綺麗に晴れました。
昨日のコメント欄では、くり坊さんのイギリス公演の報告を聞くことが出来て、
本当に嬉しかったですね。胸がいっぱいになりました。
冷静に考えれば、心配ない話に決まっているのに、万が一を考えて動揺してしまって、
演劇の女神様、彼をお守りください!って思いましたが、
しっかり演劇の女神様(きっと彼についているのは、女神様だと思うんですよ・笑)は
彼を守ってくれましたね。
私は前に放送された「シェイクスピア紀行」で映ったあの伝統ある劇場を見ただけで、
足が震えそうなのに、23歳の若者はその舞台に堂々と立ったのです。
きっと「小栗旬」っていう俳優をほとんどの人が知らなかったと思うんですが、
掛け値なしで、観てもらって、作品を評価してもらって、
いっぱいの拍手と、それもスタンディングまで!
本当に嬉しかったでしょうね。彼の笑顔が目に浮かぶようです。
英国公演、大楽まで、無事にやり遂げられますよう、心よりお祈りしています。
さて2時間睡眠なのに、元気なので(笑)、BS2「間違いの喜劇」の感想を少し。
舞台の前に、蜷川さん、小栗くん、高橋さんの、コメントが映りましたね。
久々に透きとおるような白い肌の小栗くんで、
ぱっと見、稽古が終わったバレエダンサーのような、ほわんとした感じで、
茶色の髪がくしゃくしゃなのに、綺麗な男の子だわ〜って、感動しました。
この小栗くんで、もはや心掴まれてしまいました(笑)。
さて「間違いの喜劇」でいつも涙が出てきてしまうのは、家族が再会して、
あの赤いリボンのダンスに入るシーン。幸せが満ちていくような優しいキス。
オルゴールのお人形のような三拍子のゆっくりしたダンス。
彼の中には何とも言えない優しさというか、上質な愛が住んでいるなあって思います。
それも皆に分け与えるに充分なほど、だから幸せな場面になると、
とてもとてもこちらも幸せになれます。
白アンティフォラスが駆け抜けて行ったかと思うと、
すぐ平然と赤アンティフォラスが出てきたり、今更ながら大変でしたよね。
小栗くんも高橋さんも駆け巡って、汗びっしょりで、なんだか感動してしまいました。
小栗アンティフォラスは、愛の告白のときは涙ぐんでましたね。
小栗くんはまだ声が出るようになる前なので、少し苦しそうなところもありましたが、
ひたむきで純粋で、その精神に心打たれました。
エイドリアーナはいちばん笑いをとっていて、いじらしくて可愛らしい。
ルシアーナはどう見ても、女の人でしたね。
そしてチームワークが素晴らしい、温かな幸せなおとぎ話のようなカンパニーでした。