風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

ガウディの椅子

朝から雷が鳴って、雨が降っています。
この間、子供の宿題を兼ねて近くの美術館に行ってきました。
ガウディ、ミロ、ダリの特別展が行われていました。
ミロ、ダリは今までも、見たことがあったのですが、
ガウディは初めてで、ちょっと興味深かったです。
作品には触れられなかったので(当たり前ですが)
でもベンチでも椅子でも、やっぱり座ってみたかったですね。
インテリアって感じは全然しないんですが、座りごごちも悪そうなんですが、
でも「座ってね」って言ってるような、
なんだかクスクス笑っているような雰囲気があるんですよ。
独特の曲線で、左右対称でもないし、ひと筋縄ではいかない感じも、
こだわりもあって、でも自然に同化するような優しさもあるんです。
「アトリエの近くの木、これが私の師である」というガウディの言葉が、
ガイドに書いてありましたが、そんな雰囲気はよく伝わってきました。
その美術館もなかなか芸術的な作りでした。
ひと休みして、大きな窓の外を見たら、
まるで絵のように木々が植えられていて、緑一面で、
そこに縞模様の大きな蜻蛉玉のような物体が置かれていて、
それが何故かとてもよく似合っていたんですよ。
しばらくいい気持ちで、眺めることができました。