風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

そしてなにより源治が美しい

初夏のようです。
konakoさんから教えていただきました(ありがとうございます)。
「CINEMA SQUARE vol.18」 その他の特集に「花より男子ファイナル」とあります。
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refBook=978-4-89198-759-6&Sza_id=MM
山りんさん、みにーさんから教えていただきました(ありがとうございます)。
日曜日夜6時からの「笑顔がごちそうウチゴハン」の中で、
味の素の「母乳とうま味」のCMが流れました。私も見ました。
「Do You Know umami」HP(アンテナに入っています)の、
ADギャラリーにもUPされました。
数人のお母さんが赤ちゃんに母乳をあげているので、
菊苗博士は、ずっと帽子で顔を隠したまま、うま味の説明をしています(笑)。
最後は赤ちゃんにメガネをとられたりして、とても可愛いです。
小栗くんも赤ちゃんも(笑)。相変わらず帽子を持つ手も綺麗です。
先週はたまごかけご飯の30秒CMが流れました。
「ウチゴハン」は注目かもしれませんね(笑)。


そしてやっと「クローズZERO」本編を観ることができました。
映像が灰色、黒、赤、澱んだ緑色を帯びたような空気感。
統一感があってとても綺麗でした。そして戦いの後、
最後の最後でトーンが変わって、眩しい緑とともにまた新しい戦いへ。
エンドロールの入り方も素敵。
音楽もとても格好よく使われていて、高揚感があります。
拳さんが切なくて、伊崎が格好よくて、牧瀬が男らしくて、
ちゃんと熱いものが伝わってきますよね。
そしてなにより源治が美しい。
以前、三池監督の「スキヤキウエスタン・ジャンゴ」を観たときに、
義経役の伊勢谷さんが凄く美しく撮られていて、三池監督は、男優さんを、
とても美しく撮る監督だと、どこかで読んだことがあったのですが、
源治もその例にもれず、本当に美しく撮られていましたね。
美しさっていろいろあると思います。
透明感があって、幻のようで、絹糸のような美しさから、
泥だらけでも、血だらけでも、その瞳のぞくっとする美しさ、
残酷な匂いの中の、気高さ、孤高の美しさ。
源治は完全に後者ですが、カリギュラも後者になりますね。
その美しさは、素晴らしい美術とともに、
映画人が作った映画として、不良映画にもかかわらず、
安っぽくならず、思いを込めて撮られていました。
そして源治自身がとても魅力的なんですよね。
世間知らずで、わがままで、短絡的で、
でも思いやり、優しさ、可愛さもあって、カリスマ性もある。
そして、より強いものへ向かっていく強さ、潔さ。
監督さんの「勝てないものに、向かっていくときが、一番綺麗なんだ」
この言葉を実証するような源治で、
拳さんの「おまえは俺にとって夢なんだよ」が心に沁みます。
歩き方も大股で格好よく、アクションシーンもスピード感があって惹きこまれました。
前に小栗くんはラインが綺麗だと書いたのですが、
顎の線から、首筋、肩のライン。背中から腰へ長い足へ向かうライン。
綺麗ですよね。細身の源治の研ぎ澄まされた感じが余計に際立ちました。
高い校舎を見上げる背中。打ちのめされて倒れたときの横顔、その閉じた瞳。
起き上がろうとしたときの、華奢な細い手首。担がれた長い足。
自分がやられた方がよかった・・・その眼差し。荒れたときの寄せ付けない目。
乱れた黒髪、仲間の身代わりになるときの美しく強い瞳。
後から後から降りそそぐ光る雨粒、流れる血の赤、襟元の赤。白い肌。
長い指でかきあげられる濡れた黒髪。
その髪を首筋をゆっくりと伝って落ちるその雨の滴。
本当に、セクシーで美しい源治でした。
そして小栗くんならではの繊細さが、源治の中にも息づいていて、
それがまた愛しさへ繋がりました。
さて皆さん絶賛のメニュー画面は、予告を見たときのような、
高揚感があります。曲にぴったり合った編集が見事。
白いベルトから首筋へ、そして全体が映っていく、
源治に心持っていかれます(笑)。