風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

オールナイトニッポン第61回 その1

朝から雨です。
令さんから教えていただきました(ありがとうございます)。
小栗くん、橋田賞新人賞受賞だそうです。おめでとうございます!
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080409-00000050-yom-ent
頑張りがいろんなところで認められて、嬉しいですよね。
みゆさんから教えていただきました(ありがとうございます)。
ソニーエリクソンの「W61S」のサイト、凄いです。
http://shunsatsu.com/
璃佳さんから教えていただきました(ありがとうございます)。
日付からたぶん「演劇部」のことだと思うのですが、
三枝さんのブログです。
http://saegusag.exblog.jp/
本当にみんなの力が集まって作り上げていったんですね。
そしてゆっちさんから教えていただきました(ありがとうございます)。
「Top Stage」のライターさんが「演劇部」のことについて書かれています。
http://www.cafeblo.com/theater/archive/114
やっぱり小栗くん、凄いですね。お父様の血を受け継いでいる感じがします。
pantonさんから教えていただきました(ありがとうございます)。
横田さんのブログにも書かれています。
http://yokotaei.blog29.fc2.com/
嬉しい言葉ですよね〜。


オールナイトニッポン」第61回、聞きました。
本当に、2時間まるごと「演劇部」でした。
まずオープニングは、あの会場で録音した、
小栗「小栗旬のオールナイトニッポン
会場「演劇部スペシャル!」ワーッと拍手。
演劇部、やっと公演にこぎつけたというお話等があって、
横田さん登場。
横田さん、3回目で、準レギュラー?という話になって、
5回出演の生田くん、4回出演の八嶋さん、3回出演の山田くんが、
いますよということで、すぐ演劇のお話へ。
まず横田さんへ小栗くんが感謝の気持ちを伝えて、
横田さんはお芝居を文学座で始めて、17年目。
思い出深い芝居は、数えるほど。
横田「今回もなんか心に残るんじゃないかなあ、なんて思ったけどね」
小栗「ほんと?」
嬉しいこと言ってくれます。
舞台初めてという人たちとやったことは初めて。
部員の方達の印象は、ひと言で言うと頼もしかったそうです。
勉強になったそうで、彼らがとるリアクションはその瞬間の1個しかない、
小栗くんたちは、ついついあれにしようか、これにしようかと、
どれを見せようと思っちゃうので。
横田さんは小栗くんが間に合わないときは、部員の方達に、
準備体操とか指示してくれたそうです。
小栗くんへ、何故、横田さんを選んだのですかという質問が来て。
仕事を一緒にしたことのある人。
こういう企画に対して、疑問を持ち込まないでくれる人。
このキャラクターを純粋に横田さんで見てみたかった。
台詞を間違えたときは?というメールに対して。
間違えてもこわいことではないし、キャスト同士助け合い。
そしていよいよ演劇部公開放送の様子。
まず小栗くんが最初に登場するところから。
小栗「はい、どうもどうも、皆さん、あはは(歓声)。
どうもはじめまして。イマジンスタジオにようこそ。
すいません、ね、はいはいはい(三拍子で?拍手を止める振り・笑)。
演劇部部長の小栗旬です。どうも。よろしくお願いします。
あのう本日は皆さん、足もとの悪い中(凄くいい天気でした・笑)、
こちらイマジンスタジオの方におこしいただきまして、ありがとうございます。
あのうですね。今回このオールナイトニッポン演劇部はですね。
僕があのう、普段、ラジオは聞いているけど、
舞台は観に行ったことないなんていうね、リスナーの人たちだったり、
そういう人たちにこう、演劇をもっと楽しんでもらえて、
そしてみんなが観にいける環境が、もっともっといっぱい出来れば、
いいなあということで、ちょっと今回、始めさせていただいたものなんですけども。
こちらですね。2007年1月3日に企画がスタートし、リスナーの中から、
劇団員を募集、そして原作の方も募集して作ったものなんですけどね。
本日は原作者のけいこさんも会場に来てくれてるということで、え〜、ちょっと私が。
