風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

アンティフォラスとドローミオ

今日もよく晴れています。
くり坊さんから紹介していただきました(ありがとうございます)。
acteur(アクチュール)で検索して、アクチュールのHPの、
編集部ブログをクリックすると、
小栗旬さんイギリス便り1」というブログが読めます。
喝采という文字が嬉しいですね!よかったです。大楽まで頑張ってほしいですね。
さて「間違いの喜劇」で、あと1ヶ月くらい?は寂しさを紛らわせなくては、
いけないので(笑)、小出しにいってみたいと思います。
今日は小栗アンティフォラスと高橋ドローミオについて。
蜷川さんがインタビューで、「つまんない本なんですよ。
初期のシェイクスピア、たいしたことない。」と仰っていましたが、
そこに息が吹きこまれると、こんなに生き生きとした楽しい、
夢のような素敵な作品になりましたね。
その二人もとても軽やかな可愛らしいコンビになりました。
いつも思うんですが、主従関係といっても、それほど絶対服従のような感じではなく、
ドローミオは、一応、いうことは聞いているんですが、
まあ、ごちゃごちゃうるさい(笑)。たとえ二人で縛り上げられても、
駄じゃれをいう余裕?もあります。アンティフォラスの台詞に、
「落ち込んで気が晴れない時には、陽気な冗談を飛ばして気分を明るくしてくれる」
というように、二人にとって、兄弟のような、なくてはならない存在で、
そんな雰囲気はよく出ていましたよね。
叩かれても、怒鳴られても、いつもドローミオは明るくチャーミング。
二人でかけ合い漫才のようなシーンもあり、
白コンビの方がより関係が近い感じがしました。
赤コンビは白コンビより主従関係がはっきりしているような感じ。
赤アンティフォラスは家庭持ちですからね。
そうそう、エイドリアーナに初めて会ったのに、散々説得される状況で、
二人で混乱した感じで、彼女の話を聞いている時、
話を、はさもうとして、言いそびれる二人の息の合った動作。可愛くて、可笑しかった。
そしてふとドローミオが、アンティフォラスの手の甲にキスするシーン。
ドローミオが、大事そうに、小栗くん、いえいえ、アンティフォラスの手を持っていて、
驚くアンティフォラスと、ちょっぴり満足そうなドローミオが、
可愛いなあって、いつも思います。
ロマンチックな「手の甲にキス」は絶対、日本では考えられませんよね。
今回、小栗くんはされる方でしたが(笑)、でも可愛くて好きなシーンでした。