風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

螺旋を描く朝顔のように

今日も爽やかに晴れました。
メールにて教えていただきました(ありがとうございます)。
小栗くん、2004年7月に、一部地域で放送された深夜ドラマ、
「ハングリーキッド」に出演しているのですが、そのHPにあった、
番組紹介の動画がみつかりました。
http://jp.youtube.com/watch?v=6Cbcm3hcQlw&eurl=http://guideme.jp/ranksearch.php?search=1&keyword=%BE%AE%B7%AA%BD%DC
この動画、好きなんですよね〜。また見られて嬉しいです。
小栗くん、はっとするほど色が白くて、もう顔はもちろん、
手も腕も指先も、その細い足首も、抜けるような白い肌で、
その上華奢で、少年っぽくて、本当にものすごく綺麗な男の子です。
眠そうに、草履をいじながら、ゴソゴソしていて、可愛いんですけど、
でもときどき見せる強い瞳だったり、繊細な瞳だったり。
こんなに綺麗な男の子で、普通の生活はできません(笑)。
役者さんになるべきです。なりましたけど(笑)。
このあと、初演の「お気に召すまま」だと思うので、21歳のころですね。
ということで、さらに遡って、16日のコメント欄で、璃佳さんが「ハムレット」を、
観たいと仰っていましたが、私もwowowで観ただけなのですが、
定期的に紹介している動画があります(笑)。ご存じの方も多いと思いますが、
今も見られることが奇跡のようですが、その「ハムレット」稽古風景の動画です。
ずっと下へスクロールして、「ハムレット」のところの「稽古場風景2」を、
クリックしていただけると、1分50秒くらいで、小栗くんが出てきます。
http://www.bunkamura.co.jp/broadband/movielist/movie_cocoon.html
この蜷川さんの「小栗、登場」の笑顔が、本当に可愛がられているなあ、
期待をかけられているなあって伝わってきて、胸がいっぱいになるんですよね。
小栗くんは、無造作に髪を束ねながら、現れて、その高い背と華奢な背中、
スッとした佇まい。ここが小栗くんと蜷川さんとの原点なんだなあって思います。
その後のシーンは、wowowでは、両手をひろげてまわりながら登場するシーンに、
なっていました。ハムレットの対極にある太陽の光のようなフォーティンブラス。
それこそまだまだ拙いですが、でもその颯爽として、まっすぐな雰囲気は、
とてもよく出ていたと思います。
その上にある小栗くんのインタビューは、本当に青い小栗くんですが(笑)、
陽の光に眩しそうに答えながらも、そこにいられる喜びが静かに伝わってきます。
ハムレット」では、カーテンコールの最後の最後、お辞儀をして、
舞台を後にするのは、フォーティンブラスを演じた小栗くんでした。
爽やかにお辞儀をして、そのコートの長い裾を翻し、初々しく去っていきました。
ハムレット」は、2003年11月〜12月の公演なので、20歳のころの小栗くんですね。
あれから4年。
2007年11月に、初のタイトルロール「カリギュラ」を演じて、
カーテンコールの最後の最後、胸に手をあてて、丁寧にお辞儀をして、
舞台を去る小栗くんがいました。同じシアターコクーンで。
この4年間の成長ぶりは素晴らしいですよね。
春、夏、秋、冬、朝、昼、夜、幾度も過ぎて、
いろんな小栗くんが通り過ぎました。
でもいつも自分を見失わず、真実を見極め、
迷いながらも、悩みながらも、前へ上へ進んでいく小栗くんがいました。
そう螺旋を描きながら成長する朝顔のように。
若村さんの比喩、秀逸だと思います。
小栗くんは決して器用ではないけれど、でも気がつくと、
すでに前に進んでいて、それは不思議と泥くさくなく、サラッとしていて、
その軽やかさも好きだったりします。
まだ朝顔は蕾ですよね。どんなに見たこともないような、美しい花が咲くのでしょう。
その貴重な上質な時間を、大切にみつめてこられたこと、
本当に嬉しく幸せに思います。いまさながらに、感謝したいです。