風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

ことば

爽やかに晴れています。
こなこさんから教えていただきました(ありがとうございます)。
小栗くんの公式HPにもUPされましたね。
小栗くん、9月27日(土)、TBSラジオ「やべきょうすけのNEXTクローズ」に、
出演だそうです。今度はやべさんのラジオへ小栗くんが遊びに行くんですね(笑)。
「夢をかなえるゾウ」連続ドラマの記事です。
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20080918/1018835/?P=1
なんだかプロレス技をかけられていますね(笑)。
「夢をかなえるゾウ」PR番組もあります。
http://tvstation.jp/tvm/tal/cast/2185748.html
どんなに深夜でもいいので、こちらの地方でも放送してほしいです。


さて近々「蛇にピアス」を観に行こうと思っているのですが、
19日のこちらの新聞の夕刊に、「蛇にピアス」の記事が大きく載っていて、
タイトルは「言葉と俳優、尊重し演出」となっていました。
蜷川さんは、「演出は第二芸術。90%はまず言葉ありき、そして俳優ありき。」と、
仰っていました。今までの作品でもそうですが、原作に忠実な映像化を、
第一に考えるのは、「文字を書く人への畏怖の念」からだそうです。
そういえば、小栗くんも日常で使わない言葉が、
ふと出てきたりすると(たとえば、抗うとか・笑)、そんなところで、
やっぱり俳優さんだなあって思いますよね。
蜷川さんは、「蛇にピアス」にあたって、先日「めざましテレビ」で特集されたときも、
蜷川さんらしいインタビュー、言葉の数々で、やはり文学的だなあって思いました。
そのとき、少し小栗くんも映っていました。
小栗くん、藤原くんとも、チンピラ役が楽しそうで(笑)、
あの「GYAO」の動画の中で、二人で楽しそうにインタビューを受けていたときは、
小栗くんは、「蜷川さんの前で、普通の言葉を喋るのは初めてなんで、
それはびっくりです」と言っていましたが、そういえばそうですよね〜。
本当に、小栗くんからもたくさんの言葉を聞きました。
シェイクスピアの言葉、カミュの言葉。
飾らない正直な言葉、お茶目な言葉、そして嬉しい言葉。
彼の中にたくさんの言葉が蓄積されて、そして彼はどんどん深くなっていく。
では秋の一日、谷川俊太郎さんの「ことば」という詩を。




ことば


問われて答えたのではなかった
そのことばは涙のように
私からこぼれた


辞書から択んだのではなかった
そのことばは笑いのように
私からはじけた


知らせるためではなかった
呼ぶためではなかった
歌うためでもなかった


ほんとうにこの私だったろうか
それをあなたに云ったのは
あの秋の道で


思いがけなく ただ一度
もうとりかえすすべもなく