風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

心の森

朝は随分涼しい風が吹いていたんですが、日中は暑かったです。
昨日、小栗くんの繊細なお芝居が好きと書きましたが、
私は演劇を勉強もしていないし、詳しくないんですが、
彼のお芝居を観て、感じていたことがあります。
ここからは観念的な話で、ちょっとおとぎ話みたいになりますが・・・
たとえば、感動の心の森があったとします。
それは最初は、薄っぺらな大雑把な森で、
でも嬉しいとか、悲しいとか、だいたいの感動は出来て、
そのうちに少し奥行きもでてきて、私なりには、
それで満足していたんです。
ところが小栗くんのお芝居によって、
その森にいっぱい小道が出来てきたんです。
その道を入っていくと、
ささやかに可愛い嬉しい花が咲いていたり、
深いところに小さな悲しい泉があったり、
心のひだがたくさん出来て、
いろいろなことに感動できるようになりました。
ずっとずっと憧れていたシェークスピアの扉も、
彼によって開けられました。
忘れてしまった青春の揺らめきも、
彼によって懐かしく思い出されました。
いつも彼の演じる青年の想いは、
繊細にこまやかに心の森に響いてきたんです。
そしていっぱい小道が出来て、
深い深い豊かな森になったような気がします。