晴れたり曇ったりの一日でした。
まずは映画「フロントライン」初日舞台挨拶の記事です。
小栗旬ら「フロントライン」役のモデルからの手紙に感謝「勇気もらえる映画」
https://news.yahoo.co.jp/articles/cc1a7544f95f9c44b2fa695b1cd9ed6ac88c5428
映画「フロントライン」の初日舞台挨拶が、本日6月13日に東京・丸の内ピカデリーで行われ、キャストの小栗旬、松坂桃李、池松壮亮、窪塚洋介、森七菜、桜井ユキ、監督の関根光才らが登壇した。
物語の舞台は、2020年に日本で初となる新型コロナウイルスの集団感染が発生した豪華客船ダイヤモンド・プリンセス号。災害医療を専門とする医療ボランティア的組織・DMAT(ディーマット)のメンバーを中心に、未曾有の事態に直面した人々の姿を克明に描く。小栗はDMAT指揮官・結城英晴、松坂は厚生労働省職員・立松信貴、池松は現地から駆け付けたDMAT隊員・真田春人、窪塚は東日本大震災で結城と活動した過去を持つ医師・仙道行義を演じた。また森は船内で働くクルー・羽鳥寛子、桜井は船を追うテレビ記者・上野舞衣に扮した。
それぞれの役にはモデルとなった人物が存在し、舞台挨拶では、演じたキャストに向けて“本人”から手紙が送られるサプライズも。壇上で読み上げられた手紙には、当時の壮絶な現場や葛藤、そして深い感謝がつづられており、キャスト陣の胸に強く響いた様子だった。
小栗演じる主人公・結城のモデルとなった医師・阿南英明氏の手紙は「5年前、苦しくて苦しくて。早く終わりたい、早く忘れたい。そんな思いでした」という書き出しから始まる。信念が揺らぎながらも現場に立ち続けた日々を振り返り、「撮影現場で小栗さんの後ろ姿を見たとき、完成した映像を観たとき、何度も涙しました」と感謝。「“小栗DMAT”が本当の勇気を呼び戻してくれました。再び危機に直面したとき、大切な仲間と逃げずに最善を模索しようと思います」と決意を示した。
小栗は「素敵なメッセージをいただいてうれしいです」と受け止め、「映画で描かれていない現実もたくさんあったでしょう」と思いを馳せる。「今もDMATの皆さんは活動されています。まずはご自身たちが無事でいながら、いろいろな災害に向き合っていただきたい」と敬意を込めて伝えた。
小栗旬&松坂桃李らキャスト✖️実際のヒーローたちが再会「フロントライン」特別映像
https://news.yahoo.co.jp/articles/f238c0cb4f31ec4b53a3dadbb33afb363a2e2b2f
映画『フロントライン』のキャストと、実際に当時フロントラインにいたヒーローたちが再会した記念写真&映像が公開された。
小栗旬演じる主人公・結城英晴のモデルとなったのは、神奈川DMAT調整本部長(当時)阿南英明医師、松坂桃李演じる立松信貴のモデルは厚生労働省 医政局 保健医療技術調整官(当時)堀岡伸彦氏と厚生労働省 医政局 救急・周産期医療等対策室長(当時)永田翔氏。
さらに、真田春人(池松壮亮)のモデルは浜松医科大学医学部付属病院 救急部 助教高橋善明医師、羽鳥寛子(森七菜)のモデルは元ダイヤモンド・プリンセス号フロントデスク・クルー 和田祥子氏、仙道行義(窪塚洋介)のモデルはDMAT事務局次長 近藤久禎医師。
5月に行われたジャパンプレミアに彼らが集結し、キャストと撮影以来、約1年半ぶりに再会。撮影現場を訪れ、当時体験したことをキャストに伝え、リアリティを持たせるためのアドバイスをするなど、全面バックアップのもとワンチームで製作された本作。小栗は「(撮影に阿南先生が立ち会ってくれて)すごく安心しました。俺はその日阿南先生が体験したことを追体験するようにすればいいんだと思って、心強かったです」とふり返った。
また、ジャパンプレミアに登壇した上野舞衣役の桜井ユキ、監督の関根光才も加わり、記念撮影も行われた。
モデルになった方からキャストへ宛てたメッセージ
■阿南英明医師から小栗旬へ 小栗旬様 5年前苦しくて、苦しくて、早く終わりたい、早く忘れたい…そんな思いでした。 急に悲劇に見舞われた人たちを放置できない、できることはしたいと思いましたが、世界中から注目されて、現場・組織・政治・マスコミ・世間との間で信念がグラつくこともあったのは事実です。 でも、撮影現場で小栗さんの後姿を見たとき、完成した映像をみたとき、何度も涙しました。小栗旬さんが 演じてくださった絶対のヒーロー像でない「結城」は心から共感できます。本当に素晴らしい小栗DMATが、改めて本当の「勇気」を呼び戻してくれました。再び危機に直面した時に、大切な仲間と逃げずに最善を模索しようと思います。感謝。
この役のモデルとなった皆さんとの写真が本当にいいですね!素敵です。
ということで、今日私も映画「フロントライン」を観てきました!
