春のような暖かい日になりました。
そういえば、「花より男子2」第5話を見ていて、
小栗類くんは、随分ヴァイオリン、上手くなりましたよね。
左手の細く長い指が、弦を押さえて美しく、
身体を揺らせながら、愛らしく弾いていました。
「パッヘルベルのカノン」は前から好きな曲と書いていますが、
あの小栗くんが弾いているメロディも好きなんですが、
そこへいくまでの、メロディの方が好きなんですよね。
あのつくしちゃんを押し倒したときとか、
病室でキスしたあと、「だめだった?」っていうシーンの、
バックに「カノン」が可愛らしく編曲されて流れていましたが、
あの最初のメロディが、「カノン」の始まりのメロディです。
静かに優しく始まって、どんどん音が重なっていきます。
ゆっくりめで演奏していただくと、より嬉しいです(笑)。
先日、テレビをなにげなく見ていたら、「カノン」が流れてきて、
「みゅーじん」という番組で、千住真理子さんを取り上げていました。
天才少女と呼ばれて、その後、一時、ヴァイオリンをやめてしまって、
そして再生する物語で、そのヴァイオリンの音色と同じように、
心に沁みていくような、そして感動的なお話でした。
やっぱり音楽は素晴らしいなあとか、
そこへまた向き合おうとした千住さんが、とても清々しく、すごく素敵でした。
千住さんのお兄様が、
「真理子は呼吸をするように、ヴァイオリンを弾いていたのに、
ずっと息を止めてはいられないと思っていた。」と仰っていて、
小栗くんもお芝居に対して、演劇に対して、
まるで呼吸をするように携わっているのかな、なんて思ってみたり。
やっぱり芸術に携わっていくって、大変でしょうけど、素敵ですよね。
クラシックは物凄い練習量で、その上に表現力で、
でもなんとなく、音にその人のひととなりが出るのかなあって思います。
千住さんが弾かれた、「主よ、人の望みの喜びよ」も、祈りにも似て、
とても心に響きました。
前の「成人の日コンサート」の鍵冨さんは、若々しい音だったでしょうか。
小栗くんの弾くヴァイオリンはこれからどんな音を奏でるでしょう。
「花より男子2」のサントラが出たら、
「カノン」は、つくしと類のテーマ曲になるのかな。
だったらちょっと嬉しいです(笑)。