風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

翼・・・あげる 僕はいらない

日差しが暖かいです。
さとみさんから教えていただきました(ありがとうございます)。
2月9日の「はなまるカフェ」に、「花より男子2」の団子屋の女将さん役、
加藤貴子さんが出演するそうです。F4の写真、映るかな?
これから毎週金曜日は、「花より男子2」関連の人が出そうですよね(笑)。
そしてメールにて教えていただきました(ありがとうございます)。こんな記事が。
http://www.oricon.co.jp/news/ranking/41726/
満足度1位は嬉しいですよね。
ドラマ終了後も、1位だと嬉しいですね。


さて「王子辞典」の中に、「トーマ・ヴェルナー」という名前が出てきたんですが、
これは萩尾望都さんの漫画「トーマの心臓」に出てくる少年で、
あるひとりの少年に対して、その身を持って(たとえその身が砕け散ろうとも)、
メッセージを伝える役でした。
トーマの心臓」は“許し”がテーマだったでしょうか。
その中に、タイトルにした「翼・・・あげる 僕はいらない」という、
トーマの言葉があって、2月2日の日記に、
「類はふわふわしてて、背中に羽根があったのに、その羽根を取り去って・・・」と、
書きましたが、このトーマほど、積極的には、羽根を取り去ってはいないにしても、
その意志にかかわらず、彼の羽根はきっとこれから、
つくしの幸せを誘引するきっかけになっていきますよね。
このことを分かっているのかな、花沢類は、って思ってしまいます。
私は原作を読んでいないので、小栗くんの演じる花沢類を見て思う限りなんですが、
もうすでにずっとずっと前から、分かっていたのでしょうか。
それとも分からないけど、感じているのでしょうか。
閉ざされがちだった心に、明るい希望のように入ってきたその光が、また輝くように、
それだけのために生きようとするのでしょうか。
それとも握り締めた小さなお守りのように、
静さんとの約束を果たそうとするのでしょうか。
小栗くんの類を見ていると、いろいろな思いが巡りますよね。
類がどんどん深くなっていきます。
そして、そう思わせるところが凄いなあって思いました。
類は複雑な役ですね。でも類独特のしなやかさ、軽さもなくてはいけない。
その仕草、眼差し、佇まい。声。その全体の雰囲気が類だなあって。
これは舞台の経験も大きいと思います。
去年大きな舞台に立って、その収穫は計り知れなかったと思うので。
舞台は、後ろの方の席の人にも、その役が、泣いているのか、笑っているのか、
もっと繊細な感情も、その声と、身体全体で、表さなくてないけない。
それも醸し出されるように。
だから、小栗くんの類は、ただ佇んでいるだけで類なんだなあって思う。
類は笑っているけど、泣いていないの?
類は優しいけれど、苦しくないの?
類はもう羽根はいらないの?
カノンを聴きながら書いていたら、切なくなってしまいました(笑)。