すごく暖かいです。
小栗くんの「間違いの喜劇」の出演が決まったと聞いたとき、
早々に小田島雄志さん訳の「間違いの喜劇」を買ってしまって、
後で、松岡和子さん訳で、劇が上演されると知って、
今度は松岡さんの「間違いの喜劇」を買いました。
両方、読んでみたんですが、この「間違いの喜劇」は、
言葉遊びや、韻やしゃれが散りばめてある物語なので、
日本語訳は大変ですよね。2冊、比べると興味深いです。
松岡さんの本は下に注釈がついていて、分かりやすいですよね。
そしてやはり演じられた台詞そのままなので、声が聞こえてきそうです。
美しい台詞、ドキッとするような深い台詞もあって、
シェイクスピアは素敵だなあって思います。
昔の人はこういう愛の告白を本当にしていたんでしょうか。
いかに機知に富んだ会話が出来るかが、一種のステータスだったんでしょうね。
小栗アンティフォラスは、とても端正で、格好良かったんですが、
同時に活発で、すごくチャーミングでした。
こうやって戯曲を読むと、役者さんが言ったその間のようなものも、
思い出すんですが、小栗くんはコメディもとても向いているなあって、
思ったりしています。
それとあの容姿と雰囲気で、皆を幸せにしてしまうところが喜劇向きですよね。
「お気に召すまま」と「間違いの喜劇」を彼が演じることになったのは、
そういうことなのかなって思ってみたり。
でも美しさは悲劇もとても似合うので、「タイタス・アンドロニカス」も、
楽しみですよね。彩の国公式ブログに載っていた、
英国から届いたパンフレットが凄そうです。