風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

三島作品

今日は暑くなりそうです。
長男が今、村上春樹に傾倒しています。
「お母さんも一冊くらい、読んだら?」と言われ、
風の歌を聴け」を読んでみました。
アンニュイと、インテリジェンスと、どこか詩的で、ちょっとリアルで、
ストーリーを追いかける話にはなっていないので、
いつでも読むのをやめられそうなんですが、
なんだか読んでしまうような・・・
この世界観が長男は好きなのかなって思いました。


それではってことで、私からは、三島由紀夫を読むように言ってみました。
まずは「金閣寺」から。
20代頃に三島作品を夢中になって読んでいたことがあって、
やっぱり一度は、読むべき作家だと思うんですよ。
長男の感想、「すごかった・・・」
そうなんです。私はまず文章がすごく好きで、
理知的で、深く繊細で、圧倒的な力があり、耽美的なのに溺れず、
素晴らしく美しい文章だと思います。
逆説的な思想も、魅力に溢れていて、惹きこまれてしまいます。
もう一回読み直すとまた違った感じで、受け取れるかなとも思うんですが、
なかなか覚悟が要りますよね。
金閣寺仮面の告白、青の時代、午後の曳航、禁色・・・
そうそう、春の雪が映画化されましたが、
小栗くんにもいつか三島作品に出演してほしいなあって思っています。
あの世界の中にいる彼はどんなに素敵だろうかと、
いろいろ想いは駆け巡ります。