あ、どうもどうも、すいません。このたびはありがとうございます(拍手)。
その作品があのう、三枝くんの脚色によって、どんなことになっているか、
ちょっとあのう、いつものようになっているとは思いますけどね。
よろしくお願いします。
さ、そんな感じなんですけどもね。その後ね。本番の日程がやっとこの今日、
4月6日に、迎えることが出来たということで、今日までね。
たかだか4日間なんですけど、稽古を一生懸命やりまして、
今日に至ったわけなんですけど。
実際ね、すごく4日でやるっていうのは、役者さんでもたぶん難しいことなので、
今日のみんなも相当大変な思いをして、やってくれたと思いますが、
あのう、ちょっとね、いいもの出来たと思うんで、見た感じ、
完全に手作り感が漂ってますけども、この会場。これみんなでね。一生懸命、
ああでもない、こうでもない言いながら、
集めてね、畳とかみんなで貼ってみたりしたんですけどね。
こういう感じになりましたんで、あのう、今日ね。
楽しんでもらえればいいなあと思っております。
ということでね。あのう、いたらない点もあるかもしれませんが、
演劇部というぐらいなのでね。
部活っていう感じのとらえ方をしてもらえれば、いいなあと思っています。ええ。
これで最後まで楽しんで、演劇をちょっとでも好きになってくれて、
あのう今度、どっかに、舞台、観に行ってみようかなとか、そういう機会に、
なればいいなあと思っております」
いい挨拶でしたよね。気負うことなく、謙虚に、でも真摯に思いは伝わってきました。
私はドキドキしました(笑)。皆さんに拍手をしてもらったのは、
後で気がつきました(笑)。
そして開演ブザーとともに、「あの夕日に向かって」の舞台が始まります。
下手に玄関、中央にちゃぶ台、上手に襖(奥の部屋)。


長女「嘘でしょ」
手紙らしきものを読んで驚く長女。
学校帰り、買い物をして帰ってきた次女。明日の野球の試合、スタメンで、
出れることになって、喜んで帰ってきた長男。
そこへ見知らぬ男が、土足で入ってくる。その男から、
父が借金をして逃げたことを聞かされる。姉が読んでいたのもその内容の手紙。
男性「2000ちょっとだから」
長女「2000?」
男性「ああ、たいそうな金額借りて逃げやがった。で返せんのか?」
家を売って返せと迫る男。
長男「冗談じゃねえよ、ふざけんな!」
男性「ふざけてんのは、お前らのおやじだろうが!!」
ここで暗転。音楽。スクリーンに映像が映ります。
オールナイトニッポン演劇部 第1回公演 あの夕日に向かって”
  出演 借金取りの男  横田栄司
      小林家の長男  草薙亮平
      長女        柴田ちひろ
      次女        武居彩翔
      バスケ部の先輩 小栗旬
  演出 小栗旬
この映像に出演者がそれぞれ映るんですが、いろいろな表情で、可愛くて、
音楽にあわせて、とてもわくわくする感じに作られていました。
さっさと荷物まとめて今すぐ家を出て行けと言う男。
野球部の試合、初めてレギュラーで出れるので、
せめてあと1日待ってほしいという長男。スポーツが大っ嫌いなので、却下。
長女は明日は合コンがある。運命の人と出会える気がする。
すると男は合コンでの、嫌な思い出話をして(王様ゲームでチューを拒まれた話とか)、
入り込んでいじけている様子(会場・笑)。合コンもあえなく却下。
すると今度は次女が。
次女「私も明日がいいです!」
男性「お前、何があんだ」
次女「告白するんです」
一同「はあ?」
前々から告白したい人がいる。出ていくならもうチャンスがない。
男性「告白か。久々に聞いたな、その台詞。お嬢ちゃん、いくつ?」
次女「16です」
男性「16か。ん。明日まで待ったら、本当に告白できんのか」
スポーツも恋愛も大っ嫌いだが、告白はちゃんとしといた方がいいと言う男。
男性「ああ、つまりだ。あのとき好きだって言っときゃよかったていうことが、
    意外とあったりするんだよ。
    そのひと言、言っときゃ、後々の人生、変わるってこともあるんだよ」
だから1日待ってやるという男。長男も野球の試合に出ればいい。
男性「で告白の言葉は決めてんのか」
次女「普通に好きですって言おうかと」
男性「だめだ、だめだ。告白っていうのはな。いつどこでどんなときにそいつを、
    好きになったかをきちんと伝えなきゃだめなんだ。
