風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

萩尾作品

曇り空です。
今夜「電車男」第2回ですね。楽しみ、楽しみ。
私は最近はさすがに漫画を熱心に読むことはなくなったのですが、
昔、すごく嵌っていた時期があって、萩尾望都さんが好きでした。
前にBSで、「トーマの心臓」のStudio Lifeの公演が放送されていて、
ほぼ台詞が漫画のままで、懐かしく観てしまいました。
「赦す」がテーマになるのかな、なかなか重いテーマなんですが、
ドイツの全寮制の学校で、美少年もたくさん出てきますし(笑)
読んだ時はユリスモールが好きだったんですが、
その公演を観てからは、オスカーがやっぱりいいなあって。
あ、イズ・エーで共演した姜暢雄くんも出てましたね。
印象的な台詞もあるし、ストーリー的にもとてもよくできた物語だなって、
改めて思いました。
萩尾さんの漫画を初めて読んだのは「秋の旅」でした。
小品ですが、ラストは映画のようで、詩的で、これは!って思って、
それからは一連のポーの一族シリーズ「メリーベルと銀のばら」「すきとおった銀の髪」
「小鳥の巣」「エディス」 私はエドガーよりも、アランが好きでした。
そして「トーマの心臓」「キャベツ畑の遺産相続人」「温室」・・・
萩尾さんの作品は今でも、演劇になったりするので、
その力の程がわかりますが、
構成力が素晴らしいのと、その台詞まわしと、文学的で詩的でロマンチックで、
キャラクターがしっかりしてて、絵も美しく、夢中になって読みました。


「きみをみてると、過去に起こったあらゆるやさしいことを思い出す
妹の生まれた朝 クリスマスの粉雪 初めて好きになった少女 見知らぬ人の親切 涙 
きっときみは本心から 人をうらんだり憎んだりしたことなどないのだろうね 
だからみな心をよせて きみを見る 〜恋神〜アムール 」 (トーマの心臓より)