風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

もっと高い答えを生み出すこと

曇り空です。
さあ来週から、「時計じかけのオレンジ」愛知公演が始まります。
その前に北九州公演ですね。
私は1月6日に、ACTシアターで観たのですが、
2回目が、ほぼ2ヶ月後というのは初めてで、
なんとなくいろいろ思い出せない(年齢のせい?笑)。
画像としては思い出すんです。しなやかな細くて長い綺麗な指とか(笑)、
台詞があまり覚えていなくて、ちょっと2ヶ月はあきすぎましたね。
それならいっそのこと、まっさらで観ようと思って、
この頃はネットで感想を読むのもあまりしないようにして、
真っ白な気持ちで臨もうかなと思っています(笑)。


さて先日、NHK の「プロフェッショナル 仕事の流儀」を見ていました。
世界的なデザイナー、石岡瑛子さんの回だったのですが、
ちょうど蜷川さんと同じくらいの年齢の方で、ものすごいパワーで圧倒されました。
その時はミュージカル「スパイダーマン」の衣装について、
密着していました。
最後の最後になって、スタッフの女性へ、その方は経理担当の方で、
石岡さんとよくぶつかっていた方だったのですが、
「プライベートのことを話す暇もなかったわね」と石岡さん、
「あら、プライベートがそもそもなかったわよ」とその方、
その後、笑い合っている様子が、なんだかとってもよかったです。
本当にこだわって情熱を持って、最高のもの、良いものを作ろうと、
寝る間も惜しんで闘う姿に感動しました。
HPでも少し読めます。

【 プロフェッショナル 仕事の流儀 HP 】

実は石岡さん、日本でのグラフックデザイナーでの仕事に、
相当な評価を受けていたにもかかわらず、どこか満足感を得られず、
すべて真っさらにして、アメリカに渡り、初めての映画のお仕事が、
あの山本プロデューサーが製作者の一人に名を連ねる、日米合作映画、
「ミシマ:ア・ライフ・イン・フォー・チャプターズ」なんですよね。
ちなみに、製作総指揮は、フランシス・フォード・コッポラジョージ・ルーカス
日本未公開ですが、カンヌ映画祭で、最優秀芸術貢献賞を受賞しています。
そのときの美術を担当されていて、少しそのセットのデザイン画が映ったのですが、
凄く斬新でとても美しく、驚きました。
日本でこの映画を見ることはないと思いますが、
この映画の製作者の一人が山本プロデューサーで、小栗くんの事務所の社長さん、
それならもっと芸術性の高い作品に挑戦してもいいのになあとか思ったり(笑)。
石岡さんのプロフェッショナルとは、
「与えられた条件をクリアしながら、それにとどまらず、
 もっと高い答えを生み出すこと」
小栗くんにも当てはまる言葉だなと思いました。いつもクリアしながら、
きっと彼ももっと高い答えを出そうとしているはずですよね。
そして「プロフェッショナル 仕事の流儀」のナレーションは、
時計じかけのオレンジ」に出演されている橋本さとしさんでした。
いろいろと小栗くんを思い出した「プロフェッショナル 仕事の流儀」でした(笑)。