    それにどんなとこが好きかも言うんだ。
    まずいつだ、いつそいつを好きになった」
次女「えーっと、去年の夏休み」
男性「おお、じゃあ、それを伝えなきゃだめだ。
    去年の夏休み、どこでどんなときにそいつを好きになった」
次女「学校の体育館です。むこうがバスケの練習してて」
男性「よしよし、じゃあ、どんなとこが好きなんだ」
次女「身長がすご〜く高くて、それに笑顔がすご〜く素敵なんです」
男性「よーし、だったら、それを踏まえた上で告白の言葉を考えるんだ。
    お前ら荷物の整理をやってろ。
    こっちはこっちで練習してっから」
実は高校時代、「ヘンアイヘンヒュウハイ」?にいたという男(会場・笑)
恋愛研究会です(笑)。好きな女の子と同じ部活に入りたかった。
だからこういうのを黙って見過ごすわけにはいかない。
男性「大丈夫。俺が絶対成功させてやるから」
次女「・・・はい」
ふたりでラブレターを書いている(パントマイム)。音楽が流れている。
ラブレターが書き終わって、その場に長女、長男を呼ぶ。
男性「よし、聞かせてやれ」
次女「はい。2年1組の小林あやかと言います。去年の夏休み、先輩が、
    バスケ部の練習中に3ポイントシュートを、軽々と決めているのを見て、
    好きになりました!それだけじゃありません。背の高いところとか、
    その笑顔とか、その上腕二頭筋とか、全部が好きです。
    だからできたら、先輩の気持ちも、きかせてください!」
男性「おおお〜。いいじゃねえか。なあ」(会場・笑)
荷物の片付けに男と、長男は向かう。
長女、次女、ふたりっきりになる。告白して、うまくいったとしても、
ここには残れないという長女。でも振られた場合、
もう学校へ行かなくていいし、という次女。
でも実はふたりは、長男の野球の試合に行かせてあげたいから考えたこと。
次女はでも今は、離れる前に告白したいって思う。
男、寝てしまったと長男が来る。
三人で、これからの話し合いをする。
まずは一時的に大阪のおじさんの家へ。長女、一生懸命働いて、
長男、次女が東京の学校へ戻れるようにすると言う。
私も僕もと、バイトで稼いで、三人で戻ってこれるようにしようと、
困ったときはみんなで助け合うってお母さん、言ってたねという話に。
長女「お母さんだったら、どうしてたんだろう」
長男「確かに。どうしてたんだろう」
音楽。
長女、お母さんにあんた達を頼むと言われた。
どんなことをしてもあんた達を守ろうって決めてた。
長男、次女、一緒に頑張ろう。
その様子をそっと聞いていた男。
音楽(ダニーボーイ)
お母さんのアルバムを見ながら、「お母さん、あの子たち、立派に成長してるよ」
そこへ神妙に座りにくる男。お母さんのことを問いかけて。
何年も前に病気で。それからは母代わりの長女。
長女「あ、釦、とれかかってますよ」
男性「え?ああ」
長女「脱いでください。すぐにやりますから」
男性「ええ!?」
長女「ほら、早く!」
釦を付け直してもらって。二人の間にちょっと微妙な空気。
ダニーボーイのピアノの音色が響いてくる。
回想「ねえ、どうして僕にはお母さんがいないの?」(子供の声)
男、ひとりで佇み、履いていた靴を玄関に持っていって、
長女が見ていたアルバムを、見ようか迷ったり、
いい奴な感じがでてくる(小栗くん絶賛の横田さんのお芝居です)。
みんなで片付けが終わり、男も泊まることになり、次の朝。
朝ごはんを一緒に食べることになる男。
試合なので、急いで出かける長男。次女も出かける。
男性「おい、自分に自信持って。君には・・・俺がついてる」(会場・笑)
次女「・・・じゃあ、行ってくるね!」
朝ごはんを食べ始めて。
長女「なんですか」
男性「いや、あのう、大変美味しい朝ごはんです」(会場・笑)
長女「ありがとうございます。あ、ごはんついてますよ」
(男の口元についたご飯をとって、なんと食べてしまう長女)
男性「え?ああ!すいません」(会場・笑)
男、長女が合コンに行かないことを聞いて、恋人とかがいないことを確認。
男性「僕は男で、あなたは女。ということはつまりそのう、でしたら!」頭を下げる。
ここで暗転。ガラス越しに見える廊下にスポットライト。校庭のざわめき。
次女と、バスケ部の先輩が立っている。
次女「2年1組の小林あやかって言います。付き合ってくださいとか言いません。
    ただ先輩のことがずーっと好きでした!