感想はネタバレを含みますので、読みたい方だけお願いします。
フロントライン 関根光才監督作品
結城英晴 小栗旬
立松信貴 松坂桃李
真田春人 池松壮亮
仙道行義 窪塚洋介
とてもとても良かったです。心打たれるシーンが何度もあり何度も涙しました。
まず上質な映画という感じが凄くしました。
こういう題材だと凄く煽ったりここで感動してください、ここが泣き所です、
みたいな作りになりがちなところを、事実に基づき淡々と描かれている。
それはここに登場するDMATの皆さん、船のクルーの皆さん等への、
リスペクトの気持ちがあるからこそだと思うのです。
彼らの眼差しのように、真摯に細やかに丁寧に作られた映画だと思いました。
でも淡々と作られているようでも、ぐっと心を持っていかれるシーンが、
何度もあって、あっという間の2時間20分でした。
そして本当にDMATの皆さんが素晴らしい。尊敬という言葉でも足りないくらい。
できる限り人を助けるという根幹がぶれずに、医師としての矜持を強く感じました。
それからキャスト、ぴったりでしたよね。
まず結城役の小栗くん。こういう指揮官というか、リーダーシップについては、
当然あるのですが、ただ柔軟性もあってかつ人間味がある。
ずっと上の方にいた人ではなく現場のことも肌に感じて登ってきた人というか、
そういう雰囲気がとても出ていました。
それからモデルの阿南先生も感動したという、
熱が出たフィリピン人のクルーを診察したシーン。
ナチュラルな英語が優しくて、それが本当にお医者さまのそれで、
彼女に今したいことを聞いたとき、涙ながらに「家に帰りたい」と、
聞いたとき、優しく彼女の肩を撫でる様子が、本当に慈愛に満ちていて、
優しい先生だなあと涙が流れました。
結城役の小栗くんと立松役の松坂くんの距離が、
縮まっていく感じも凄くよかったです。
松坂くんも最初、ちょっと鼻持ちならない官僚の感じだったのが、
その場を抑えるために、嘘をついてくれたりとか、
結城を援護射撃してくれるような感じになって、
最後は立松は結城に「偉くなれよ」と言われるまでに信頼されて、
二人の関係性の変化もとてもよかったです。
関係性といえば、小栗くん演じる結城と窪塚くん演じる仙道も、
凄くいい関係性でした。これは小栗くんが窪塚くんにオファーしたと、
いうことでしたが、大正解だと思います。
小栗くんと窪塚くんの関係性さえ下地になっているような、
「結城ちゃん」と呼ぶ仙道が凄く自然で、
仙道は結城とはまた違う感じで、さらに軸がしっかりしていて、
その道を行くと決めたら我関せずという感じが窪塚くんならではだと、
思いました。
真田先生を演じる池松くんも本当にお医者様に見えて、
何でもない数値を聞いたあとの「ほんとに」の一言だけでも、
お医者様の感じがしました。
それから船内クルー役の森七菜さんもとてもよかったです。
お客様に真摯に向き合っている様子が伝わってきました。
パンフレットを読んでいたら、森さんのモデルになったクルーの方が、
ブラウン夫妻のモデルになった方からは、今でもクリスマスカードを、
いただいているとのこと、素晴らしいですよね。
こういう船内で働いている方もDMATの方々も、
自分の身も顧みず、未知の脅威に立ち向かっている姿に、
そのプロフェッショナルさに誇り高さに本当に感動しました。
少し様子を見てからこうした方がよかった、ああした方がよかったと、
言うのは無責任ですよね。
どんなにか立ち向かう皆さんはたくさんの責任を背負って、
一秒を争う決断をしてきたか。
本当に観てよかった、名もなきヒーローの皆さんを、
知ることだできてよかったと思いました。皆さんに本当に感謝です。
これからもご自身も大切にしながら活躍をお祈りしています。
「フロントライン」とても感動しました。
たくさんの方たちに観ていただきたいです。
ロングランしてほしい映画です。