風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

月がほしいというセリフが似合う俳優

爽やかな秋晴れです。
あこさんから教えていただきました(ありがとうございます)。
「クローズZERO」初日舞台挨拶の記事です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071029-00000029-flix-movi
「週末の興行ランキングで1位を記録」って嬉しいですよね。
さて皆さん、「リポビタンファイン」のHPの「キャッチボールクラブ」
もうキャッチボールはされましたか。
しあわせ気分さんから教えていただいたのですが(ありがとうございます)、
あの夏木マリさんと小栗くんと、二人で立っている画面がありますよね。
その小栗くんにカーソルを合わせると、準備体操を始めます(笑)。
キャッチボールも、たくさんパターンがありますね。
私が暴投して、小栗くんが取れないこともありました(笑)。
ワンバウンドもあるし、言葉もたくさんありますよね。
きりがないので、やめるタイミングが大変です。
画面に夕日がさして、「もう遅いから」とか言ってくれると、いいですよね(笑)。


チサティさんから教えていただきました(ありがとうございます)。
11/2発売の「ギャオマガジン」小栗くんが表紙だそうです。楽しみですね。
そして雑誌を数冊、買ってきました。
「marie claire 12月号」
蜷川実花のボーイズ・コレクションに載っています。カラー4ページ。
“ベッドでまるくなった小栗旬は、まるで野性のネコのようだ”
この文章がすべてを表しているような写真です。
紫とショッキングピンクの中、そのリーチの長い腕と、投げ出された足、
眠そうなでもリラックスしたような表情、背中・・・。
決して露出部分は多くないのですが、でもちょっと覗き見気分にさせるような、
何故か色っぽい雰囲気の写真です。
独り言みたいなインタビューも、素敵でした。


「LOOK at STAR! 12月号」
小栗くんと蜷川さんの表紙で、カラー7ページ。
小栗旬 蜷川さんとカリギュラの間に存在する幸せ”
この言葉にまず感動してしまいます。
深い紫色をバックにして、黒いロングコートを着た小栗くん。
最初の俯きがちなアップの写真が、すでに知的で、
どこか哀しみを含んでいて、深い眼差しに吸い込まれそうです。
他の写真も複雑な雰囲気がして、とても素敵です。
蜷川さんとの対談は、読めば読むほど、「カリギュラ」が今の小栗くんに、
ぴったりというか、今やるべき役なんだなあって思います。
蜷川「でもセリフが詩だろ?どこをとっても美しいよな」
蜷川「それは天性の才能だと思うんだけど、おまえはたとえ古典のセリフを喋っても、
   ある種の日常的なリアリティがくっ付いてくるんだよ。
   本人の前では癪だからあんまり言いたくないんだけど(笑)。
   発声も含めて、相手の心に柔らかくスッと入っていく」
蜷川「大の男が“月がほしい”とかさ。そんな言葉に説得力を持たせるって、
   大変なことだと思う。小栗はその点、まず見た目がいけるだろ」
小栗「カリギュラは自分が美しいことを自覚してて、だから愛されることも、
   利用したし、そういうところで自分が愛されることに、
   苛立ちも感じているような気がして」
蜷川「だから憧れるし共感するんだ、カミュの世界に。
   繊細で傷つきやすいけど、虚無に通じるほど明るいからね。
   カミュがフランス人だからかな。南仏の日差しのように、
   透明度の高い暗さなんだ。そこが昔から大好きでね」
蜷川「俺が生きている内に、小栗を天下無敵の俳優にするよ」
最後の言葉は、本当に本当に嬉しいです。
“相手の心に柔らかくスッと入っていく”もよく分かりますよね。
そしてカミュのことを言っている言葉が、どこか小栗くんに通じているような気がして、
“繊細で傷つきやすい” “透明度の高い暗さ”
それでカミュの作品を小栗くんへやらせたいって、思われたのでしょうか。
でも対談している二人の写真は、大変さをむしろ楽しんでいるような、
とてもにこやかな二人でした。