風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

舞台へ向かって駆け上がるその姿

晴れましたが、風が強いです。
今日から、「時計じかけのオレンジ」北九州公演ですね。
観に行かれる皆さん、どうぞ楽しんできてくださいね。
感想はできたら【 BBS 】の方にお願いしますね。


その【 BBS 】にlovelove さん、katochan さんが、
時計じかけのオレンジ」の感想を書いてくださいました。
ありがとうございます。読んでみてくださいね。
lovelove さんが書かれた「今回の舞台は〜」については、共感します。
これだけの大入りはファンでも予想しませんでしたよね。
そうですね。あえて逆手にとって、潔さ、覚悟を持って、
その座長の姿勢に、皆さんがついてきてくれたのだと思います。
小栗くんの舞台への情熱と、他のキャストの皆さんの舞台への情熱が、
うまく溶け合って、河原さん演出のもと、化学反応をおこして、
こんなにもたくさんの人たちが観劇に来る舞台になったのですね。
katochanさんが書かれたように、舞台を観るきっかけはいろいろあったとしても、
観た後は、舞台そのもの、舞台出演者全体に魅了されていることは、
素晴らしいと思います。その素晴らしい舞台もあと9公演、小栗くんはじめ皆さん、
お身体に気をつけて無事に、精一杯やり遂げられますよう、願っています。


のんたんさんから教えていただきました(ありがとうございます)。
【 岳 ツイッター 】が出来ました。マスコミ用プレス、いいですね。
「映画com.」のHPで【 岳 フォトギャラリー 】が見られます。
アレックス、鳥飼くん、三歩くん、とても同一人物とは思えませんね(笑)。


さて昨日、舞台を観てもだんだん忘れちゃうみたいなことを書きましたが、
あのう、ずーっと覚えていることもあります(一応・笑)。
自分の感情とともなって、その映像が浮かんくるんですよね。
まず「お気に召すまま」初演。
2階席だったのですが、「中目黒上腕二頭筋」のユニフォームを着て、
通路を舞台へ向かって駆け上がる後ろ姿、その背中、
これが生で小栗くんを観た初めての姿だったのですが、
これはもう鮮明に覚えています。
本当に、少女漫画から抜け出たような綺麗な男の子で、
心をぐーっと掴まれるような思いとともに、思い出します。


「偶然の音楽」
ちょっと変形の舞台だったので、少し舞台から降りてお芝居をする場面があり、
そのときの目の表情。これがなんだか変なんですけど、その目を見たとたん、
私、思わず足をきちんと揃えてしまって(笑)、ポッツィとして生きる真剣さが、
凄く伝わってきたんですよね。
このとき、ドラマ「花より男子」と重なっていたのですが、
私が観たのが前楽だったので、カーテンコールでは、
バンザイをするように両手で手を振って、こぼれるような笑顔で、
ああ、なんかよかったなあって、こちらも胸がいっぱいになりました。


「間違いの喜劇」
これはもうオープニングから、花がパッと開くような輝くような笑顔とか、
エイドリアーナに言い寄られるときの綺麗な顎の線、首筋、
赤いリボンをくわえてダンスをするときの、形よく揃えられた綺麗な手、
大千秋楽が終わったとき、蜷川さんの隣で微笑む清々しい表情。
本当に美しくて、愛しい愛しいアンティフォラスでした。


「タイタス・アンドロニカス」
まだ舞台の始まる前、真っ白な舞台セットを見上げたときの衝撃。
通路を赤い衣装を翻し、風のように駆けていくエアロン。
アフタートークのとき(鋼太郎さん、翻訳の松岡さんと一緒です)、
ミネラルウォーターを、口に含んで、うがいをするように?
顔を上に向けた後、ゴクッと飲んじゃったこと(笑)。


「お気に召すまま」再演
不思議と声が蘇ってきます。シェイクスピアの台詞が、
本当に心にストンと落ちてきて、こんなにシェイクスピアに合う声を、
持っている青年は他にいないんじゃないかなと思いました。
成長したオーランドーに、再び会えた喜びでいっぱいでした。
最後のエンディングのあたりで、ロザリンドがオーランドーの頬に、
手をぽんぽんと当てていて、可愛らしい二人でした。


カリギュラ
これはもう詩を語り合うシーン、涙をどうやって止めようかと思ったほど、
感動して、カリギュラの純粋さが、凄く心に迫ってきました。
今まで感じたことのない純粋さでした。
中二階のような座席のとき、見降ろす視線になり、
その舞台に立つカリギュラは、美しくて、でも凄く身体全体から孤独を感じました。
胸に手をあてたお辞儀、大千秋楽のあまりにも美しい穏やかな笑顔、
心に響きました。


「ムサシ」
美しい小次郎の華奢な背中、凛とした堂々とした立ち居振る舞い。
タンゴのシーンで、鋼太郎さんと向い合い、思わず笑ってしまったときの表情。
カーテンコール、藤原くんへの目配せ(笑)。


今日はこんな感じです。一応、もっと記憶には残っていますよ(笑)。
明日は明日で、また違うところを思い出すかもしれません(笑)。
やっぱり舞台っていいですよね〜。
時計じかけのオレンジ」は、今度また観ることで、
1回目のときのデッサンに色が塗られるように、
またはっきりとしてくるような気がします。年齢が年齢なので(笑)、
複数回観ると、ちゃんと記憶に残るようになるのかなと思います。
たくさん観たいです。はい(笑)。
では以下、収録されているDVDを紹介しますね。


「お気に召すまま」初演収録
【 amazon.co.jp NINAGAWA×W.SHAKESPEARE DVD BOX IV 】


「間違いの喜劇」「タイタス・アンドロニカス」収録
【 amazon.co.jp NINAGAWA×SHAKESPEARE III 】


カリギュラ」収録
【 amazon.co.jp カリギュラ 】


「ムサシ」は特別版(DVDとBlu-ray)と通常版があります。
【 amazon.co.jp ムサシ 特別版 DVD 】

【 amazon.co.jp ムサシ 特別版 Blu-ray 】

【 amazon.co.jp ムサシ 通常版 DVD 】