風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

異空間への扉の開け方

相変わらず日差しが強いです。
昨日、「お気に召すまま」の話をしたので、
今日はwowowで見た「ハムレット」のお話を少し。
小栗くんのフォーティンブラス。
あの登場の仕方は私は反則だと思います(笑)。
生で観た方は実際どうだったのでしょうか。
勇ましい音楽とともに、くるぶしまであるコートを翻し、
中央の舞台に駆け上がり走り抜け、まるで光そのもののように、
大きく両手を広げて、天を思いっきり仰いで、まわりながら、踊るように・・・
そして颯爽と大股で歩く姿は、もう心射抜かれ状態ではないでしょうか。
登場の仕方とか大事ですよね。いかに印象的かとか。
「お気に召すまま」でも突然皆が舞台に駆け上がり、
小栗くんが野球のユニフォームを脱いで、オーランドーになり、
さあってお芝居が始まるのも、心を持っていかれる感じでしたし、
白いドレスに白い傘で楚々と現れたロザリンドもまあ可愛らしくて・・・
いかに私たちを夢の世界へ連れて行ってくれるのか、
その異空間への扉の開け方はすごく重要だと思います。