風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

人を愛した芝居を出来ているでしょうか

今日は暖かいですね。
konakoさんから教えていただきました(ありがとうございます)。
小栗くん、ドキュメンタリー特別番組のナレーションを務めるようです。
「梅里雪山・十七人の友を探して(仮)」
日本テレビ 2008年3月2日(日)13:25〜14:55放映
ナレーション:小栗旬(ドキュメンタリー初)
http://www.k2.dion.ne.jp/~bako/news-NTV2008.html
ナレーション、凄くやってほしいお仕事だったので、
とても嬉しいのですが、こちらの地方でも放送されるでしょうか。
内容は重いものなので、この内容にどのようにあの声が、
寄り添っていくのか、是非、見てみたいです。


そして麻呂助さん、マリさんが、19日に放送された、
ニッポン放送ビバリー昼ズ」のことについて、BBSに書いてくださいました。
ありがとうございます。読んでみてくださいね。
その中で、小栗くんが、「今までで一番お世話になったと思う人は?」という質問に、
森安建雄さんと答えていたということで、その森安さんへの、
小栗くんの追悼文のことが、「ボンビーメン」が始まるにあたって、
以前、記事になっていました。こちらです。
http://www.zakzak.co.jp/gei/2008_01/g2008011519_all.html
花ざかりの君たちへ」を受けたのは、このせいもあったのかなと思いますよね。
そしてその「映画芸術」419号(2007年5月発売)に掲載された、
小栗くんが書いた追悼文が、ネットで探し出せましたので(ありがとうございます)、
ここに載せたいと思います。
森安さんへの、小栗くんの言葉。


仙人。
正直な話、当時16歳だった僕は、中目黒にある会社で出会った人物の事を、
第一印象でこう思いました。
どこから出ているのかわからない甲高い声、顔中を覆うように生えた不精髭、
そのすべてと頭髪までもがほぼ白髪、
そして僕自身のどこまでを見つめているのかわからない瞳。
そして言われた一言。
「なんで君は人間を愛さないんだ」
きっとこの人は仙人なんだ。僕は心の中でつぶやきました。
そう、その人こそ僕の人生のお師匠森安建雄さんです。
その仙人はそれからの僕の道を常に冷静に時には力強く、一言一言じっくり
大好きだったハイライトをくわえながら聞いてくれました。
先生ぶって押しつけがましくする事もなく、いつもすぐ隣に立ち、
「大丈夫だ、力抜いて、もしかしたらこんな考え方もあるんじゃないか?」と、
背中を押してくれました。
ただただ、人間の温もりと時に冷たさを、全て身を持って教えてもらいました。
感謝の気持ちを述べていったら、きりがありません。
本当にありがとうございました。
すこしは俺も人を愛し、その上で人を愛した芝居を出来ているでしょうか?
ハイライトを吸いながらゆっくり見守っていて下さい。
                                 

もう胸がいっぱいになって、涙が流れてしまいます。
16歳の小栗くん、今の小栗くん。
そしてこの内容と文章は、小栗くんのお芝居と重なりますよね。
繊細で、優しくて、押しつけがましくなくて、冷静に見る目もあって、
そして愛がある。
マリさんも仰っていますが、“人を愛し、その上で人を愛した芝居”
ちゃんとできていますよね。
心にたくさんたくさん届いてきますよね。