風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

続・お日さまの光をあつめているんだ

綺麗に晴れました。
今日は都合がありまして、「オールナイトニッポン」のレポートが書けません。
すみません。明日には書けると思います。
さてこんなときは自給自足で(笑)。
2006年9月に自分の好きな「絵本」を紹介した日記があります。
それについて書きたいと思います。「フレデリック」という絵本です。


フレデリック


フレデリックという名前のねずみのお話。
作・レオ=レオニ 訳 谷川俊太郎
ーあらすじー
“ねずみたちは冬に備えて、とうもろこし、木の実などを集めて、
夜も昼も働いていました。
その中でも、フレデリックは、働かず、みんなが問いかけます。
「僕だって、働いているよ。寒くて暗い冬のために、
僕はお日さまの光をあつめているんだ」
それからフレデリックは、色、言葉、を集めだします。
やがて冬が来て、はじめのうちは、たくさんあった食べ物も少しずつなくなり、
凍えそうです。ねずみたちは、おしゃべりをする気にもなれない。
「そうだ、君が集めたものは、どうなったんだい?フレデリック」 みんなは尋ねます。
「目をつむってごらん」
フレデリックは、まずお日さまの金色の光のことを、
そして、色あざやかなお花のこと、葉っぱのこと、それからその言葉を使って、
夢のような楽しい物語を話しました。みんなは拍手喝さい。
「君って、詩人じゃないか」 フレデリックは、赤くなって、おじぎをしました。”


このフレデリックが、いつも小栗くんのことだなあって思います。
ただ生活のため、物欲のために、生きていくことは虚しいことで、
やはり心が満たされるには、豊かになるためには、芸術的なものを、
それゆえ彼の助けが必要だと思います。
そういう役割を担った、使命を持って選ばれた人だと思います。
あなたの集めた、美しいもの、金色の光を、色たちを、そして言葉たちを、
私たちは見たいのです。それはただ綺麗なものではない、
もっと深く考えさせられるもの、人間の奥深く眠っているものを、
気付かせてくれる場合もあるんだなあって、この頃思うようになりました。
そして小栗くんも、今までみたいに、ただ楽しく無心で集めていける状態では、
なくなったり、余分なものまで集めなくてはいけなかったり、
でもそのときにしか集められないものもあったり。
やっぱりあなたが集めたものを見たいのです。
きっと小栗くんにしか集められないものがある。
それはやはり突き詰めると美しいもの、金色の光・・・。
だからあなたをみつめていきたいのです。