風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

宇宙兄弟 感想

よく晴れた一日でした。
5月1日のブログにはたくさんのお祝いのコメントをいただいて、
本当にありがとうございました!
皆さんの温かく優しいコメントに胸がいっぱいになりました。
風色の椅子は幸せものです。本当に感謝です。
また私なりのペースで書いていきたいと思いますので、
よかったら、椅子に腰かけに来てくださいね。よろしくお願いいたします。


ゆまさんから教えていただきました(ありがとうございます)。
発売中の「VOGUE」の撮影エピソードが書かれているブログです。
【 VOGUE ブログ 】
写真、素敵ですね。「グスコーブドリの伝記」もとても楽しみです。
メールにて教えていただきました(ありがとうございます)。
サントリーウィスキー山崎のCM 、小栗くんがナレーションをしています。
【 サントリーウィスキー山崎 CM 】
声、凄く素敵です。バックのエレキギターの「メモリー」も凄く素敵ですね。


そして「宇宙兄弟」公開になりました。おめでとうございます!
日舞台挨拶の記事が出ていますね。
【 『宇宙兄弟』初日舞台挨拶 】
小栗くんに合わせて、岡田くんも着物で来てくれたんですね。
監督さんや原作者の方の言葉が嬉しいです。
子役の子供たち、大きくなりましたね〜(笑)。でも雰囲気はそのままです。
今朝の「王様のブランチ」でも、谷原さんや本仮谷さんの感想が、
嬉しかったですね。


そして私も「宇宙兄弟」観に行ってきました!
客席はほぼ満席で、凄く幅広い世代が観に来ていました。
私の隣は父親と息子さんの二人連れで、前の席は中年のご夫婦、
その隣は小さなお子さんを連れたご家族、そして私がパンフレットを買ったとき、
前に並んでいた中学生らしきグループは、「宇宙兄弟」のクリアファイルを、
6枚も購入していました(笑)。
その「宇宙兄弟」、とてもよかったです!
凄く晴れやかというか、清々しい気持ちで、
でも目を真っ赤にして映画館を出ました(笑)。
日本映画には珍しく、底辺がカラッとしていて、明るくて、
とても気持ちの良い映画でした。
たくさんの愛が詰まっていて、兄弟愛、宇宙への愛、そして夢への愛、
それらの思いに胸が熱くなりました。
私のところは息子二人で、不思議ととても仲の良い兄弟なのですが、
物凄く弟が兄に憧れているんですよね。全然そこまでの兄ではないのですが(笑)、
4つ違いで、弟は高校も兄と同じ高校へ行き、同じ理系のクラスに行き、
でも3年生のときに、自分は文系だと気がついて(気がつくのが遅い・笑)、
理系のクラスにいながら、文系の大学を受けたという弟で、
そんなにお兄ちゃんを追いかけたいの?って思っていたのですが、
宇宙兄弟」を観たら、なんだか納得しました(笑)。
兄の弟のそれぞれの思いがとても伝わってきて、感動しました。
小栗くんのムッちゃん、凄くよかったです。人間味があって愛があって、
いい役をいただいたなあって思いました。
ではここからはネタばれを含む感想を書きたいと思いますので、
読みたい方だけお願いします。






宇宙兄弟         森義隆  監督作品
               南波六太    小栗旬
               南波日々人   岡田将生


私は原作を読んでいないのですが、漫画の原作を映画にする場合、
上映時間ほぼ2時間という限られた時間の中で、どこを映像にするのか、
その漫画の核の部分が描かれていないと、意味がないと思うのです。
この「宇宙兄弟」の場合、きっとその核の部分であろう兄弟の絆が、
きちんとゆるぎなくちゃんと描かれていて、とても感動しました。
お兄ちゃんは弟の前で、お兄ちゃんであろうと頑張り、
弟はお兄ちゃんのことを一分の隙のないくらい信じていて、
二人の力を合わせて、二人だからこそ、夢は叶うんだという、
とても素敵なお話でした。
小栗くんのムッタ、凄くよかったです。愛すべきムッタでした。
監督はドキュメンタリーを撮っていた監督さんだそうですが、
全然格好いい役ではないのに(足は長かった・笑)、小栗くんの良いところが、
活かされている役だなあと思いました。
それはあの純粋な目、ときどき涙がたまって溢れそうな綺麗な目、
そして心に綺麗なものが流れていること、
そういうところがムッタと共有していて、
小栗くんだからこそのムッタだなあと思いました。
ユーモラスなところも情けないところもよかったですよね。
せりかさんが間違えてつけたマスクを自分で付けるときとか、
写真がシャンプーしている姿になっちゃうところとか、思わず笑ってしまいました。
走り方も本当にムッタで、日々人への思いが強く伝わってきて、
涙が流れました。
NHK で昔、宇宙飛行士の試験のドキュメンタリーを見たことがあるのですが、
いろいろと優秀であることも大事なのですが、
とても精神的なものを重要視していて、
トラブルに対して、冷静に対処するのはもちろんですが、
いかに前向きに対応できるかも大事なことなんですよね。
そこはムッタは宇宙飛行士に向いている性格だと思いました。
そして太陽のような日々人も岡田くんにぴったりで、
お兄ちゃんのことを一途に慕っている、信じている感じがよく出ていました。
子役たちも本当によく似ているというかそのもので(笑)、
可愛くて素晴らしかったです。
そして宇宙への愛も凄く感じました。
あのロケット打ち上げのシーン、現場にいるような感動で、
宇宙を感じるとき、ぐーっとこう気持ち的にも開けていく感じがして、
とても惹かれます。
それからなんといっても、クライマックスシーンで流れた、
シガー・ロスの「ホッピポッラ」、もう感動しました。
長男が大好きなアイスランドのバンドなのですが、
確か蜷川さんも舞台で使われているとか。
ここからはもう涙が止まりませんでした。
小さな兄弟の過去からの映像、宇宙へ行った宇宙飛行士たちの映像、
波のように押し寄せてきて、心震えました。
最後はムッタと日々人の宇宙へ飛び立つ様子を見られて、とても幸せで、
ついつい、夢を掴む人なんて、ほんの一部の人なんだって、
思ってしまいがちなのですが、そんなことはないんだよって、
素直に思えるような、そんな夢への勇気をもらえるような、
たくさんの子供たちにも観てほしい映画だなあと思いました。
エンドロールのコールドプレイの「ウォーターフォール〜一粒の涙は滝のごとく」も、
凄くよかったです。ここでまた泣けました(笑)。
映画が終わってからもずーっと頭の中で流れていました。
映像も迫力があって、とても綺麗で、
フロリダの空、月、月から見た地球、その映像だけで多くのことを語っていました。
宇宙、もともと好きだったのですが、この映画を観て再熱しました。
まずは金環日食のメガネを買おうと思います(笑)。
とても良い映画でした。今でも、あの小さな兄弟たちを、
大きくなったムッちゃんとヒビトを思い出すだけで、
胸が熱くなり涙が出そうになります。
出来るだけたくさんの方々に観ていただきたいなあと本当に思える、
素敵な映画「宇宙兄弟」でした。