風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

ひとりの人間としても、一表現者としても

今日も暑いです。
こなこさんから教えていただきました(ありがとうございます)。
「クローズZERO」9月にwowowで放送だそうです。
http://www.wowow.co.jp/program/#movie
滝谷源治にも無性に会いたくなるときがあります。
でもどう考えてもあんなに美しい不良、どこにもいないですよね(笑)。
pantonさんから教えていただきました(ありがとうございます)。
その「クローズZERO」2の方が、コラボの記事です。
http://gbring.com/sokuho/news/2008_07/0719_outsider.htm
読んでもよくわからないのですが(笑)、第2弾のキャストなんですね。
ikeさんから教えていただきました(ありがとうございます)。
小栗くんのインタビュー。“自問自答を繰り返す小栗旬の飾らない進化論”
http://www.varietyjapan.com/interview/oguri_p01.html
深いインタビューです。
やっぱり小栗くんにとって、舞台は大きいなあって思います。
「宇宙でいちばん速い時計」観てみたかったです。そして、
“今までは、来た仕事を全部やっていたんですけれど、
これからはなぜ自分がやるのかという意義のある作品を選んでいきたい。”
これはとてもいいことだと思います。
実は、今日、「BARFOUT!」と「Cut」も届いて、いっぺんに読んでしまったので、
ちょっと飽和状態なのですが(笑)。


まず「Cut AUGUST 2008 No.233」
カラー10ページ。そのうちインタビューが3ページ。
写真は、ベルベットのジャケット等が大人の雰囲気なのですが、
まだ到達しきれない感じがかえって魅力的・・・みたいな写真です(笑)。
そしてインタビューを読んで思ったこと。
私が何故、去年の24歳の小栗くんを魅力的だと思うのかというと、
さなぎが蝶へ変わるところだったのかなって思っていたんですね。
そういうときって、ついつい凝視してしまいますよね。
そして羽根を広げたところが、「カリギュラ」だったでしょうか。
その美しい羽根を持つ蝶は、
広い世界の自分の好きな花の蜜を吸おうと飛んでいったら、
君はこっちだよ、こっちのガラスケースの中の花の蜜を吸うんだよって言われて、
それが今かなとか(笑)。
そうやって考えると、実はまだ繭の中にいるのではないかなとか、
サイクルの速い商業的な渦の真っ只中にいる小栗くんの迷いは、
いかばかりかなって思いました。その中で自分を保つには、どうしているんだろう、
やはり小栗くんに舞台があるというのは、大きいことだろうなあって思ったり、
インタビューの中でも、“舞台が一番好きなので、舞台の仕事は、
極力入れたいなあと思ってるんですけどね。できて年に1本くらいっていう、
ペースなんで、できれば年に2本ぐらいやりたいんです”と、
小栗くんは言っていましたが、大賛成です!(笑)。
ただ迷いながらも、前へ前へ進もうとしているところは、とても伝わってきて、
それはひとりの人間としても、一表現者としても、これらの芸術を考えるものとしても、
さすが小栗くんだなあって思いました。
今日、中日新聞に、スポーツ選手が、ブログで日々の思いを綴るという記事が、
あったのですが、その中に、
イチロー選手も自分の動きを常に言語化する作業で技術を高めている”と、
書かれていて、少し似ているかなと思いました。
俳優というのは、特に言葉が重要性を持つ職業なので、
当然といえば当然なのですが、小栗くんは書くということではないですが、
インタビュー等で言葉にすることで、
もう一度、今の自分を縁取るというか、確認するというか、
そういうことをして、また前に進もうとしているのではないでしょうか。
そしてこれだけ日々、考え、感じていることが、凄いなあって思います。
自分はこんなふうに日々、生きてはいないなあって、大変だろうなあと思う反面、
羨ましくもあります。
私は小栗旬を大きく捉えた場合、まだ何もやってないって思うときがあるんですよね。
充分、いろいろな作品に出ているのですが、でもまだまだ出来る人ですよね。
限りない可能性も才能もある人だと思うので、
もっと冒険してほしいし、挑戦してほしいし、演じることを極めてほしいです。


「BARFOUT! August 2008 Volume 156」
是枝監督との対談でカラー2ページ。
写真は、セピア色で監督と二人。穏やかな表情ですが、
目に生き生きとした強さが見えて、それが嬉しかったりします。
是枝監督の「クローズZERO」を観た後、
“動きが終わった瞬間きれいに止まる。
美しい立ち姿を久しぶりにスクリーンで観ました。”という言葉が嬉しかったです。
“小栗くんは日常的な物語もやってみたい?”という言葉もあって、
小栗くんはこう答えています。“メチャクチャやりたいです。すごく興味があります。
何もないってことほど役者が恐れることってないじゃないですか。
そこに飛び込んでみたいなって思います。
どこまで表現者として行けるのか、自分の可能性は信じたいなって。”
私も是非是非、やっていただきたい。この頃、普通の役、観ていないですし。
是非、実現してほしいですよね。
それから是枝監督が、樹木希林さんのお芝居について語っているところが、
すごく感心しました。演じることは深くて、繊細ですよね。
是非、「歩いても歩いても」観てみたいのですが、
遠くの映画館でしか上映されていなくて、DVDで観ることになるかもしれません。
小栗くんは、“「クローズZERO」は、僕が初めてわがままに、
芝居をさせてもらうことができた作品なんですよ”と言っていましたが、
一概に言えないかもしれないですが、一流の監督さんほど、
役者さんを自由にしてくれてるような気がしますよね。
またいい監督さんと出会って、いいお仕事をして、
私たちにいい作品を届けてほしいなあって、素直に思いました。
これからの小栗くんが楽しみです。