晴れました。真夏のような暑さです。
まだ6月ですが、こちら東海地方も梅雨明けしました。
「鎌倉殿の13人」第25回を観ました。
頼朝の落馬までを描いた静かな切ない回でしたね。
まず頼家が他に妻に迎えたい人がいるとの相談を義時にしているときに、
なぜか突然そこにいる義村(出方がなんか可笑しい・笑)。
まあ三浦もいろいろ入り込みたい気持ちもわかりますが、
なんだか面白かったです。
そして北条一門が集まったシーン。とてもよかったです。
賑やかでほのぼのしていて、皆でお餅を丸めあって、
(義時、そうやって袖を窄めるのねって思いました・笑)
温かで楽しそうな北条家の様子がよく伝わってきました。
比奈ちゃんは姑に疎まれても名前を間違って呼ばれても、
怯まず対処していて、その明るさがとてもいいですよね。可愛いです。
その後の義時、政子、頼朝の木漏れ日のシーンもよかったです。
頼朝、政子のしみじみ対決も可笑しくて、笑い合う二人、微笑ましかったです。
そして義時と頼朝のシーン。
頼朝「小四郎」
義時「はい」
頼朝「わしはようやく分かったぞ」
義時「何がでございましょう」
頼朝「人の命はさだめられたもの。抗ってどうする。
甘んじて受け入れようではないか。
受け入れた上で好きに生きる。神仏に縋って怯えて過ごすのは時の無駄じゃ」
義時「それがようございます」
頼朝「神や仏には聞かせられぬ話だがのう」
義時「鎌倉殿は昔から、私にだけ、大事なことを打ち明けてくださいます」
(穏やかに微笑む頼朝)
このときの義時の表情が胸が締め付けられるように切なくて。
これまで見たこともないような頼朝の穏やかな表情を受け取ったとき、
頼朝の魂も静かに受け取ったような。
その証のように、木漏れ日の光に義時の茶色の瞳が美しく透き通っていきました。
だから最後、鈴の音が義時にだけ聞こえなかったのは、
(いろいろな考察が盛んですが)
やはりすでにここで魂を受け取っていたから、驚くことではなかったこと、
次を担う人物として、義時が選ばれたとも言えると思います。
それから頼朝の最後のシーン。藤九郎と二人で良かったなあと思いました。
ずっとずっと最も近くにいた人だったから。
藤九郎は最後の最後に「佐殿!」と呼んでいて、とても切なかったです。
大泉さんの頼朝もとても魅力的でしたね。
非道なことを重ねているのに、憎みきれない愛嬌のようなものがあり、
「救命病棟24時」で大泉さんと小栗くん、同じ楽屋でいろんな話をした仲で、
何年も経って、素敵な共演になったと思います。
さあ、来週からは第2幕の幕開けですね!
それこそタイトルの「鎌倉殿の13人」がここから始まる感じです。
頼朝の魂を受け継いだ義時が、そのまま頼朝のようになってしまうのか、
やるべきことはわかっているゆえに、迷ったり苦しんだりするのか、
義時のこれからを見守っていきたいと思います。
義時の最後のカット、まつ毛がふさふさでした(どうでもいい?笑)。
頑張れ、義時!
来週も楽しみにしています。