風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

明日が最終回

雨が降っています。

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」いよいよ明日が最終回ですね。

1年間欠かさず観てきてこんなにドキドキして最終回を迎えるとは、

思いませんでした(笑)。義時に肩入れしすぎなせいなのか、

以前「おしん」の放送中、お米を送ってくる人がいるという逸話に、

ドラマと現実を混同して〜なんて思っていましたが、

今はその人の気持ちがわかります(笑)。

義時の最期が心配でなりません。

そんな中、明日の最終回の前のグランドフィナーレはライブ配信が、

決まりましたね!とても嬉しいです!

グランドフィナーレとか、今まで大河ドラマってこういうことやっていたのでしょうか。

配信は初かな?それにしてもファンミーティングはいつも何十倍の応募があって、

毎回ツイッターは世界トレンド1位になって、

つい最近出版された「メモリアルブック」はもう重版が決まり、

もうすでに大成功の「鎌倉殿の13人」だと思います。

その主演が小栗くんであること、本当に嬉しいです。

 

昨日「ゆう5時」という番組で小栗くんがインタビューを受けていました。

内容がとても良かったです。先日のファンミーティングの様子も流れて、

八重役の新垣さんから「小四郎殿、お勤めご苦労様でございました」と直接、

言われるシーンが映って、小栗くんちょっと恥ずかしそうで嬉しそうでした(笑)。

インタビューするアナウンサーと誕生日が同じで驚いていた小栗くん。

ここからは小栗くんの印象的だった言葉。

 

「来るのが楽しくないという現場には絶対したくないと思っていた。

とにかく何か楽しいことを提供しようと思っていた」

 

共演者の方々からも、皆さん口を揃えて、楽しい現場だった、

居心地の良い現場だったという声が聞こえてきましたよね。

 

「40歳になる歳の大河ドラマの主役のオファーをもらったのは、

“今やれ“って言われている感じもしたし、30代前半、20代後半ぐらいで、

もし義時をやるとなっていたら、また違うかたちだったと思う。

すごくいい時にやらせてもらった。もうちょっと若いと、

自分が頑張らなきゃいけない、引っ張らなきゃいけないと、

謎に自分でプレッシャーをかけて、

自分の行動を制限してしまう瞬間ができていたかも。

いいかげんに“いい加減“でいた」

 

これは本当にそう思います。「いいかげんにいい加減」〜っていいですよね。

まさに良い年齢でできた大河ドラマの主役でした。

この年齢だからこその小栗くんの包容力、懐の深さもより伝わってきました。

 

「すごく大きなものの主役をやらせてもらったので、

次はもっとコアなところへ行ってもいいし、

今回を超えるような、もっと大きな場所に行ってもいい。

いろいろな選択肢が増えた。

どこへでも行けるかもしれないという感じは感じているところはある」

 

「どこへでも行ける」〜素晴らしいです!

大役を終えて、かえって自由が手に入るって凄いですよね。

とても充実していたのだなあ、手応えがあったのだなあと確信しました。

本当にツイッターの感想にも、演技力を称賛されている方々の声を何度も読みましたし、

事実、大河でより一層俳優としての評価も高まったのではないかと思っています。

なにしろ北条義時、それはそれは魅力的でしたから。

純粋な純朴な青年から、あらゆる人々の思いを背負うだけ背負って屍の上に立ち、

ダークサイドに落ちる義時、その変貌の様子を1年通して演じることができるなんて、

本当にやりがいのある、役者冥利に尽きる役でしたよね。

しかもどんなにダークサイドに落ちても、どこかにちらつくあの小四郎の眼差し、

面影を見た時、その切なさに胸が潰れる思いでした。

最近、「鎌倉殿の13人」の5分間の予告が流れていますが、あの映像を見るだけで、

涙が出そうです。きっと明るい未来があると信じて頼朝についていった日々、

たくさんの涙、八重さんとの優しい抱擁、

小四郎の肩に頼朝の扇子が置かれた時の美しい瞳は悲しすぎて、

そして光を失っていった冷たい目、深い闇を一身に背負った後ろ姿。

最初の頃の小四郎と晩年の義時と、まるで別の俳優が演じているようです。

晩年の義時は凄みさえ感じました。

そして最終回を明日に控え、今日は土曜スタジオパークに時房役の、

瀬戸康史くんが出演されていて、小栗くんのことをこう仰っていました。

 

瀬戸「小栗さんの、あ、この人はリーダーなんだなって思いました。普段から。

   やっぱり多分引っ張っていこうみたいな気持ちは、

   ないわけではないと思いますけど、多分もう小栗旬さんという人が、

   リーダーになるべくして生まれた人なんだなって、現場に行くたびに、

   思ってましたね。この人にはついて行きたくなるし、なんかその場を、

   一瞬で変えれるスイッチみたいなものを持っている気がする」

 

とても嬉しい言葉です。今回、座長としての評価も物凄く高いですよね。

キャストはもちろんスタッフ皆にも声をかけ気配りし、

だからなのか、本当に役者さんたちが皆生き生きと力を出し切って、

演じていた気がします。

小栗くんのあらゆる意味での心の細やかさ、大きさに本当に感心しました。

映像からも現場の雰囲気がよかったこと伝わってきますよね。

全ての役が全ての人々がこの鎌倉時代を人間らしく生き生きと生きたこと、

そして小栗くん演じる小四郎、北条義時、あなたの生きた人生を明日見届けます。