風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

オールナイトニッポン第104回

よく晴れました。桜は少しずつ散り始めました。
ララさんが「ムサシ」を観劇された感想を、BBS No.3098にて、
書いてくださいました。ありがとうございます。読んでみてくださいね。
舞台の醍醐味を感じられたんですね。
そしてやはりBBS No.3099にて、ヘレンボナムさんが、
キネマ旬報」最新号、小栗くんが表紙のものについて、
紹介してくださいました。こちらで表紙は見られます。
http://www.kinejun.com/kinema/index.html
グラビアの記事は、ベテラン映画評論家の渡辺祥子さんによるもので、
かねてより二枚目俳優評論はお得意の分野だそうで(笑)、
俳優小栗旬の持ち味を、「清潔感があるのに陰がある」といい、
暴力なら「ファイトクラブ」のブラッド・ピットのように、
野心を重ねて破滅していく「太陽がいっぱい」のアラン・ドロンのように、
更に奥行きのあるドラマで彼を見てみたいと言及されていたそうです。
太陽がいっぱい」のアラン・ドロンのような役、観てみたいですね〜。
是非、読んでみたいと思います。


さて昨日の「とくダネ」には出ませんでしたが、
今日の「とくダネ」に小栗くんのインタビューが、少し流れました。
そして「スーパーニュース」では昨日、小栗くん、三池監督、山田くん、
高岡くんのインタビューが流れたそうで、ままりんさんがその様子を、
昨日のコメント欄に書いてくださったので(ありがとうございます)、
読んでみてくださいね。笑いが絶えなかったそうで、皆さん、楽しそうですね。
こちら東海地方は、「スーパーニュース」は、17時30分からしか始まらないので、
どちらにしろ、芸能コーナーは見られないのですが、
でも、公式では金曜日になっていますね。
どうも、公式、東宝とも、情報が不正確なようなので、
そのあたりを気をつけてみてくださいね。
それで、「とくダネ」ですが、フード男子で、入ってくるところも見られて、
素敵だったのですが、インタビューはほんの少しでした。
でもこの言葉が印象的でした。「クローズZERO 2 」について。
「はっきり言って意味がないことをしているじゃないですか。
 ただみんなの意地のぶつかりあいだったり、
 要は俺って、何なんだよっていうことのぶつかりあいていうことが、
 やっぱり今の時代、ここまでむき出しにしている人はそうないと思うので」
よくわかっているなあって思いました。
こんな生き方をしろなんていう言い方はしないが、
何かに向かって突き進んでいく思いみたいなものを感じて、
明日からの活力にしてほしいとも言っていました。
もっと話している感じだったので、
もう少し長くインタビューを流してほしかったですね。
そして昨日に引き続き「ひるおび」は、
ハーレムのことを嬉々として話していたり(笑)、
マナーCM のことも取り上げてくれて、よかったです。


