入れず、
ただその人のために、好きだという真っ直ぐな思いに、
心震えました。一番苦しいときの徹を救ってくれてありがとう。
真琴といっしょに徹に恋することが出来ました。
さとみちゃんに感謝!

 

『 日向徹 』
こんなにも自由にのびのびと、その役を生きる小栗くんを見たのは、
久しぶりのような、日向徹を縦横無尽に楽しんでいるという感じが、
凄く伝わってきた役でした。
小栗くんが日向徹を生きるとき、もの凄いパワーを持って、
日向徹が迫ってきました。
天才で我儘で傲慢で、少年のようで寂しがり屋で繊細で、
面白いことが大好きで、物作りへの純粋さは誰にも負けなくて、
目を見張るほどの格好良さと眩しさと説得力。
だんだん壁は壊れてきて、人を信じること、
それに答えること、徹はどんどん深くキラキラと魅力的になってきました。
小栗旬なのか、日向徹なのか、見紛うほどに、
日向徹だった小栗くん。
とてもとても魅力的な日向徹でした!
たくさんたくさん幸せをいただきました。
忘れられない役です。大好きな役です。大切な役です。
そんな日向徹をこれほどまでに魅力的に体現してくれた小栗くんに、
本当に感謝します!