風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

花沢類くん総評

冬の空も好きです。
昨日「花より男子」が終わってしまって、とても寂しい気持ちでいっぱいなんですが、
今日はその花沢類くんについて。
小栗くんは最初、自分に共通点は何もない役だからと言っていましたが、
いまや、花沢類といえば小栗旬というか、小栗くんだからこその類だったと思います。
小栗類くんには、たくさんたくさん夢見させてもらいました。
今乙女の人も昔乙女だった人も虜になりました。
小栗くんが背が高くて足が長いことも、皆に知ってもらえました。
その類くんは、格好良くて、可愛くて、繊細で、ふわっとしてて、
いつも突然現れてさりげなく助けてくれて、髪にキスしてくれて、
時には抱きしめられたり、頭を撫でてくれたり、本当にビー玉の瞳の王子様でした。
この現実にいるわけないような類は、小栗くんによって綺麗に体現されて、
「きっといるに違いないわ!」と、錯覚に陥る現実感で、
まさに小栗マジックでした。ではここからは小栗マジックの分析を(笑)。


《類の雰囲気》
小栗くんはいつもその役の空気というか雰囲気作りが、
とても上手い人だなあって思うんですが、
この類の少し物憂げでふわふわした感じ。
ずっと一緒にいたいなあって思わせるような、
そこだけいい匂いがしてそうな透明感のある甘い雰囲気。素敵でしたね。
歩き方、座り方、目線の配り方、呼吸までが違うような、
繊細で優しい雰囲気がとてもよく伝わってきました。


《類の瞳》
もう小栗くんの目はですね。本当に力のある目だと思います。
それは強い光もほんの弱い光もきちんとこちらに届くというか。
昨日、「空港で静さんを迎えるときの、恋する男の子の瞳に射抜かれた」と、
書きましたが、ここっていうときの、相手の心のとらえかたといったら、
吸い込まれそうで、特別大きい目ではないんですが、その目の表情が素晴らしい。
優しいときだけじゃなくて、冷たいときもわがままなときも、
諦めたような寂しさも哀しさも、その繊細な気持ちが心に響きます。
つい自分の気持ちを飲み込んでしまう類が切ないなあとか、
類としては遠くをみつめるような、うっすらと涙ぐむような場面も多かったんですが、
その綺麗な目と綺麗な横顔に心奪われました。


《類の声》
彼のあの優しい声が、とてもとても活かされる役でしたよね。
それと話し方がなんとも言えず素敵で、やわらかくて、まどろむような、
ひとつテンポが違うような、類らしいなあって思いました。
「牧野」呼びかける声がとてもとても優しかった。
「ありがと」語尾を少し上げる言い方が、宝物のように心に届きました。


《類の白のイメージ》
このドラマ、冬でよかったなあって思いました。
白いタートルネックセーター、白いコート(何種類も!)
いかにも生地がよさそうな白いシャツ。白いマフラーも。
なんて白がよく似合っていたでしょう。
清潔感があって、上品で、良家のお坊っちゃんって感じがよく伝わってきました。
小栗くんは長身で身体の線がとても綺麗なので、
何着ても、格好良くて、そして可愛かったですよね。
彼の体型がどこか少年っぽさと、その細さと足の長さと、本当に少女漫画のようで、
誰もが振り返るような美しい類くんでした。
白といえば、小栗類くんは色白でしたね。
回を重ねるごとに、その茶色の髪の色とも相まって、透きとおるような白い肌でした。


もともと格好良いので、格好良い役を演じると、
こんなにも格好良くなっちゃうんだ〜って、思いました。
もう最後の高校生役でしょうか。
類の可愛さ、甘さ、優しさは、実は小栗くんの中にあるものだなあって、
前から思っていたので、今回それが全面に出る役で、
たくさんたくさんときめかせていただきました。
そしてあの類役をこれだけ体現出来たことは、しかも嫌味なく演じられたことは、
小栗くんの演技力の凄さを改めて感じることになりました。
小栗くんの代表的な役のひとつになったと思います。
おまけ:すりりんご類くんが忘れられません(笑)。