風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

大河ドラマ 鎌倉殿の13人 第23回

よく晴れました。

まず先日「鎌倉殿の13人」の追加キャストの発表がありましたね。

生田くんが出てくれることになりました!

生田斗真NHK大河「鎌倉殿の13人」で後鳥羽上皇の側近役

親友・小栗旬との共演に「キュンです。シュンです」

https://news.yahoo.co.jp/articles/ee271330ebb8b16be17eb87a7ed7229cca115753

生田くんからは、小栗くんについて、キャストやスタッフの皆さんを、

いつも大切にしている座頭。生田くんの長台詞を丸々覚えてきて、

間違えたらすぐ指摘してやろうという20代の頃のイタズラ小僧の顔も見せる。

「そんなところも素敵です。キュンです。シュンです」と言ってくれました。

嬉しいですよね。

小栗くん主演の大河に出てくれるなんて。小栗くんも生田くんも、

二人ともが嬉しいだろうなあと思います。楽しみですね!

 

そして「鎌倉殿の13人」第23回を観ました。

今回も面白かったです!

前半はコメディで後半はまた不穏な雰囲気が漂っていましたね。

まず坂口くんが初登場の回でしたがそのテロップが、

「成長著しい金剛」って、これは強行突破ですか(笑)。

本当にそれはそれは大きくなりましたけど、あ、鶴丸ちゃんも大きくなってましたね。

二人、仲良さそうでよかったなあと思いました。

その鶴丸が金剛が仕留めた鹿を担いでいて、

金剛が早速鎌倉殿へ見せに行こうとすると、

義時と義村「やめておけ!」とあまりにも声を揃えて言っていて、笑っちゃいました。

義時と義村の変わらぬ絆を感じます(そんなところで?笑)。

そうそう、作り物の鹿をわざと万寿に討たせて、大人たちが作り笑いを浮かべる中、

純粋な金剛が「動きがおかしゅうご・・」のあたりで、金剛の胸へ、

義時のノールック手でポンが入った時も笑っちゃいました。楽しい巻狩りでしたね。

それから義時と比奈の関係も進展がありました。

夜道を歩く義時と比奈。猪に襲われて、比奈の指南を仰ぐ義時。

「ゆっくり背中を(ここで背中を向ける義時)向けないで(すぐ元に戻す義時)」

面白くて可愛かった。

そして夜の野山に倒れ込む二人。うん、何か感じない方がおかしいと思います(笑)。

さらに頼朝が比奈のところへ訪れた夜、そこには義時もいました。

 

義時「本当に来られるとは」

頼朝「わしは征夷大将軍じゃ!側女を持つのがそんなにいけないことか!」

義時「あなたというお人がわかりません。

   比奈殿と私を結びつけようとされたのは、ご自身ではないですか」

頼朝「政子じゃ。あれが勝手に言い出したこと。

   それにお前、比奈にはその気がないんだろう」

義時「そのようなことは申しておりません。

   良い方をお引き合わせくださったと思っております」

頼朝「あ、そう!お前とおなごを取りあうのはもうごめんじゃ。帰る!」

義時「お送りいたします」

頼朝「無用である!」

義時「お待ちください」

(比奈、義時の腕を取り)

義時「なんですか!」

比奈「お気持ち嬉しゅうございます」

義時「あれは方便」

比奈「いいえ、違うと思います」

 

私個人的に、青年が無造作に腕を掴まれるシーン、好きなんですよね(笑)。

義時が比奈に腕を掴まれて、比奈の気持ちを聞かされて、

あのとき義時はそれどころではなかったと思うのですが、

腕を掴まれたときの感触と告白してくれた比奈の思いはきっと伝わったと思います。

この「鎌倉殿の13人」に登場する女性たちは、皆強さがあっていいですよね。

かつ愛らしさもあります。

そしてその後、頼朝が討たれたのではないかという状況になり、

それぞれに今までそんなことに無縁であった人々まで、権力欲が散らつき始めると、

恐ろしい渦巻きとなって混沌としてきました。

義時が父上の窮地を救い、敵討ちを装った謀反ではなく、

謀反を装った敵討ちという采配を見せて、その場を収めたこと。

「以上でございます」と去っていく息子義時を見る父上の表情が、

立派になったなあというよりも、ある意味冷徹な采配を振るった義時に、

恐しさを感じる表情でもありましたね。

 

頼朝「小四郎、二度とわしの側を離れるな。

   わしのためでもあるが、お前のためでもある」

義時「かしこまりました」

 

以前、義村が言っていた頼朝に似てきたという次元ではなく、

もはや推しも押されぬ頼朝の右腕であり、一種怖ささえある切れ者の義時に、

変貌しつつあると思いました。

でもそんな中、比奈と義時は。

 

比奈「ご迷惑ですか」

義時「そういうことでは」

比奈「ではもう少し傍にいさせてください」

義時「私は・・・あなたが思っているよりもずっと汚い。

   一族を守るためなら手立てを選ばぬ男です。一緒にいても幸せにはなれない。

   そして何より・・・私は死んだ妻のことを忘れることができない。

   申し訳ない」

比奈「私の方を向いてくれとはいいません!

   私が小四郎殿を見ていれば、それでいいのです」

(微笑む小四郎)

 

これは以前小四郎が八重にかけた言葉ですよね。

そうかとそうだったかと、少し自嘲するようなでも温かい微笑みでした。

義時と比奈、幸せになってください。

 

なんだかこの頃、とても義時を魅力的に感じます。

(もちろん前から魅力的ではあったのですが、さらに)

元々インテリ系が好きなのと、

体型的には義時の首から肩、背中のラインが美しい。

だから姿勢が良く着物の所作も綺麗。

義時の「私」という言い方も凄く好きです。穏やかな声。

綺麗で丁寧な言葉遣いもしっくりくる上品さがあります。

そしてとても切なさがある。

汚いことに手を染めようとも純粋さが見え隠れしたり、

その苦悩も喜びも涙も微笑みも、義時の心がちゃんと伝わってくる。

「義時」という文字にさえ、生田くんではないですがキュンとなります。

(それは義時沼にかなりズブズブです・笑)

とにかく小栗くん演じる義時に凄く惹かれています。

これからもとても楽しみにしています!