風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

戯曲 間違いの喜劇

すごく暖かいです。
小栗くんの「間違いの喜劇」の出演が決まったと聞いたとき、
早々に小田島雄志さん訳の「間違いの喜劇」を買ってしまって、
後で、松岡和子さん訳で、劇が上演されると知って、
今度は松岡さんの「間違いの喜劇」を買いました。
両方、読んでみたんですが、この「間違いの喜劇」は、
言葉遊びや、韻やしゃれが散りばめてある物語なので、
日本語訳は大変ですよね。2冊、比べると興味深いです。
松岡さんの本は下に注釈がついていて、分かりやすいですよね。
そしてやはり演じられた台詞そのままなので、声が聞こえてきそうです。
美しい台詞、ドキッとするような深い台詞もあって、
シェイクスピアは素敵だなあって思います。
昔の人はこういう愛の告白を本当にしていたんでしょうか。
いかに機知に富んだ会話が出来るかが、一種のステータスだったんでしょうね。
小栗アンティフォラスは、とても端正で、格好良かったんですが、
同時に活発で、すごくチャーミングでした。
こうやって戯曲を読むと、役者さんが言ったその間のようなものも、
思い出すんですが、小栗くんはコメディもとても向いているなあって、
思ったりしています。
それとあの容姿と雰囲気で、皆を幸せにしてしまうところが喜劇向きですよね。
「お気に召すまま」と「間違いの喜劇」を彼が演じることになったのは、
そういうことなのかなって思ってみたり。
でも美しさは悲劇もとても似合うので、「タイタス・アンドロニカス」も、
楽しみですよね。彩の国公式ブログに載っていた、
英国から届いたパンフレットが凄そうです。