風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

日常から非日常へ

今日も暑い日になりました。
最初に、以前、こちらの東海地方での小栗くんゲストの回の「さんまのまんま」は、
9月30日放送と書きましたが、今日、テレビ雑誌を見てみたら、
10月13日(火)のところに名前があります。
また変更があるかもしれませんが、いろいろ気をつけてみてくださいね。
山りんさんから教えていただきました(ありがとうございます)。
クノールカップスープ」の新CM が9月26日からオンエアー。
小栗くん、川島海荷さん、池内淳子さんの三人での新しいCM が見られるようです。
http://www.ajinomoto.co.jp/press/2009_09_24.html
記事もあります。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090924-00000024-oric-ent
テレビでも少し見ましたよ。こんなお兄さん、誰でもほしいですよね(笑)。
さつきさんから教えていただきました(ありがとうございます)。
この春放送された「僕らの時代」をご覧になったエキストラ募集サイトを、
運営されている方の感想と、それに対するコメントが公開されています。
右の最近のコメント「出来事 小栗旬の夢」をクリックすると見られます。
http://yanaken.cocolog-nifty.com/extra/
さつきさんも仰ってますが、その言葉だけを取り上げるのではなく、
話全体を聞いて、好意的に解釈してくださったことが嬉しいですよね。


本屋さんへ行ってきました。
TAJOMARU」の波が一段落したと思ったら、今度は「月9」の波が・・・。
あ、「月キュン」でしたね(笑)。
テレビ雑誌、いろいろあって、表紙にもなっていましたが、買ってきたのは、
ザテレビジョン
東京DOGS」、高倉奏くん、下着売り場のシーンが、
カラー1ページ、載っていたので(それだけ?笑)。
「月刊TVnavi 11月号」
カラー3ページ。2カット目の写真がよかったので(はい・笑)。
NHK ステラ」
“三成、最期の言葉”で、カラー2ページ。
牢屋の中から訴える瞳に、なんとも言えず惹き込まれたので。
その次のページの「童門冬二のメディア瓦版」
“敗将三成へのさまざまな反応”もよかったです。
捕らえられた後の家康との会話、あざわらうものもいた中、
自分の陣羽織をぬいで、三成の肩にかけてくれた大名もいたそうで、
三成がやはり一目置かれていたこと、人となりがわかるエピソードが、
書かれていました。そして昨日のコメント欄に、
璃佳さんも内容を書いてくださいましたが(ありがとうございます)、
JUNON 11月号」
それこそ「月キュン ピンナップ」(笑)。
座っていますが、全身が写っていて、素敵でした。
「最強タッグ、誕生。」小栗くんと水嶋くんでカラー6ページ。
小栗くんのみのページは2ページ。爽やかで素敵ですよ。
ちなみに、目次のところの小栗くんも可愛いです。
そしてuno の4人組で、カラー4ページ。
あのCM 発表会の様子と、ロンドンでの様子が載っています。
「まさに彼らは、今の10代から20代の男性を代表するベスト4、
 日本代表選手です」と書かれていて、嬉しかったです。
uno の小栗くんは、ロンドンロケだし(笑)、無条件に可愛くて素敵です(笑)。
そして最後のページ、いつもの「JUNON 取材秘話」
小栗くんの撮影中、隣のスタジオで、なんと小栗監督の映画の、
主要5人のポスター撮影が行なわれていたそうです。
早いですね。着々と形になっていくんですね。
それから以前買った雑誌は、「メンズノンノ」と「ザテレビジョンHOMME vol.8」
メンズノンノ」はそのunoの4人組が、表紙と、ロンドンでの様子が、
カラー4ページで載っていたので買いました。
表紙の裏の、小栗くんがマントのようなコートを着ている姿が、
とても素敵でした。
ザテレビジョンHOMME vol.8」は、カラー8ページ。見開きの、
「暴れるだけ暴れて、いつでも消える覚悟はできてます」のところの、
瞳がとても綺麗で、すごく好きな瞳だったので、買ってきました(笑)。
そんな感じです(笑)。


