風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

キサラギ 感想

小雨が降っています。
キサラギ」初日舞台挨拶の様子は、私は「スッキリ」で2秒ほど見ました(笑)。
その様子を昨日のコメント欄で、ナチさんが、今日のコメント欄で、ジョーママさんが、
BBSで、かえさんが、報告してくださいました。ありがとうございます。
読んでみてくださいね。
笑っていいとも!増刊号」はCM中のトークはなかったですね。
でもとても長く扱ってくれて、嬉しかったです。
その小栗くんから紹介された、「いいとも」での成宮くん。
「お気に召すまま」のポスターをテレビで見たら、また素敵でした。
でもお話には出ませんでしたね。小栗くんが運転免許のことを振ったので、
そのお話になってしまいました(笑)。
小栗くんのストラップを持った写真も可愛かったです。
最後に塚地さんが、「キサラギ」の宣伝をしてくれてました。


そして映画「キサラギ」観てきました!
遠い映画館なので、たびたび行けないと思って、出て入って2回観てきました(笑)。
とってもとっても面白かったです!
笑って笑って、最後は涙が滲んできます。
前に小栗くんが言っていた「小さな愛が散りばめられた、愛のメロディ」
まさにそのとおりの作品になっています。
本当に密室での、会話劇で、大きな事件が起きるわけでもなく、
色っぽいシーンも、暴力シーンもなく、下ネタで下品に笑わせるのでもなく、
綺麗な景色が見えるわけでもないのに、どんどん惹き込まれて、
最後は如月ミキちゃんを一緒に応援したい気持ちになります(笑)。
これはオリジナル脚本で、考えてみると、挑戦的な実験的な要素もあるんですが、
それが肩に力が入るのではなく、えらそうではなく、実に軽やかに、
どんどんピースがはまっていくジグソーパズルのように、
すべて伏線があって、ひとつも無駄な台詞がなくて、
ニ転三転四転五転(笑)していくストーリーで、素晴らしいです。
それを生かすも殺すも、役者さんだなあって思うんですが、
また5人が素晴らしい。これはひとりでも力量が落ちる役者さんがいたら、
このバランスは崩れてしまうと思うんですよ。
監督さんが「これだけの人がよく揃ったな」と仰っていましたが、
小栗くんは、去年の夏、撮った映画ということで、
オファーはもっと前だと思うんですが、だから当然「花より男子」で、
ブレイクする前ですね。本当に実力で選ばれたんだなあって思います。
期待に応える演技だったと思います。
家元くんのところで、会場から笑いがおこると、なんだか誇らしかったです(笑)。
格好良さも、美しさも求められない役で、
でも本当に、可愛い!これは気持ち的にも、可愛いなあって思わせる役なんですよ。
愛しいというか、それは5人全員にいえることですが、
本当に愛すべき5人だなあって思えます。
家元が小栗くんでよかったなあって思ったし、
それはオダ・ユージがユースケさんで、安男が塚地さんで、スネークが小出くんで、
そしていちご娘が、香川さんで、本当によかったなあって思いました。
この5人で舞台版も観てみたいなあとか思ったんですが、
こういういい映画に出られて、最後のエンドロール、
一番最初に「小栗旬」の名前が出てきたときは、なんだか感動してしまいました。
この映画館は、エレベーターが、キサラギ仕様になっていて、あの5人が、
出迎えてくれるんですが(春さん、教えてくださってありがとうございました)、
今までにないことだったので、とても嬉しくて、じっくり見てきてしまいました(笑)。
そしてロビーには、大きなパネルがあって、
「日本映画ナビ」に載っていた「キサラギ」の写真が一面に貼ってあって、
その上に、皆さんの感想を書いたメモが、所狭しと貼ってあるんですが、
いろんな方のいろんな文字で、「とても面白かった!」「友達に薦めます!」と、
書いてあるのを、見ると、まるで身内のように(笑)、嬉しくなってしまいました。
私は夕飯の支度があるので、感想のメモを書かずに、出てきちゃったんですが、
すごく充実した、楽しい時間で、とても温かい気持ちで、
映画館を出てこられたことに、満足しています。
1回目観てから、すぐ、やった!2回目も観れる!ってわくわくする感じで、
2回目は正体が分かってから観ているんですが、
そう思って観ると、あの台詞はこの意味でとっていたんですが、
実はこっちの意味だったのね、とか、どこも破綻することなく、
本当に上手く組み立てられているんだなあって、また改めて思いました。
そして2回目も同じように、むしろもっと感動して、映画館を後にしました。
1回目は満席で、2回目もほぼ満席でした。
若い女の子が多いかなって思ったんですが、
若いカップル、年を重ねたカップル、男の子同士のグループもいて、
客層は幅広かったです。ヒットしてほしいですよね〜。
いつも私は映画はパンフレットは買うんですが、グッズは買ったことなくて、
それが「ラッキーチャッピーぬいぐるみキーホルダー」を、本気で買おうか、
悩んでしまうくらい(結局、買わなかったんですが・笑)、いい映画でした。
上質なコメディ、1時間48分、飽きさせません。ファン心理も微妙にくすぐる内容で、
素敵な5人を観てあげてください!
ということで、ネタバレなしで感想を書いてみたんですが、
やはり書きたいことがあるので(笑)、ここからはネタバレありの感想を少し、
書きたいと思います。映画を観た方のみ、読んでくださいね。




















映画 キサラギ        佐藤祐市監督作品
                  家元  小栗旬
                  オダ・ユージ ユースケ・サンタマリア
                  スネイク 小出恵介
                  安男   塚地武雅
                  いちご娘 香川照之


笑って笑って、そして一番感動して涙が出てしまったのは、
最後の最後、家元くんの逆転サヨナラホームラン(笑)のところです。
あの小栗くんの表情を今思い浮かべても、胸がいっぱいになってしまいます。
これはみんなそれぞれに、それぞれの思いで、
ミキちゃんへのピュアな愛があるんですよね。
そのそれぞれのキラキラした部分にとても感動しました。
小栗くんが言う、散りばめられた愛ってこのことなのかなって思いました。
そうなると、あのミキちゃんを一心不乱に応援する、
5人揃ってのダンスも、なんだか胸がいっぱいになってしまって、
それでも目の前で繰り広げられるダンスがなんだか可笑しくて、
泣き笑い状態でした(笑)。
そして家元くんは細身に、黒のスーツ、可愛くて、
優柔不断だったり、みんなを取り持ったり、驚いたり、すねたり、
相変わらず、心の変化がよく伝わってきて、心惹かれました。
どれが本当で、どれが嘘で、誰が虚像で、
でもあのみんなの愛は真実だったんだなあって、
そのみんなの中のきらきらした綺麗な部分が、とても心に愛しい映画でした。