    だからその気持ちだけ受け取ってください」
すこし申し訳なさそうに断って、振り向いて去っていく先輩。
ふたたび舞台。
なかなか頭をあげない男に、むりやりあげさせようとする長女。
本気ですという男。そこへ長男が帰ってくる。
長男「ただいま!試合、勝ったよ、試合、勝ったよ。すごくない?」
長女「ああ、おめでとう!ね、ね」
男性「おお、よかったなあ!さすが俺の弟だ」(会場・大爆笑)
長女、ちゃんと聞いておきたい、男へ、ヤミ金融の人?と尋ねる。
男性「え?え?ちょっとちょっと違う、やだな。そんなんじゃないんだって俺は」
長女「じゃあ、なんなんですか」
男性「・・・寿司屋だよ。寿司屋」(会場・笑)
長女・長男「寿司屋!?」
長女「え?あ?え?あの?じゃあ、2000万っていうのは?」
男性「2000万?違う、違う、2000円、上にぎり一人前」(会場・笑)
長女・長男「2000円!」
だから家まで売らすのどうかと思ってたとか、苦しい弁解を始めた男。
長女にお金を突きつけられて、お返しします!と言われる男。
そこへ次女が帰ってくる。
次女「いやあ、やっぱ、だめだった。でもいいよね。もう会うことないし。
    ああ、でもほんとすっきりしたあ。なんか授業受ける気分でもなかったから、
    帰ってきちゃった。さ、荷物まとめようっと!・・・どうしたの?」
長女「実は、ねえ」
次女「いやあ〜!」
男性「じゃ、じゃあ、俺も弟にしてよ」
軽快な音楽。
ここで終わりです(笑)。温かい拍手に囲まれて、カーテンコール、2回。
手招きしてみんなを迎える、小栗くんの笑顔が優しくて素敵でした。
小栗くんは黒の上下、バスケのユニフォーム姿です(笑)。


放送では、合間、合間にCM、小栗くんと横田さんのお話が入りました。
堂々している三人。 
横田さんが「ひとりど下手な人が混じっている。ど緊張してる」と言うと、
横田さんが集中して、どうにかしよう!という気持ちがそうさせると、
僕としては嬉しいと、小栗くんは言っていました。
男性は生まれてこのかた、お母さんのことを知らない設定。
「旬の演出、冴えてた」と横田さんに誉められたり、告白のシーンはラジオでは、
全くわからないこと。稽古ではひどい振り方で、評判が悪かったので、
少し心ある振り方になったそうです(笑)。その先輩は、
すごくモテていて、3日に1回くらい告白されていて、ちょっと告白っていうものに、
うんざりし始めている男っていう、「俺、バスケに生きてっから」というタイプを、
小栗くんなりに演じたそうです。
横田「綺麗なシーンでしたよ」
小栗「あ、そうですか」
横田「こっちから見てたら」
こういう演劇をラジオで流して凄いいい挑戦だったと言う横田さん。
不思議なラジオだったという小栗くん。小さな一歩と言っていました。
そして小栗くん、横田さん、演劇部の三人によるトークショーが流れました。
楽しかったという三人。お客さん入っての演劇だなあと思ったという横田さん。
素晴らしかった三人。身体動かすことでわかることがあると、
小栗くんに言われていたが、それを実感出来たというちひろさん。
身体を動かしながら、やるのが大変だったという草薙くん。
小栗監督の指示が凄くて、ちゃんと動けるようになりましたというあやかちゃん。
それに対して、恥ずかしそうな小栗くんでした(笑)。
初演出の感想を求められた小栗くん。やりやすい4日間。
一度言ったことは誰も忘れない。
小栗「みんな三人とも一回こうしてほしいって言ったことを、
    絶対次にはなおっているので」
横田「三人とも?」
小栗「三人とも」(会場・笑)
ということで、横田さん、最後に台詞を間違えたことをバラされて、
上にぎりは、2300円だったそうです(笑)。
そして私に感想を聞かれました。拍手までいただいて、ドキドキしてしまって、
上ずった声で恥ずかしかったのですが(笑)。
自分の原作がお芝居になるだけで夢のよう。
重くならず、軽やかに素敵な作品になっていた。演劇部の皆さんが、上手くて驚いた。
プロの方とプロではない方が一緒のお芝居初めて見たのですが、
素敵で感激している。廊下のシーン、よかったです。
はい、言いたいこと全部言ったねと息子に言われて、付け足しのように言った、
廊下のシーンのことを一番言いたかったのではないかと言われました(笑)。
そのときは自分で言うだけでせいいっぱいで、小栗くんがどうやって答えたか、
覚えていなかったのですが、ちゃんと最後は笑いながら、ありがとうございますって、
言ってくれてましたね。とても嬉しかったです(笑)。
他にも、女の子が、伝わってくるものがあって、もっと演劇が観たいなと思ったと、
感想を言われていて、小栗くん、嬉しそうでした。そして小栗くんは、
目が合ったという男の子に(私の前に座っていた人です)感想を振っていて、
男の子、一生懸命答えていて、小栗くんが楽しそうに、その子をいじってました(笑)。
その男の子は、出てみたいと言っていました。
最終的にはイマジンスタジオを抜け出して、下北沢あたりの劇場でやりたいと、
小栗くんは言っていました。
もう一度、演劇部の皆さん、そして横田さんへ拍手をおくって終わりました。
すみません。続きはまた明日書きます。