曇り空です。
「鎌倉殿の13人」観ました。第2回も面白かったです。
45分あっという間でした。
ドキッとして嬉しい気持ちになりました。
今回は國村さんや草笛さんがさすがの存在感でしたね。
そして義時は相変わらず振り回されていて、可哀想なくらいでした。
心の中の矜持を傷つけられるシーンもありました。
緑の中、馬に乗り若草色の着物を纏った義時が、
伊豆の権守、堤信遠と出会ったとき、お辞儀をしていると。
堤 「跪かぬか!」
義時「そこまでするどおりはござらぬ」
(整った顔立ちに知的な目)
堤 「北条ごときが源頼朝の世話をかって出て、いい気になったか」
義時「ごめん」
去ろうとすると、男たちに荒々しく着物をつかまれ、
強い力で無理矢理ひざまずかされ、泥水に顔を押し付けられる義時。
屈辱の中の渇いた瞳、その後の睨んだ瞳が切なかった。
こういう屈辱を受けるシーンは結構好きで(え?笑)、
まだ若い義時の中のプライドが目を覚ますというか、
そういうシーンを見ると凄く惹かれます。
そして八重ちゃんとはどんぐりを投げつけられる仲になりました(笑)。
八重と政子のシーンも凄かったですね。
こちらもプライドとプライドのぶつかり合いだった気がしました。
それから第2回はなんといってもラストシーン。
頼朝「わしには時がない。わしは北条の婿となり、北条を後ろ盾として、
悲願を成就させる。それゆえ政子殿に近づいたのだ」
義時「悲願?」
頼朝「お前だけには話しておく。いずれわしは挙兵する。
都に攻め上り憎き清盛の首を取り、この世を正す」
義時「お待ちください」
頼朝「法皇様をお支えし、この世のあるべき姿に戻す。
そのためには政子が、北条が欠かせぬのだ。
よいな。ことは慎重に運ばねばならぬ。このことは兄にも話すな」
(義時の肩に手を乗せ)
頼朝「小四郎、お前はわしの頼りになる弟じゃ」
義時「ははっ!」
小栗くんは義時の若さを、目線とか仕草に表してして、
このシーンはまだ若い義時の純粋な嬉しさ、驚き、思いが、
手に取るように伝わってきました。こちらも熱くなりました。
しかし頼朝はなかなかの人たらしで、
これも本心なのか(まあ、あの家族の中なら、義時が一番信用できるでしょうが・笑)、
こうやって義時を迎え入れたのですね。
さあ、面白くなってきました。来週もとても楽しみにしています!
そして今回の素敵なシーン。
「鎌倉殿の13人」は夜の映像が本当に月の光のみ、
家の中では蝋燭の光のみの感じがして、綺麗ですよね。
それゆえ昼間の明るさ、緑の美しさが映えて、
そんな中、いつもの小屋で義時と義村が話すシーンが、暗い小屋の中、
差し込む光に義時が縁取られて、綺麗だなあって思いました。
ちょっと教室の窓辺に佇む二人の男の子っていう感じ(笑)。
光に縁取られる二人はでも頼朝の首をはねる話をしてたんですけどね(笑)。