風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

奏 小次郎 オーランドー

爽やかな秋晴れです。
mkingさんがBBSにて、年賀状のイメージキャラクターCM 撮影風景、
インタビューの動画を紹介してくださいました(ありがとうございます)。
You Tube からです。見てみてくださいね。
同じものが、Yahoo動画でも見られます。
【 Yahoo動画 小栗&榮倉が年賀状のイメキャラに 】
撮影中、こういうやりとりがあったんですね。
そして第2回の視聴率も、18.2%と好調が続く「東京DOGS」、
そのHP、勝地くんのインタビュー等、いろいろUPされていますが、
東京DOGS スパイシーホットドッグ」の記事が面白かったです。
【 東京DOGS HP 】
全国のサークルKとサンクスで、10月27日(火)から11月9日(月)までの、
2週間の期間限定発売。
“奏とマルオの迷コンビを、2種類の具材で表現。スパイシーチリソースは、キッチリしたエリート刑事の奏を、レンジすると溶けるチーズは、軟派な刑事、マルオをイメージしています。また、刑事ドラマらしく、「星(☆)」型のチーズを1つ、中央にのせました。刺激しあう2人の関係性を、ドラマ同様にお楽しみください。”
いろいろこじつけな感じもしますが(笑)、星型のチーズ、可愛いですね
一度、食べてみたいですね。


さて昨日はその「東京DOGS」のリピートと、DVD「ムサシ」がまだ特典DISCしか、
観ていなかったので、本編DISCの方を観ました。
やっぱりね、小次郎がとても愛おしい・・・(笑)。
東京DOGS」の脚本の福田さんは、「ムサシ」をご覧になられて、
高倉奏は小次郎のような感じでと仰られていたんでしたよね。
奏くん、小次郎のようなところ、ありますよね。
はなここさんも書いていらっしゃいましたが、あの男の子に闘い方を、
教えるシーンは、小次郎が皆に太刀の扱い方を教えるシーンにも似ていました。
真面目なのに、可笑しい、可愛いというところも似ていますね。
そして「ムサシ」というお芝居は、本格的に何度も、
決闘シーンがあるわけではないので、
どうやって、剣豪に見せるかというと、あの形ですよね。
低く腰の安定した構え方とか、刀の持ち方、振り方、
そういうところの形が美しいと、説得力がありますね。
そういう点では、武蔵も小次郎も、とても凛として綺麗で、
まさに剣豪という雰囲気がよく出ていたと思います。
そしていつも最後の平心さんの言葉にジーンときて、幕は閉じられ、
その後、そのDVDにある「作品紹介」の、
アンティフォラス、エアロン、オーランドーを観て、
胸がいっぱいになってしまいます(笑)。
あの初演のオーランドーのどこか凄いって、
21歳で、今より全然メジャーじゃなくて(笑)、それは美しい青年でしたけど、
ただ本当に演劇に携わるちょっと不良っぽい普通の青年だったと思うんです。
その青年が、あのオーランドーになったとき、
こんなにもオーランドーだったんだと、普通の青年が一番出しにくい、
その気高さ、気品が、とても感じられたんですよね。
これはオーランドーに限らずですが、
蜷川さんが「小栗は黙っていれば貴族に見えるから」
「イギリスでも通用するある種の品のよさを持っている」と仰ってくださったり、
翻訳の松岡さんが、
“私が「この人は俳優として信頼できる」と思ったのは、「お気に召すまま」のときだ。
清潔感と潔さ、情感あふれる小栗の素晴らしい演技に感銘を受けた。”と、
仰ってくださったり、とにかく印象的なオーランドーでした。
ここで「ムサシ」に戻りますが、
小次郎があの高貴の血を引く「第十八位」ではないかと言われる場面。
あれはなまじ嘘ではないというか(笑)、なにしろ当て書きですから、
きっと井上ひさしさんは、小栗くんのそういう生来の品の良さを踏まえて、
書いてくださっていたのかな?って思いました。
本人はあまり自覚がないようですが(笑)、
なかなか持って生まれた品の良さって、今の時代、貴重ですよね。
高倉奏くんもどこかそういうところがありますし、
私は小栗くんのその部分が役に反映するところがとても好きです。
上質な品の良さがまた愛おしいと思えます。
そういえば「ムサシ」を観劇したときは、隅っこの席だったので、
ずーっと小次郎の背中を見る状態で(笑)、でもあの紺色の着物の、
垂れた長い髪、細身の肩、まっすぐな背中がとても愛おしく、
「連れて帰りたいなあ・・・」と漠然と思っていたのは秘密です(笑)。