さて昨日、BS-hi で放送された「プレミアム8 人物100年インタビュー
蜷川さんの回を見ました。1時間半、ほとんどインタビューで、
とても濃い内容だったので、すべてを理解するというのは無理でしたが(笑)、
カリギュラ」を観てカミュの思想に触れたときのような、
そういう喜びがありました。
カリギュラ」は、会話劇で、それほど次々に事件がおこる劇ではなかったので、
ずーっとカミュの考えを聞かされているような、
ものすごい思考力だなあと思って圧倒されました。
世界的な人、ある分野でとても優れた人、そういう方の考えに触れることは、
やはり目を覚まされるような気がします。
蜷川さんは末っ子で(だから小栗くんと似ているのかな・笑)、
何度も、恥ずかしい、おこがましいという言葉が出てきて、
でもずっと留まっていない人なんだなあと、つくづく思いました。
まさに疾走していて、並外れた向上心、探究心があるというか、
それはでも蜷川さんが仰っていた、
「子供がおもちゃを与えられた」ように、キラキラと胸躍らせて、
また新しい表現、新しい演劇を見つけようとなさっているんだなあと。
どんなに賛辞を送られても、満足することなく、正解もなく、
なおも追求していく、そのエネルギーが素晴らしいなあと思いました。
学生運動のあたりは、さすがに同年代ではないのですが(笑)、
ニュースではたくさん見ていた記憶があって、時代と演劇の関わり方も、
興味深く見ました。その時代、今の時代を踏まえて、
演劇の未来について、こういう感じのことを仰っていました。
「最先端の科学によって、情報が送られてくる時代。
 演劇は生ものに出会う唯一の媒体。実演の魅力。
 生身の人間によって成立するメディア。一番人間的なメディア。
 シンプルな形で演劇的な想像力を生々しい手作業によって行なう。
 戦うべき相手が明瞭にみつからない、社会の存在そのものが、
 大きく中心的なテーマを語ることすら無意味だ、あるいは恥ずかしい、
 そういうことが消失しているのが現代だ。
 しかし新しい理念を作らなきゃいけない、優れた人、そうでない人も、
 そのことを切望している。
 世界中が新しいモデル、新しい理念を発見できていない。
 今僕らの世代ができることは、そういうものを討議し、そういうことを、
 実験できる場というものを用意すること。若い世代と一緒に、
 まだ何かをあきらめないで、何か新しいもっと違う優れた理念、
 あるいは演劇のイメージを発見するために、大きな物語の喪失を嘆くのではなく、
 大きな物語の喪失に替わる、新しい理念を探っていく。
 そのことを希望として残しておくこと。放棄しない、探し続けることが唯一の希望。」
これらの言葉を力強く仰っていて、とても引き込まれました。
生で演じられる演劇としての意味を、もう一度、再認識した感じがしました。
それから蜷川さんの演出は最初から圧倒されるという話になり。
蜷川「僕ね、芝居観に行ってね、劇の時間や空間にスッと入れてくれないのはね、職業的な怠慢だと思うんですよ。というのはね、普通のお金払って観るお客さんというのは、ある日ある時、それを選んだり、いろんな様々な事情があって、劇場に来るわけですよね。そういう日常生活に抱いている感情や感心というものを、お金を払ったんだから、一瞬にして忘れさせてほしい、と思うわけ。いつまで引きずってて、日常生活の様々な思いを持ってる人がいっぱい劇場中にいて、その人たちの思いを、ちっとも集約してくれなきゃ、なんのために、ここへ非日常の場所まで、日常生活から渡ってくるんだと。今日はあの俳優のいい顔観たいと思ったり、ああ、なんか楽しい綺麗だといいなあという、そういう思いがあってね。それをなかなか劇の時間と空間にシュッとこう持ってってくれないと、みんなバラバラなお客さんの思いが集約できないんじゃないかと思って、それは人の芝居を観に行ったとき、よく思ってた。だから俺はよく一時期、最近はあまり言ってないんですけど、3分間がね、演出家の勝負でね、日常から非日常へ、お客さんの気持ちを掻っ攫うんだ、あるいはその場を用意するんだという言い方をしてたんですけど。それは普通の生活者にとって、入場料というのを払う、ある日、テレビやなんかと違ってね、選んでそこにわざわざ来なきゃいけない、労力といろんな手間と、自分の意思でもってそこへ来る人に、なんとか満足していただけるように出来ないかなあというのは、最低のルールだなあと思っている」
この蜷川さんの言葉は本当に共感しました。
私たち客側の気持ちも充分にわかってくださっていて、
“日常から非日常へ、お客さんの気持ちを掻っ攫うんだ”〜そうなんですよ。
本当にそういう演出だなあと思いました。
2007年に「オールナイトニッポン」演劇部の第1回公演の原案に選ばれ、
小栗くんと電話でお話したとき(感謝です)、
私は演劇には携わったことはないのですが、観るのは好きで、
小栗くんの舞台は「お気に召すまま」初演からすべて観ていて、
舞台は好きですという話になりました。その魅力として、
「箱ごとタイムスリップするみたいな感じが、すごく好きで」と言いましたら、
小栗くんも「なるほど。そこが蜷川さんの舞台の醍醐味だったりもしますよね」と、
答えてくれて、とても嬉しかったのですが、そのことも思い出し、
私が感じたとおりのことを、蜷川さんは演出されていたんだなあと、
なんだか嬉しかったです(笑)。
しかしお身体だけは、くれぐれも気をつけていただきたいですね。
そしてこういうインタビューを見たりすると、
本当に、小栗くんは蜷川さんとお仕事ができること、
とても幸せなことだなあと思いますし、素晴らしいことだと思います。
またお仕事してほしいし、たくさんたくさん吸収してほしいですね。
これからの世代として、蜷川さんの思いを受け取ってほしいですね。