さて「オールナイトニッポン」第104回、聞きました。
駒沢公園、桜が綺麗。
地元の小金井公園の桜祭りで、お店を出すお好み焼き屋さんへ、
お手伝いに行ったりしていたときもあった。
最近ジョギングが趣味な小栗くん。
鋼太郎さんもシスターズのお芝居のとき、自宅からパルコ劇場まで、
歩いていっていた。歩いたり、走ったりすると、やるぞ!という気持ちになる。
この頃は走らないと気持ち悪くなってきた。習慣づいてきた。
そして三池監督がゲスト。小栗くんが監督のことを、
「ゆるいのに、鋭い」と言っていて、的確だなあと思いました。
やべさんのラジオにはよくゲストで出るのに、小栗くんのラジオには、
なかなか来てくれなかった。
オールナイトニッポン」子供の頃から聞いていて、敷居が高い。
三池監督との初の出会いは、「隣人13号」で役者として共演。
監督としては、「クローズ」の前に、「スキヤキ・ウエスタンジャンゴ」。
念願の三池監督作品だった。小栗くん、一週間、東京と山形を行ったり来たり、
撮影は3日間。4日間はお酒を飲んで帰ったのみ。
小栗くんについて、本番のときはいい顔している。それ以外はダメ、と三池監督。
「スキヤキ〜」のアフレコのとき、二人会って、
「クローズ」の主演、監督として決まって、大変だという話をした。
「クローズ」パート2、避けて通れない、逃げることは出来なかった。
逃げるわけにはいかない。やってみて、すごい作品になってよかった、と監督。
すべてのキャストが変わらず出来てよかった、と小栗くん。
ここでいつものありがちな5つの質問。
1 もともと映画監督になるつもりはなかった・・・YES
2 どんな作品を撮るときも必ず決めている自分のルールがある・・・NO
3 依頼されればどんなジャンルの映画も撮ってみたい・・・YES
4 自分が俳優として出演して、ダメ出しをされるとかなりへこむ・・・YES
5 小栗旬と再びタッグを組むならやってみたいことがある・・・YES
ダメ出しについて、小栗くんは、へこむがすごく好き、
逆にむしろされたいと思うタイプ。
自分のもともとのイマジネーションだけではここまでしかいけないけど、
それとは全然違う生き方をしてきてる人から言われたことがプラスされたら、
もっと振り幅が広がる。
1について、たまたま行ったのが映画の専門学校。
監督になろうと思ってなってない。
今、映画を勉強してます(え?笑)。初監督は30歳。
2について、NOルールがルール。
3について、ジャンルは見る人が勝手に決めること。
映画そのものにジャンルは存在しない。
香取くんが、小栗くんへ「クローズ」について、
「これを学生ものという言い方よくない。不良ものというより男の話。
 そういうくくりで言っちゃいけない気がする」と言ってくれて嬉しかった。
4について、俳優には憧れるが、自分には無理。やってみたい思いもある。
でも三池監督が現場で、俳優さんに伝える芝居はうまい。
蜷川さんも1分だったら、超いい俳優なんだと言って、芝居を見せる。
5について。
三池「これはなんかね、いつか、やれればなあというふうには思うけども。
    要はこう、具体的な作品、タイトルとかということではなくて、
    やっぱり普通、出来ないもの。で、エロチックなもの。
    で、映倫とかなんかっていうのを、超越しちゃってるもの。
    こういう映画があってもいいんじゃないのっていいながら、
    それを見ると、なんか魂が揺れちゃうような。映画そのものの可能性、
    今はもう映画ってこんなもんだって、みんな決められて、
    その中で作ってるけど、ほんとはなんでもありなわけでしょ。
    そういうのを、なんていうのかな、何も持ってない人間たちが、
    何でもありっていうんじゃなくて、全部持ってるのに、
    あえてこれだ、みたいな。持ってるから出来るっていうようなことが、
    出来ればな、っていうふうには思う」
小栗「面白いですね」
三池「1本くらいなんかね。せっかく監督になったんだし、
    なんかこれ!っていうような、なんかものが作れると、
    いいかなって。そのために今、いろんなところでいろんなものを見て、
    力をちょっとずつつけて、それでどっかでどん!って出せると、
    いいなっていうふうには思ってる」
小栗「へえ〜。俺もそれまで頑張ろう」
これは嬉しい言葉でしたね〜。気持ちはとても伝わってきます。
三池監督は、何かと滝田洋二郎に近づいてきたとか、
オスカー像、溶かしてみたいとか、皮肉屋さんで、
誰、こんなアウトローな人、呼んだの、と小栗くんに言われていたり、
話し方もユーモアもあり、柔らかく気さくな雰囲気なんですが、
やはり一筋縄ではいかない感じで(笑)、
屈折している部分、逆説的な部分、既存のものを壊していくパワー、
構築するパワー、鋭利な切り込む角度、すごい映画を作ってくれるのではないかと、
期待が膨らみました。
「クローズ」について、大変だったのは1本目。
パート2は攻めた。迷いなく作れた作品だけが持てる力がある。
モニターを通して初めて源治に会った印象は、
「凄くわくわくする、嬉しい。いた!これだ!」
“嬉しい。いた!これだ!”って素晴らしいです。
最初は屋上に立っている立ち姿。撮っていて、理由は定かではないが、
撮るという行為が嬉しくなる。
三池「みんなその男たち。普通、なんていうのかな、女の子撮っていた方が多分、
    男としては嬉しいんだよね」
小栗「んふふ、まあ、そうですね」
三池「でもね、全然違うんだよね。なんかそれまでに撮っていた男と、
    違うものを撮ってるっていう、なんかドキッとするものがあって、
    嬉しいんだよね。撮ってることが」
ドキッとするというのは、なんとなくわかって、そういう映像だなって思います。
パート1、2、生身の役者の光りかたが違う、絵では表現できないこと。
生電話の相談コーナーも、滝谷源治の弱点を探せのコーナーも、
三池監督は参加してくれて、
小栗くんに直してほしいところは、人柄とか、冗談も言いつつ、
そしてエンディング。三池さん、最後までお付き合いしてくださいました。
「クローズZERO 2 」は面白いというかいい映画。お楽しみに、ということです。
やはりクリエイティブな仕事をしている方の話は面白いですね。
小栗くんと三池監督の親密な感じもよく伝わってきました。
そして今夜は「ゴチになります」ですね。
私の予想としては、お支払いはしていないように思うのですが、
どうでしょう(笑)。楽しみですね!